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参加者の声:人との出会いが人生を豊かにする


自己紹介

こんにちは。2023年参加者の北山です。
まずは簡単な自己紹介から。
生まれは大阪で、7歳から親の仕事の関係でアメリカに暮らしていました。18歳で大学進学を機に日本に帰国し、卒業後は教育・福祉関連事業を展開する「株式会社LITALICO」に入社。その後LITALICO及び関連会社で事業企画 / 海外事業立ち上げ / マーケティングなど、色々やってきました。

7~8年間ほどビジネス・組織づくりの世界にどっぷりハマり、それ以外何もしていないんじゃないかな?と振り返ると思うほど、毎日仕事をしていました。事業づくりが大好きでしたし、何より会社の人が好きすぎて、毎日仕事をするか、会社の人と飲んだり遊んだりするか、の日々でした。

何か転機があった訳では無いのですが、去年くらいからふと「人生もっと色々経験してみたい!」と思うようになり、仕事以外でも色んな人や場所、経験との出会いを求め動き回っていました。

色んな場所に旅行してみたり。ど田舎に移住してみたり。色んな会社で副業を初めてみたり。色々試してみた結果、「もっと冒険したい!」という結論になり、今年いっぱいでフルタイムでの働き方をやめて、複数企業に所属しながら家族や個人の時間を増やす、という人生実験もしてみようと思っています。

まとめると、「帰国子女(ちょっと日本人としての常識が抜けている)」「ビジネスゴリゴリ人間だったが、最近それ以外の生き方を模索している人」が今の自分のアイデンティティかなと思います。

参加のきっかけ

参加のきっかけは、奥さんの紹介でした。
奥さんはiLEAPのプログラムに過去2回参加したことがありiLEAPファン。

そんな奥さんが今回のiLEAPとARIの共同プログラムを見つけ、食やコミュニティづくりに興味がある私に紹介してくれました。

また、過去参加者の声を見るとなんと会社の同期がおり(今は北海道上川町で地域おこし協力隊として活躍中)、その方にも色々聞きながら「よし、行ってみよう!」と決めました。

正直、最初は行くかどうか、すごく悩みました。

僕は「ワークショップ」や「リーダーシッププログラム」が正直苦手です。

シンプルに人見知りで初対面や大人数が苦手な事もありますが、今までの人生では非言語の「フィーリング」を大事にしてきたので、ワークショップの「皆の前で、決められた時間の中で綺麗に言語化された答えを出さないといけない」感が苦手で、なるべくそういう機会は避けていました。
※もちろんiLEAPはそういった場所では全く無く、一人ひとりの心理的安全性をとても大事にしてくれます。北山の参加前の偏見です。

けれど、今回のプログラムは今まで過ごしてきた環境や経験から考えると(良い意味で)異世界すぎる事もあり、絶対に良い学びや縁があるだろうなと思い、勇気を出して参加する事にしました。

結果、参加してめちゃくちゃ良かったです。

何を得たか

前段でも書きましたが、私は言語化できない感情が結構好きで、今回のプログラムで得たものはなんとなくそう言ったものが多く、自分が浄化されたり、人として一回り大きくなったり、そんな感覚がありました。

頑張って言語化をすると、

- 自然って気持ちいい。生きてる感がある。
- 一緒に暮らす(=コミュニティ)って素敵だな。
- 人との出会いが人生を豊かにする。

のような学びがありました。

自然って気持ちいい。生きてる感がある。

今回のARIでの5日間の現場研修では、自然についてや、自然を参考にした農法を学んだり、実際に農作業のお手伝いをしたり、育てられた野菜やお肉を毎日3回のご飯でいただいたりしました。

それに加え、学びや作業の時間以外はスマホやPCをいじるのではなく、他のプログラム参加者や、全世界から集まっているARIの参加者との対話をしていたので、気づいたら5日間、100%「自然」「農業」「人との対話」と、根源的な人間としての活動しかしておらず、それまでの毎日の仕事でPCに向き合い、余暇もスマホやPCを使って…みたいな生活と比べると本当に異世界でした。

結論、すごく気持ちよかったです!

人間的な感覚がするだけでなく、自然ってすごくシンプルでわかりやすくて。
学んだ自然の仕組みや農法も「機械や複雑な数式・論理を使って〜」とかではなく、「シンプルなツールを使って、自然の原理と周りのものを活用して〜」という形だったので、とてもわかりやすく、体にも環境にも良く。そのシンプルさもとても気持ちよかったです。

なんでもバランスなので、じゃあ今回の自然生活を自分が24時間 / 365日するかでいうと無理だと思いますが、あえて極端な環境に置かれ、その良さに気づく事により、日々の生活にもっとこういう時間を増やそう!という気持ちになれました。
実際に、来年から畑を始めて鶏も飼おうと思っており、その準備を進めています。

一緒に暮らす(=コミュニティ)って素敵だな。

現場研修を行ったARIでは、ひとつの村のように、世界中から集まる人々が共同生活をしています。朝起きて、皆でラジオ体操して、皆で掃除して、皆で朝会をして、皆で農作業をする。皆で一緒に学び、一緒に料理し、一緒にご飯を食べます。

その中で、日々役割が変わり、全員ローテーションで当番が回ってくるようになっています。
そしてそれぞれのプロセスで、皆が皆から何かを享受し、感謝を言い合い、そのサイクルが回っていく。

ビジネスの社会だと、基本的には「得意」に特化して業務分担されるように思います。
そして「できる」「できない」の上下が生まれて、給与の差や、(感情としての)社会的地位の上下もできてしまう。

この資本主義的な原理も素晴らしい原理だし、あるべき姿の一つだな〜と思うのですが、これのみの人生だと結構つらい時も多いなと、ビジネスにどっぷりハマっていて思うこともありました。
一方、ARIでは全員が役割を持って、全員が全員に頼りあい、感謝し合う。こういう環境って素敵だなと、5日感暮らしてみて思いました。

個人的な余談ですが、田舎に去年引っ越して、「町内会」や「回覧板」がある事にテンションが上がったのを覚えています。掃除当番とか。皆で草刈りをする日とか。皆でお金を出し合ってゴミ捨て所を作るとか。
きっと昔はもっと、家族やコミュニティがベースにあり、その上に「仕事」があったんだろうな〜、良いな〜と思ったのを思い出しました。

一人ひとりの幸福、みたいなのを考えると、こういったコミュニティ内での頼り合いをベースにして、資本主義的な活動を上に乗っけるのが結構理想なのかな?などを考える、とても良い機会になりました。

人との出会いが人生を豊かにする。

今回のプログラムでは、iLEAPの参加者はもちろん、ARIに世界中から集まる人たちとの対話の機会がたくさんありました。
基本的にはiLEAPの参加者との対話の方が多かったですが、ご飯の時は毎回ARIの参加者と同じテーブルを囲み、彼ら・彼女らの日本に来た目的や、地域に持ち帰りたい学びや経験についてたくさん話をしました。

中には内戦や貧困の話もあり、今まで映画やニュースでは聞いたり見たりした事はあったけど、間近に触れて真剣に考えた事がなかった話がたくさんありました。
あるアフリカから来ていた参加者とは、「君の村、絶対行く!」「いいね!その後一緒にアフリカを回ろう!」と約束した人もいましたし、絶対近い未来に行きたいなと思っています。

スケールや濃さと関係なく、シンプルに今回出会ったiLEAP・ARIのみんなも大好きになりましたし、今後人生を生きていく中で、友達であり続け、中にはおじいちゃんおばあちゃんになるまで仲良い奴らもいるんだろうなと、感じました。

まとめると、人と出会い、その人との「将来、こんな事したいね!」(「ランチ行きたいね!」でも良い)って言えるのって、本当に幸せだし、人生を豊かにするなと感じました。今回の出会いにも感謝ですし、今後も色んな出会いや縁を大切にしながら、僕も出会った人たちに「こいつと会って良かったな!」と思ってもらえるような人間になりたいなと思いました。

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以上です。

他の参加者ともプログラム終了後に話しましたが、共通点はあるものの、今回一人ひとりが全く違う学びを得ていました。おそらく、自然に絡む、原理原則的な・本質的な体験や学びが多いため、皆がそれぞれの人生や今考えていることと照らし合わせて、それぞれ必要な学びに転換できるのかな、と。

inputを目的とした研修や勉強の場だと、こういう事って起こり得ないので、それ自体もすごい素敵だなと思い、iLEAPの運営陣及びARIの皆様に本当に感謝 & 尊敬しています。

最後に:iLEAPのプログラム参加(or 他の何かへの一歩)を悩んでる方へ

最後に「皆、得た学びは違った」と書きましたが、それがすごい良いことで、iLEAPのプログラムの一つの特徴なのかなと感じています。
同じ経験でも、各々が違うものを得て、自分の人生に返し、世の中が回っていくんだなと。

例え得るものがなかったとしても、それもそれで「そういう回だったな」と振り返り、また冒険してる間に人生を変えるきっかけにぶつかる。人生ってそういうもんだなと思うので、僕は「これに行くべきかな、行かないべきかな」と悩むより、悩んだら飛び込む方が良いなって、今回の経験を経て改めて思いました。

もちろん目的を持つことは大事だと思いますが、「これを得なきゃ」とか「この時間でこれだけの価値を生まなきゃ」みたいな思想になると、どうしてもそういう考えが勝って、一歩踏み出せない事が結構あると思っています。

実際僕も今回の参加を悩んだ時に、「そもそもこういう場苦手なのに…」「事前研修、毎週6時起きか…そして現場プログラムは5日間か…結構大変だ!」という正直な思いがある上で、具体的な「何を持って帰るの?」「何を目的に参加するの?」など問い詰められてたら、「ちゃんと言語化できてないし、いくのやめよう。」
ってなってたと思います。
でも、フィーリングがあったから参加したし、結果、参加して人生が変わる体験ができたと感じています。

なので!もしこの記事をお読みの方で、悩んでる方がいたら。

理由なんて後付けでどんどん言語化できてくるし、得られるものは参加した後に振り返りながらクリアになると思うので。

ぜひ一歩踏み出してみてください^^

また、もし聞いてみたい事や、話したい事があればいつでも連絡ください!


北山

Mail: kaikitayama.life@gmail.com

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