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2019年 11月のインド感想記

バリ島発オリジナルバッグsisiの生島です。

宣言していた女4人インドの旅...行ってまいりました!

実はそのあとジャカルタ出張がすぐやってきて、10日間8日間連続イベントという怒涛の日々で、インドの旅がどうだった、と載せたかったのに載せられず今頃。 とはいえ、とにかく私のブログはくどく長くて読む方も書く方も疲れる、という「観点」から、いつもあっさり書きたいことは全部かけずとも、「疲れるから書かない」という本末転倒を避けるためにサラリと書きたいのに、、、やはりくどい。

今回はインドで感じたことを大きく3つに分けて本気で「さらり」と書きたいと思います。(出来るかな〜。自分への挑戦)

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**1.やはり旅は「人と人」

2.インド(デリー)で感じた硬派と誇り
3.人々の心のゆとり**

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まず 一つ目から。

1.やはり旅は「人と人」

これも語り出したら止まらない人生のテーマでもあるのですが、今回の旅に限ってさらっといきましょう。「食べ物」に関してもそうですが、旅もそう。「どこに行くかではなく、誰と行くか」これはとても大きいと思います。前回の「インド行くよ予告ブログ」にてメンバーを確認していただけたら分かるのですが、40台の女4人旅でした。それぞれ関空から、ジャカルタから、ウブドから、クロボカンからの参加。

笑って驚いて食べて納得してしみじみして、グッときて、結局笑って笑ったデリー滞在の5日間でした。 心に壁のない「そういうものなのかな?もっと知りたい」と新しいこと、インドに対して思える人たちばかりだったのが今回の本当に最高の旅になった大きな要因だと思います。

私、無理、で終わるだけの人はもったいない!もちろん「無理をしない」というのは快適に集団行動をする上で大切だけれど、気持ち的にストップをかけてしまうのはもったいない、と思っています。好みはあれど、「私は無理だけど、どうしてそうなるのかな?へ〜、そういうことなんだ」と白でも黒でもない部分で、人を、文化を受け止められる。これが私が思うところの「国際人」なのでは?いや、国際とかそういう規模ではなく宇宙的な規模で!

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どこでも人に構っちゃう人

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心配性なくせに塀を真っ先に越えた人

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最後に「ムリームリー」と言いながらも越えた人

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軽い気持ちで宿のお母さんに新聞バッグの作り方を教えたら、その後も「もう1回、もう1回」と頼まれ、遊びに行く時間を削ってちゃんと教えてあげた人😆

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犬猫、ほか動物を見ると急いでても止まって「ありゃりゃ〜、
どこ行くんでちゅか〜💕」と声をかけてしまう人。

何か新しいこと、ものが目の前にパッと起こった時、現れた時に、拒否という選択肢はほぼなく、「興味」が優ってしまう人たち。

旅の仲間はもちろん、私が前回娘と泊まって、とても素晴らしい時間を過ごしたおウチのご家族の存在も大きかったです。それも、もちろんまた「人」


民泊のサイトでたまたま見つけたおうち。

今回2度目だということもあり、お互い最初から打ち解けた雰囲気でスタート。一緒に行ったメンバーのOPENさもあり、実家に帰ってきた娘と幼馴染のような感じ。前回の滞在の時にはちょっと近寄りがたかったお父さんもジョークを言ったり、お母さんとの掛け合い(断然お母さんが強い)に私たちも大受け!

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そして、私たちのデリー滞在に欠かせないのはこの母娘!デリー在住Aromanyというアロマプロダクツを作って月一お店&ご自宅でメラ(販売イベント)を行っていらっしゃいます。もう大好きすぎて、どうにかもうちょっと頻繁にお会いできるすべはないものかな?と考えているところ。

一緒に行ったキャップもお互い「あれ?どこかでお会いしたことあります?」と。きっと前世でご縁があったんでしょうねぇ、なんて気軽に言えるのもいい環境。

今回の大きな目的の一つでもあった『デリーフリマ』という在住有志日本人によるバザー(インドではメラ、と呼ばれているそうな)にsubuhと共にsisiが参加いたしました。

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皆さん、インドってずーーっとものすごい暑い印象ありませんか?実は11月は日本の9月末ぐらいの印象かな。お昼は暑くなっても27度ぐらい。朝晩は14度ぐらいまで下がるので、私たちインドネシア組が半袖で居たらデリー在住日本人の方々に「あら、夏服ですか?」って。

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デリーやジャイプールに暮らす日本の人たち。皆さんインドで、そしてインドの人たちと力を合わせてたくましく、そしてとても充実した毎日を過ごしていらっしゃる印象でした。嬉しかったな〜〜

2.インド(デリー)で感じた硬派と誇り

今回さらに強く感じたことだけれど、インドネシアに比べてインド人は硬派だということ。いや、バリと比べて、かな?滞在した場所が「デリー」というのも大きいと思います。観光客、外国人、外資に媚びる態度をほとんど感じなかった。あのマクドナルドやスターバックスが遠慮がちにちょこん、たまにある、印象でした。スーパーマーケットも本当に少なく、聞いてみたら「私たちはほとんどスーパーでは買い物しないのよ。個人商店で買い物するから」というローカルの人たちの言葉も印象的でした。

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毎朝住宅地に野菜やフルーツを売りに来てくれるおじさんたち。

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コンビニではなく、いろいろなものがコンパクトに売られているお店があり(バリのWARUNG)

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伝統的なお菓子は専門店で売られ

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ファーストフードよりも街角のちゃんと作られてわいわい言いながら売られてる青空定食屋さんが賑わう。(4人で食べて合計300円しなかった)

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ここはおしゃれORGANICのお店だけれど、普通のお店でORGANICの文字が普通に見られ、それも高くない。

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量り売りのごみゼロのお店が街角にあり

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これらは何周かした上で、のおしゃれショップなのでありましょうが...

インド13億人のパワーというか「俺らインド人だゼェ」という誇りを感じます。数字に強く、合理的に考えられる(インドネシアに暮らしてるから余計に感じる??いや、インドネシアが非合理的というのではなく、合理的が最優先される、と思っていない恵まれた国民でもあると思っています、私は)頭脳と誇りが「made in INDIA」への信頼度を完全に高めています。「そんなチンケなことでごまかさないゼェ」というインド人のプライド?

Aromanyのクラナさんがおっしゃってた「インドは国土が広いから、大概のものは自分の国で賄えるのが大きいよねぇ〜」の言葉響きます。 国でかい、人多い、(若いパワーが特に)頭いい、推し強い、英語も話す!で、圧倒的に元気あります。

自給率の高さ(貧困問題もあるが)、さらに...医療に関しては西洋医学はもちろんですが、アーユルヴェーダやホメオパシーなどの日本では断然少数派が「選べる」医療として自然に街中にあり、人々が暮らしの中で普通に利用出来ているのが本当に驚きです。

アーユルヴェーダ
インド大陸の伝統的医学である。ユナニ医学、中国医学と共に世界三大伝統医学のひとつであり、相互に影響し合って発展した。 by wikipedia

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ホメオパシーのこともwikipediaで簡単に調べてみたが、酷いというか、滑稽な偏った内容で、とほほ...インドは貧困国で、医療を受けられない貧乏人が頼るまやかし、的なことが書かれている。↑のPratapに行ってみて15分でも来る人の様子を見ていたらいいのに。一般のお母さんからビシッとスーツを着た男性、頼まれてやってきたであろうスタッフさんやドライバーさん風の人まで。ここは「貧乏でまともな医療が受けられない人が来るんだって」と言ったら大笑いされるのだろうな。さらにいうならば、「まともな医療」が高額で普通の人が受けられないモノ、ならば、こんなにおかしなことはないのだろうな、とも思う。が、この話はまた今度〜
ちなみに、私たちが滞在していたのは閑静な住宅地。余裕を持って余生を過ごしている(防衛軍の退役軍人が多いエリア、とのこと。ゆえに『diffence colony』という名前がついてる)人たちが暮らす。そこのインテリお母さんAnjanaさんがホメオパシーを当然のように利用している。 この滑稽な日本での製薬会社の回し者みたいな人が書いてる文章のことを今度話ししてみよう。取り合ってもくれないだろうな... 気に食わなければ使わなければいい。人は「脅威」を必死でこき下ろす。バカだね

さて!話は戻って...ジャカルタもそうだけれど、やはり観光地じゃない場所はおかしな人は少なくて、お買い物や移動などもとても快適でした。値段を必要以上に乗せてきたり、絡んできたりする人も皆無で、デリー快適!インド良い!と大喜びの私たち。

もちろん、デリーに限らず、日本に限らずバリに限らず... 私たちの基本的な危険回避能力というのは高いと思っています。

「インドって危なくないの?特に女性」と本当に何度も言われました。実際危ない場所も時間もあるのでしょう。危なそうな場所には近寄らない、出かけない、一人で動かない。これは世界中どこでも同じです。空気を嗅ぎ取って周りの様子を感じて方向転換することも自然とあったのかもしれません。

今回、デリーにしか滞在しませんでしたが、声を大にして言いたい!

「インドはいつか行く場所ではもうない!」

ちょっと寂しいぐらいに空港も綺麗になっちゃって、道路も綺麗、サリーを着ている人が毎回減っているように思うのが残念で仕方がありませんが、さらり、と出かけていける場所だと思います。

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*宿の近くのジェラート屋さんに9時ごろ皆でわいわい出かけた私たち(駅前の夜の様子は以前歩いた時に知っていて、日本よりも安心感があったほどだったので。宿のお母さんAnjanaさんに「今から駅前行くよ」と言った時も「あら、あそこ美味しいものね!まだやってる?道路渡れる?」と言われただけでした)歩道橋を歩いてたら、後ろからやってきた小ざっぱりした格好のインドの青年が「あの、すみません、あなたたちは日本人?」と声をかけてきました。

 そうだよ、コンニチハと答えると、早速彼は話し出しました。おそらく、日本のドラマや漫画が好きなのではないかな?でも、普段デリーにぶらぶら日本人歩いてないのかな?見つけて嬉しかった模様。

「僕はあなたたちに言いたいことがある!日本のテクノロジーがどれだけ素晴らしくて、僕がそれをとても尊敬して感謝しているということを!」と目を輝かせて言ってくれるではありませんか。彼は車関係の仕事をしているらしくって、いろいろややこしい単語を使って「日本のテクノロジーのおかげで」としばらく歩きながら語ってくれました。

実は数日前にも「日本のマイクロなんとかが かんとかで、なんとかカードのおかげでどうしたこうしたで、日本のテクノロジーは」とべた褒めしてくれた青年がいました。

日本の政府が、そして個人が海外で恥を晒し続けている昨今、こんなに手放しで褒めてもらうのは 本当に申し訳ない想いと同時にありがたくも思います。

「私は毛一本ほども、そのテクノロジーに貢献していないけどね」とボソッとぼやくと(日本語で)、その度にジャカルタから参加のMさんが「きゃー、やだー!受ける〜〜!」と大笑い。

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あなた、ですよ。

だって、そうやんね? 私、そのテクノロジーの為に何かした?ありがたいねぇ、技術者の皆さんのおかげだねぇ〜、と思うばかり。

だから、言うときますよ、こうして外から褒めていただくのは本当に有り難く受け取ったら良いと思いますが、「日本のテクノロジーすげーだろ!」と毛一本ほども貢献してない人が言うのは、間違いです、恥さらしです。小学生までなら許しましょう。

日本人は謙虚に慎み深く本来の美しい日本人として生きたい。(昨今勘違いしてるのが多い)ただ、インドに来て、この押しの強さ、そしてインドネシアの「自分大好き」をもう少し日本人は見習っても良いんだろうな、と思う。いい意味で!(私が言うのも変ですか?)

3.人々の心のゆとり

今回も目についたデリーの街角でのわんこたち。彼らは大きくて、
そして顔が良い!この顔は優しくされてるからだ!

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このお店の前に置かれてる麻袋の座布団??みたいなのは皆わんこのためのもの。お店の人も出てきては撫でている。

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イベント会場のお客さんが食事するカーペットのところでも堂々と真ん中に。

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街角でも、ふと、そこで電池が切れたかのように唐突(?)に安心しきって寝ている。

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おしゃれコスメショップのお姉さんも撫でている。あなたの犬?と聞くと「違うわよ」と。

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街角のホームレスのおじちゃんよりも良い環境で寝ているわんこたち。

同じく牛、孔雀、リス、ねずみ、などなども伸び伸び暮らしている様子が垣間見られ、「共存」している様子。(牛は街中に水飲み場も用意されていたり。あれ、人間も良いのかな?

ただ、「猫はそんなに大事にされてないのよね」というクラナさんの一言。これ、バリでも案外そうなんですよね〜。好きな人はもちろん居るんだろうけれど、「怖がる人が多い」と...それもバリと同じ。

動物たちに見せるインドの、それもデリーという大都会でありながらの心遣いに心打たれました。 動物たちにそうなんだから、もちろん人間の子供達には本当に親切&愛情深い。 これは前々回の娘と一緒に行ったデリーの時にひしひしと感じました。

他者を、それも弱い立場の動物や子供を思いやる、というのは「心のゆとり」と「成熟」なんですよね。いま、日本の、とくに都会で一番必要とされているものだと思います。私が昨今本当にショックだった「電車でベビーカー畳むのかい、畳まへんのかい」議論、他の国じゃ起こらないですよ。

インドネシアじゃ、大都会ジャカルタでも もし混んでる時間にベビーカーでチビちゃんを連れてるママが居たら5-6人寄ってたかってお手伝いしてくれると思います。 1人は誘導し、1人は赤ちゃんを抱っこ、2人はベビーカーを畳み「これ、どうやって畳むの?わかる人ー」「私できるわよ〜」「あら、あなたすごいわね、ウッヒッヒ!」とか周りが大笑い、赤ちゃん抱っこした人は隣の人に「可愛いわね〜」と見せ、ママに「こんな時間に乗らなきゃダメなの大変よねぇ、家、どこ?」と話し、「わ、私も行き先一緒だから行ってあげるわよ!」なんてなって、電車1両ごとひとつになりそうな。

日本人、心のゆとり、一体どこに落としてきちゃったんでしょうね...

って、きっとひとりひとりは思ってるはずなんですよね。

最後にさまざまあった今回のデリーでのお楽しみポイント、瞬間!その中でもこれだけは絶対次回もしたい!と私が思ってることを。

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何と言ってもこれ!「バターミルク」(だったはず)

寒い季節に出てくるミルクを鍋でぐるぐる温めて、お砂糖を入れて甘くしたものをフゥフゥ飲むもの。表面にタンパク質の膜が出来て、それをわざわざ最後に上に乗せる訳なんですが。 その入れ物が素焼きの陶器なのですが、使い捨てなんですね、これ!この土っぽい味がまた堪らない〜〜❤️   

しこたまモモ(ネパールの餃子)を食べた後で、他のメンバー3人は1カップを皆で分けたのに、私は一人で欲張って一つ頼み、「うー、苦しい、でも、美味しい、苦しいなぁ、美味しい〜」と最後まで堪能しました。ちなみに、これはアーモンドミルクでした。甘さの調節もしてもらえ、本当に本当に美味しかった。 寒い夜にふうふう言いながら飲むのも普段の生活から考えると出来ないというのもポイント高い。

これ、家でスーパーで買ってきたアーモンドミルクを煮込んで飲んでも、全然違うものになるのだろな〜。インドは北のほうでアーモンドがたっぷり獲れるんですよね、良いな、インド!

そして、これも最後に。

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嬉しくでアーモンドミルクと同じ会場(?)ディリーハートで。

そして、私は直接見てないが、タージマハル(3人が行った)での、なにか派手な人。

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お付きのカメラマンを従えていろんなポーズを決めていらっしゃったらしい。

良いわ!インド!深いわ〜〜

わたし生島の個人インスタアカウントです。


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