『朗読 大人向け読み聞かせ』岸田國士/記憶のいたづら

セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

《あらすじ》

鈴木博志と妻の順子は、やや晩婚でロマンチックな思い出はなかったが、平穏な暮らしを送っていた。
そんなある日、妊娠中の妻の順子に
予定日より早く陣痛がきてしまう。
病院へ行く間はなく、慌てた夫は近くの産婆を探すが、以前から名前が気になっていた「産婆大野登志」という看板を思い出す。それは彼の遠い記憶にある名前であった。
無事、産婆の大野登志を探し当て、妻の順子は元気な女の子を出産し、
鈴木博志は、改めて、大野登志に郷里についてや、過去の自分との関わりについて訊ねる。そして、懐かしくも
淡い憧れの記憶がよみがえる、、。

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