見出し画像

no Filterと共に駆け抜けた2023年総括(5)


NUANCE・タイトル未定との夢の競演

アイドルが売れるために重要なことのひとつに、対バン相手のランクというのがある。今勢いのあるこのグループと対バン出来たら最高だなぁとか、個人的に好きなこのグループと出来たら嬉しいなぁとか、ここのグループとは音楽のタイプも似てるので絶対相手のオタクに刺さりそうだとか、とにかく対バンの相手の質は遠征をする上でとても重要なポイントだ。とはいうものの、no Filterはまだ知名度という点においてはあまり世間に知られていないし、華々しい実績もまだ手にしてはいない。そんなグループが、今をときめくTIF常連の人気グループと対バンが組めるかというと、なかなか難しいものがあった。

そんなある日のことである。

わずか数文字のツイートがチャンスを導くこともある

キッカケはこのツイートだったとか何とか🙄
このツイートを見たメンバーが話題にしてくれたみたいで、そこから話が進んでいったとか何とか🙄

そして…

信じられなかった。これほど嬉しいことはなかった

no Filterは、なんと、NUANCEさんの主催イベントである「chocorise」のオープニングアクト枠を決めた。横浜の実力派アイドルNUANCEさんと、今や飛ぶ鳥を落とす勢いでライブアイドル界の上位ランクに駆け上がっている北海道のタイトル未定さん。そこに、まだ無名に近い静岡のno Filterが名を連ねるのだからこれは感涙モノである。
NUANCEもタイトル未定も僕の大好きなアイドルだった。オープニングアクトとはいえ、この実力ある2組との対バンは、もちろんオタクとして楽しみなんだけど、no Filterが同じ舞台で肩を並べてどこまでやれるかも楽しみだったし、ヌュや未定のオタクにno Filterを強制的に観てもらえるのもワクワクしてたし、no Filterのメンバーにヌュや未定のステージをナマで体感してもらえるのも嬉しかった。

こういうの作るの好きなんです(笑)

嬉しさのあまり、オタクやメンバーが予習できるようこんな表を作成、メンバーにも印刷したものを配布したりもした。こんなものを作ってしまうぐらいだから、とにかく楽しみだった。

実はこの日、no Filterはもともと「やんちゃがーる」のリリイベ予定が入っていた。しかしそのスケジュールを変更してまで運営さんはこのチャンスに飛びついてくれた。感謝しかなかった。話題に出して薦めてくれたメンバーにも感謝だし、それを聞いてすぐさま動いてくれた運営さんにも感謝である。

これクラスの対バンを今後も待ち望んでいる
名古屋の熱い対バンが始まる…

僕的にはこれ以上ない夢の競演なのだが、NUANCE、タイトル未定と、no Filterの曲調は正直まったく異なっていて、果たしてno Filterがヌュや未定のオタクに受け入れてもらえるだろうか?という一抹の不安が無いわけではなかった。しかし、本来オープニングアクトとは、その後に展開されるライブを盛り上げてフロアをあたためる存在のもの。であるならば、no Filterの曲調はむしろ相応しいのではないか。

ほぼ満員のE.L.L。
no Filterのステージが始まった。ふうあ不在の現状5人のno Filterに、りんちゃんがグラビア関係の仕事で抜けて、その日は4人のno Filterだった。しかし本番に強いno Filterである。不安はなかった。普段と明らかに違う客層、人数に、まったく気後れすることなく、自分たちの持ちうるチカラ以上の力を出し切った。観ていて誇らしく感じるくらいにさすがだった。周囲のオタクの反応もなかなか良かった(気がする)。

メンバーには事前に、「ライブ終わったらぜひツーショット撮りに行ってくれると嬉しいな!僕の推しは川本空ちゃん!マジ天使😇」などと話したこともあったけど、こんなにも早く推しと推しのツーショットが実現するとは正直思ってもいなかった…

実現するのはまだ先か?と思ってた写真。こんなん泣いてしまう
推しと推しのツーショットんなにも早く実現するとは…😹
NUANCEさんとも

no Filterはオープニングアクトをやり終えた後、NUANCEさんやタイトル未定さんのステージを後方で観ていた。後で聞いた話によると、メンバー全員がそこでかなり刺激を受けたという。今回のこの遠征はもうそれだけでとても価値のあるものだったと僕は思った。
僕は、ご新規のファンを獲得するだけが遠征の目的ではないと思ってる。遠征での対バンは、メンバー自身が普段あまり見ることの出来ない他のアイドルのステージを観ることが出来る、とても貴重な機会だ。タイトル未定さんもかつて、SANDAL TELEPHONEのステージを後方から観察していたのを(たまたま隣付近にいた)僕は知っている。そういう研究熱心な姿勢があって今の彼女たちの地位があるのだ。剣道や合気道の世界で「見取り稽古」という言葉があるが、観て学ぶことはどの世界においてもとても大事なことだ。だからこの日の名古屋遠征は、メンバーにとってとても貴重な体験になったという意味でも、僕は非常に価値ある遠征だったと思っている。
余談になるが、特にリーダーゆなははタイトル未定に相当な刺激を受けたようで、ある日の特典会で、毎日聴いているとかこの曲が好きとかそんな話を、オタクがよくやる早口で語ってきたのを今でも覚えている…さすがドルオタアイドルだなぁと感心したものである(笑)

いつかまたNUANCEやタイトル未定と競演できる日を楽しみに、もっともっとno Filterを頑張って推していかねば…と思った名古屋の夜であった。もちろん次はオープニングアクトではなく対バン相手としてね!

「やんちゃがーる」オリコン9位の快挙!

no Filterの2ndシングル『やんちゃがーる』が6月26日にリリースされた。

推しの主張が強すぎる(笑)ポスターサイン
眼帯りえにゃん

「やんちゃがーる」のMVを観るとわかるが、1stシングル「先輩、どこ行くんですか?」のMVの続編的な構成になっており、このふたつのMVを見比べるだけでも実に楽しい。まだ擦れてない高1の仲良しグループが一体どういう紆余曲折を経てやんちゃになってしまったのか…そんな行間のストーリーを想像するだけでも面白い。

MVの関連性は、実はCDの盤面にも反映されている。サブスク全盛時代において、こういう遊び心は個人的には好きである。

先輩の盤面と、やんちゃの盤面
フラゲ日にCDサイン

そんな『やんちゃがーる』、オリコンデイリー初登場で9位の快挙だった。

オリコンデイリー9位獲得!
このラインナップを見れば9位は大健闘である

表題曲の「やんちゃがーる」もカップリング曲の「ワンダーワールド」も、どちらも非常に中毒性の強い曲で、持ち時間20分のライブなら必ずどちらかを入れるか何なら両方入れてくるくらいに今ではno Filterの主力曲になっていると言っても過言ではない。
2023年はこの2曲に加え、「君の笑顔のためなら、僕はモブでいい」(12月配信開始)、「曖昧アンサー」の計4曲がno Filterの新曲として追加された。曲数も増え、3年目のシーズンに向けて、no Filterは万全の態勢が出来つつあった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?