日本の真面目な入学式
こんにちは!バリ島発オリジナルバッグ sisiの生島です。
なんとバリ島ウブド育ちの息子が日本の公立高校に入学しました。
高校の入学式って、もう参加しなくて良いんだっけ?
なんて、思っていたのですが「出来る限り保護者も一緒に」というお知らせが来て、「平日に来れない人も多いだろうけれど、行けるから行ってみよう」と興味もあるし、行って参りました。
我が家はちょっと特殊な環境&帰国して間も無い息子でもありますし。
さて、入学式。
一言で感想を言うと…
厳かで静かで面白い要素ゼロの形式を重んじるもの
でした。
まず、私が皆さんにお伝えしたいのは、批判したい訳では無く、「入学式」って そういうもんなんだなぁ、という思いがある…(私&息子は浮かれたバリ島在住者という事実がここにある)
そこには「違い」があり、すっかりバリ島の方のに慣れてる私としては、とても新鮮でした。
起立!
礼!
着席!
息子は奈良の地元の中学校に通い始めた時「これ(起立礼着席)が一番面白い」と言ってて、そんなものかな…と思っていました。私はやってきたので…
でも、中学校の卒業式や高校の入学式で、これをやって(父兄も)実感しました。確かにこれは面白い(ワハハ!の面白いではなく、興味深いという意味で)。
何回も立って、見えない相手に礼をして(遅く着いたから一番後ろで座ってた)、相手にはそれが見えるわけでは無いのに、それをする。 声はマイクだから聞こえるし… 校長先生が、何度も登壇するのも面白い。ずっとそこに居たらダメなのか??
国旗と学校旗に頭を下げるのも興味深い
拍手も決まったタイミングで始めて終わらなくてはならない。
息子の学校の入学式は中高同時に行われ、中学部への新入生代表の挨拶も聞くことが出来ました。
親御さんが渾身の力を込めて作ったであろう、まさかこの前まで小学生だった少女が使う訳のない単語と言い回しを駆使した割と長めのスピーチを聴きました。
校長先生を始めとする沢山の人のお話は、No Joke!! クスリ、と笑う箇所もありませんでした。
多様性を重んじて、国際的な感覚を身につけよう!というのがコンセプトの学校のために、チラホラ(と言っても3組ぐらい?)と外国人の親御さんも。
日本に慣れていたら、良いけれど、この笑いや、ワクワク感の一切ないCeremonyというのは皆さんにどう映るのでしょうか。
でも、考えてみたら、日本の儀式には笑いもワクワクも要らないのでは?
慣習にならって淡々と、いや、粛々と?行われる儀式こそ、日本らしくて正しいのでは?と途中から思って、しみじみしていました。
当の息子も同じように感じていたみたいで、ツッコミどころが同じでしたが、最後には「あれで良いんだよ、日本の入学式は、多分」と。
吹奏楽部の生演奏だけが、何か「生きている、変化のあるもの」(人気の曲を演奏したり)だったように思います。 帰る時に吹奏楽部の生徒さんたちと先生がいらっしゃったので「生演奏とっても素敵でした」とお声かけたら、とても驚いて「そんな事を言われるなんて!恐縮です!!!」と。生徒さんたちもとても喜んでいらっしゃって、私も嬉しくなったけど、逆に皆言わないの😂😂😂 私は褒めっ子クラブの会員なので、わ!と思ったら出来る限り伝えるようにしています。
あ、あと、近年、先生が生徒(学生)を呼ぶときに「君とかちゃんとかで分けずに「さん」で統一する」などというのが日本の決まり、と聞いてたので、入学式の最初の方で担任の先生がご自分のクラスの生徒の名前を呼び捨てで呼んでいくのが印象的でした。
ここは、ええんや
もちろん、私はあかん、ってことではなく、私が日本の良い悪いのセンスが、やはり分からないのかな、という状況が興味深かったです。
兎にも角にも日本の普通の高校への入学、が済んで本当にホッとした私です。
個人的なインスタグラムもあります。
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