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2か所の農家訪問

ペルー386日目(/12日目)、任地351日目(/4日目)。金曜日。(花金だ~~~!!)
今日は2か所の農家訪問の後、JICAの健康オリエンに参加しました。

カウンターパートがとある農業組織に連れて行ってくれるということで朝から出発。途中、懇意にしてくれて今回の活動でも対象としている農家さんに会いに寄り道しました。交通手段があるというのはなんてありがたいことなんでしょう、、。!そして今回は活動始めてたったの3日でいろんな農家に会いに行けていて、前回の任期ではありえないスピード感でびっくりしている。前回は農家に会いに行きたくても交通手段がなくてもやもやと役場のオフィスでただ時間だけが流れることが多かったので。。。ありがとう、カウンターパート。。!

話はそれましたが、まずは1軒目の農家へ。とても久しぶり!でも久しぶりに全然感じないほど変わってない!研修でも学んだメタ・ファシリテーションの手法を使って事実を聞けるように心がけてみました。
私が質問をする前に色々話してくれたのですが
・今は農家組織の集まりはほぼない(みんな来ない)
・物価高の影響を受けて困っている(例えば栄養剤が80ソルだったのが280ソルになったり)
・季節が涼しい影響で作物が良く育っていない(レモンもマンゴーも)
などの話を聞けました。この農家、農家組織にはまた後日訪問することになりました。

2軒目はとても組織がしっかりしている農業組織へ。ここも車がないといけません。知り合いもいたので簡単に自己紹介すると、相手側から「こういうことがやっていきたいのに、機械が足りないんだ。」という話。前に来た時も機会の話をされて、そのときは私は悲しくなったのですが、(参考記事↓)

今回の私は一味違います。あの時は、出会う人たちに警戒心があって私自身にも悲壮感があって、彼らの想いをそこまで受け止めきれず、そういう風に思われて(日本人が来たから機械を買うためのお金を出してくれるだろう)残念だなーくらいにしか思っていませんでした。今回は、確かにお金は出せないし、本当に彼らがやる気があってちゃんと管理ができるかも見て行く必要があるにしても、彼らがそれを使ってどうしていきたいのかを聞くことができました。

ある程度までは今の設備で行ける。でもそれ以上ができないから規模も拡大できない。規模を拡大していくことは近くのほかの農業組織の農家たちを救うことができる。私たちの事業は私たちのためだけではなくて、この町の2万人の人に影響を与えると思う。そんな話を聞きました。

それを聞き出せたことが、まずよかったし、それを横で聞いていたカウンターパートが資金繰りの調整をしようといろんな話をし始めてくれて、国にあるproconpiteという資金調達手段を使えないかという話をしていました。ちゃんと申請して選ばれたところには国の予算を使った助成金を使えるそうです。

これについても、以前の私だったらよく理解できなかったのですが、コロナで帰国した後福島に行っていろんな助成金の形を見てきました。国からも県からもいろんな助成金が地方に落ちて、それを使って活動する農家や地域の人たちの暮らしがあることを知りました(そもそも都市の人はなかなかそういうものに出会う機会がないのでそれまでは知らなかった)。なるほど、助成金申請か、、、!福島で私もやっていました。

ということで、彼らとしては①この国の援助をもらえないかの申請を私のカウンターパートとやること、②日を改めて私と予定を調整してまた観光資源化の活動や私が知っている資金調達手段についての情報交換、の2つをやっていくことになりそうです。

私は文系大学出身であまり専門という専門がないので、何かを教えて!と言われると何を教えていいかわからなく、以前だったら私話すことないよ~的になっていたかもしれないですが、今回の私は違います(2回目。笑)。そうだとしても、何かしら彼らにとってのヒントになるものが提供できるだろうと自信があるので、しっかり準備して、また彼らとのミーティングに備えたいと思います。キリッ(`・ω・´) 
(☝昔こんな顔文字あったよね、爆笑…(きっと今もある笑))

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