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見えない世界

いつ死んでしまうかもわからないし、(さすがにコロナ後遺症で死にはしないだろうけど、交通事故とか突然死とかで)、出し惜しみしてもしょうがないから書きたいと思ったことは書いておこう、特にシグナルを送ってるような話は……と思ったので、今日は実際に聞いた話を書きたいと思います。

以前、家庭訪問型の子育て支援の仕事をしていて、色々なお宅に行った。あるハーフのお母さんから聞いた話で忘れられないものがある。
歌手のMay.Jさんに似た若くてきれいなお母さんで、赤ちゃんもそれはそれはかわいらしかった。

そのお母さんは小さい頃に霊感があって、おばけがいつも見えていたという。
ある程度大きくなるまでは、みんな見えていると思っていたらしい。
道を歩いていても、普通に生きてる私たちのようにいるんだそうで、「あ!あの人車にひかれる、危ない!」と思ったら、その人の体を車が通り抜けて行ったとか、家の中に霊道があり、スカートを履いた下半身だけの女の子が部屋でくるくる回って踊っているとか……。シュールですね。

聞いていていちばん怖かったのは、自殺をした人が何度も死んでいたという話。飛び降りて死んだのに天に行けず、苦しいから何度も飛び降りているのを見たのだそうだ。
他にも、首にロープがかかった人も見たとか。死んだのにさまよっている霊が多くいるんだそう。

そのお母さんは、こんなものが見えるんだと親に話しても全く取り合ってもらえず、ウソをついてると怒られ辛かったのだという。見えるだけで何もできず、怯える毎日。
大きくなってだんだん見えなくなったらしいが、本当に怖かったのだと話していた。


私には霊感はないし何も見えなくてよかったと思った。
そして、苦しいからこの世から出ようと自殺しても、結局楽になれないなら、やっぱり自殺ってしないほうがいいんだなと強く思ったのを覚えています。


苦しくても生ききりたいものです。

なんとか乗り切ったら、きっとその先に予想もつかない、思いがけない景色が広がっているんじゃないのかな。実際私はそうだった。自分の中から生まれるものを含めて、そこで何が見えるのか楽しみに、やりたいことがあればやって、行きたいところがあればどんどん行けばいい。
いつかは老いてできなくなるのだから。



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