見出し画像

高卒アラサーフリーター女が未経験からIT業界就職を目指しています

初めまして。Kです。
まずはこの記事を開いてくださりありがとうございます。

このnoteではタイトル通り、高卒アラサーフリーター女が未経験でIT業界への就職活動に奮闘する姿を記録していきます。
また、勉強した内容やIT関連のニュースも話題に取り上げていこうと思います。

今回は初めての記事ということで自己紹介が中心になります。

フリーターアラサーになるまで

私は地方の裕福ではない家庭の生まれです。大学受験期中に親から就職してほしいと頭を下げられ、やりたいことが特になかった私は、地元で事務職に就きました。

住み慣れた土地から車で数時間。友人どころか知り合いが一人もいない環境。アルバイト経験が無いために親族以外の大人との接し方が分からず、実家へ帰る度に親へ泣き言を吐き出していました。

そのまま定年まで勤め上げていれば有る程度の額の年金も約束され、生活に困ることはなかったでしょう。しかし受動的に進路を決めてしまった反動からか、徐々に仕事以外のことに注力するようになります。

それは芸術でした。

思い返すと、視野の狭さや精神面の未熟さから仕事場での人間関係をうまく構築できず、その憂さ晴らしをしていたにすぎません。ただその時は、自己表現できる世界が自身の全てを肯定してくれる唯一の場所であると錯覚していました。

20代前半から芸術家を目指しても遅くないと自分に言い聞かせ、無計画のまま仕事を辞めて上京しました。それからしばらくは専門学校の授業と課題に追われつつ、生活費を稼ぐために睡眠時間を削る毎日を過ごします。能動的に決めた目標に向かって努力をすることは、やりたいことがないままに仕事をするだけの人生より、よほど素晴らしいと信じていました。

学校を出て さあ本格的に活動を始めよう という頃に突然、コロナパンデミックによる足止めを喰らいます。ここで夢を諦めればよいものの、芸術家人生は波瀾万丈なものになると覚悟ができていたせいで、未曽有の厄災を少しのつまづきくらいにしか考えていませんでした。(今考えると全く冷静ではありません)

直ぐに活動を開始できるだろうと自粛生活を送る中で、数年かけてだんだんと夢から醒めていきます。活動が制限されても自力で作品作りをする人は、発信力・人脈の広さ等の形成にも注力してきた人たちでした。芸術の世界においては技術の研鑽のみならず、むしろそれらの短期的には手に入れられないものが重要であることに気がつきます。

こんな調子で高卒アラサーフリーター女の出来上がり。現在にも続いていますが、フラフラ生きていても贅沢しなければ生活を送ることだけはできてしまうんですね。

そろそろ考えないとやばいんじゃない?

「FPの勉強をしてみたら?」
浮き草のような生活をする私のことを見かねた知人Aから、以前そう提案されました。

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

日本FP協会 

計画という言葉から縁遠い人生を送ってきた私です。専用テキストに出てくる知識は、それまでの数年間では 触れなかった 考えないようにしてきた知識ばかりでした。

仕事を辞めなかったらもらえた年金額。子供一人を大学卒業まで育て上げるのに必要な養育費。親の退職金と実家の維持費、介護費用。

「もしかして…そろそろちゃんと考えないとやばい?」
他人のライフプランの手伝いなんてしてる場合ではなく、まずは自分の人生をどうにかしなくてはと焦りだしました。

知人AにFP3級認定試験の合格報告をすると、資格自体が目的ではなく、勉強する過程で、人の一生に関わるお金周りの知識を身につけてほしかったとのことでした。

狙い通りにちゃ~んと危機感を持つことができましたね!

持ち物が少ないから取れるリスク

さて、いざ就職活動をしようというところで、世の中にはたくさんの仕事で溢れています。今まで経験した事務職・サービス職で正社員を目指すことも一度は視野に入れました。

しかし就職活動をするにあたって私の場合は、「現時点より収入が下がるかも…」「履歴書に穴を空けたくないから、転職が楽な同業種で…」などと心配する必要はありません。

大卒の箔・専門性・人脈・配偶者・子ども・家・年収が高い仕事

上記のうち一つでもあれば、私も大きなリスクをとってまで仕事を選びません。
もちろん結婚や出産、親の年齢など考慮すべきことはありますが、あと10年は仕事と人生の安定化のためにかけられる時間的余裕があります。人より持ち物が少ないからこそ、思い切った進路の舵取りができます。

仕事選びにあたって、今後成長が見込まれる業界であることと、肉体労働でないことを条件に設定しました。

人材不足が叫ばれるIT業界

上記の条件を満たす業界で、未経験の受け入れが活発なイメージがあるのはIT業界でした。

数年前に注目された『2025年の崖』をご存知でしょうか。
経済産業省によるDXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~(2018年9月)で提示された言葉で、概要は下記のとおりです。

昨今、あらゆる産業においてデジタル技術を活用したビジネスの推進が求められている一方、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムを使用している企業も多数存在します。そして、企業がDXを推進していくためには、データ活用のために既存システムが抱える課題を解決していくことが求められています。

ただ、現状はDX推進を望んでも、経営や現場の抵抗に合うこともあり、どのようにDX推進を進めていくかという点が課題になっています。

このような既存システムが抱える課題が解決できない場合には、企業のDX推進において足かせになるだけではなく、デジタル競争の敗者になる可能性があります。さらに同レポート内では、2025年以降には、既存システムが残存することによる課題に伴う経済損失が、最大で年間12兆円(現在の約3倍)にまで増加する可能性が指摘されており、これを「2025年の崖」と呼んでいます。

三井住友銀行 「2025年の崖」とは?経産省レポートが示す問題点や対策方法をわかりやすく解説!

昨今よく耳にするDX化という言葉は流行りだと思っていましたが、これだけの経済規模が関わる話なのですね。このDXレポート中で挙げられている解決すべき課題のひとつに、IT人材不足が挙げられています。

具体的には、2030年時点で16.4 万人~78.7 万人と予想されています。 (IT人材需給に関する調査 経済産業省委託事業/2019年3月)

データとして示されている以上、人材の需要があるのは間違いなさそうです。
そして、営業やマネジメントのスキルとは別で、IT技術は勉強すればそのまま仕事に直結しやすいという利点があります。資格取得やポートフォリオに時間をかけた分のリターンを見積りやすいということは、未経験業界でのキャリアパスを考える上でありがたいことです。

以上が、私がIT業界を目指すに至った経緯でした。

終わりに

王道ではない道を歩んできたからこそ、現代社会でサバイブするために、これからもスキルアップと就職活動に勤しみます。

私と同じように、勉強に励んでいる方や、転職を考えている方、現状を変えようともがいている方のモチベーションアップに繋がれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?