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久しぶりの自分の絵。

年末に幕が上がった、私の『イラストレーター』デビュー戦は、先日無事一区切りがついた。
当初の話では、メインキャラのデザインとロゴデザインがメインだったはずが、蓋を開けてみると想定外のボリュームになっており…。😅
自分の中では1月末に終わる予定だったはずが、気が付けば2月いっぱいまでみっちりお仕事をさせて頂いていた。

この2ヶ月、ありがたい事にイラストレーターの仕事の他、合間合間に似顔絵(←本職)のご注文も頂いてたり、ドラマのエキストラの仕事のちょくちょく入れていたり、久しぶりに自分に鞭を打ちながら、血反吐を吐きながら、時にはパンクして泣きながら、納期厳守で突っ走る日々を送っていた。

仕事で描く絵はもちろんやりがいがあるので楽しいのだが、
それとは別に『自分の描きたい絵を描く』というのは自分にとってのストレス解消になっている事が今回過密スケジュールの中で判明した。

昔は『好きなことを仕事にしたくない』と思っていたけど、実際にやってみたらそんなことはなかった。
でも、やっぱり仕事となると必ず『責任』と『相手』というものがセットになるから、心置きなく自由に描ける『自分の好きな絵』とは全く別物。

専門学生の頃、課題で作った作品やイラストを提出して、先生に評価して貰うことが本当に嫌だった。
自分で作った物や描いたものを人の物差しで点数化される事に拒否感があって、だんだんと提出物も出さなくなり、学校にも行かなくなっていった。

担任の先生からは、よく『お前は企業向けじゃなくて、職人向きだな』と言われていた。
今回、イラストレーターの仕事を請け負って、何が一番辛かったって…

『修正依頼』

なんと言ってもコレが一番地獄だった。

「そうか、担任が言っていた言葉は、こーゆー事だったのか!」
卒業して18年、この言葉が身に染みる。

誰もがそうだとは思うが、自分が自信を持って作り上げたものに

『あの有名なキャラクターに寄せて描いて下さい』
『ここはこの色にしてください』
『このキャラクターの口元はちょっと性格が悪そうだから、こんなふうにしてください』

などと言われると、辛いものである。
企業様用に作り出さなきゃいけないので
『自分の個性を持ちつつ、自分を殺さなくてはいけない』
という矛盾が苦しかった。
そして毎回1週間以内で設定される納期…。

自分の置かれている状況が、この業界では当たり前なのか、不服に思っていいのかもわからない暗闇で、相談できる相手もいないまま、
とりあえずのゴールに到達する事はできた。

学校に通っている時に、もっとちゃんと勉強しておけばよかったなぁ。
評価が嫌でも、知識を得ることは無駄じゃないのに。
過去の自分が恨めしい。

何事も経験して、失敗をしてみないと見えてこない事が沢山ある。

そんなこんなでズタボロになりながら、溜まっていた似顔絵の注文も捌けていたので
ずっと我慢していた好きな絵を再開し始めた。

まずは、最近どハマりしている『ミステリと言う勿れ』ドラマ版。
寝る前の数時間、描きたかった気持ちを一気にiPadに向け、時間を忘れて線を走らせる。
描き終えた時の幸福感、達成感はもう…最高!!✨笑
お肌ツルツルになったんじゃないかってくらいの、心のデトックスができたのが分かった。

うまい下手、じゃなくて、自分が満足できる事が一番重要なんだな。
これからも好きな絵は沢山描いていきたいと思う。
もちろん仕事も。
仕事の後の一杯!もとい、仕事の後のひと描き!✨
あー。クセになるわぁ。。。笑

最終回までに、主要キャストは描き上げるぞー!!✨

そんな感じで、noteの方も久しぶりの駄文でした。
ちゃんちゃん♪

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