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no Filterと共に駆け抜けた2023年総括(7)


TIFにno Filterの衣装が降り立つ日

アイドルなら誰もが夢見る夢の舞台。
毎年、夏のお台場で2日間開催される日本最大級の大型アイドルフェス、TOKYO IDOL FESTIVAL(以下、TIFと略す)。TIFに出場すればアイドルとして認められた感もあるフェスだけに、デビューして間もないグループはどこもまずはここを目標として活動をしている筈である。それは2年目のno Filterとて例外ではなかった。
「第◯弾出演者発表」というツイートが流れる度に、no Filterの名前が無いかチェックした。名前が無くても「言うても第◯弾だからね。まだわからないよ?」そう口にはしても、やはり心のどこかでは、『大して東京で目立った活躍もしてないし、きっと今年も出れないんだろうなぁ…』そんな寂しさを常に感じていた。

そんな中…..

ミスFLASH2024に挑戦中のりんちゃんがセミファイナルに進出して、なんとTIFコラボステージへの出演を決定したのだった。no Filterとしてではないが、あくまでもno Filterを背負ってこのイベントに挑んでいたりんちゃんの快挙だった。
メンバーのこんなハレの舞台、観に行かない理由など無い。
僕は早速チケットを取った。意外かも知れないが、これが人生で初のTIFである。僕の初TIFは、NegiccoでもSANDAL TELEPHONEでも衛星とカラテアでもタイトル未定でもRingwanderungでも無い、no Filterの、りんちゃんによってもたらされたのである。

お目当てはもちろん…

チケットを購入する際、お目当てを記入するフォームがあるが、当然ながらりんちゃんの名前など無い。でも僕がTIFに行く理由はただひとつ、りんちゃんを応援するためである。「その他」の項目を選び、りんちゃんの名を書き込んだ。そしてもちろん、no Filterという所属を添えて。

TIFでのりんちゃんは一体どんなだろうと想像するだけでも楽しかったし、嬉しくも、誇らしくもあった。早くTIFの日が来ないかなと待ち遠しくもあった。

しかし。

神様はどうしてこんなにもno Filterのメンバーに対して試練を与え続けるんだろう、という出来事が起こった。

未成年のりんちゃんだけ水着での出場が出来ない事態に
水着審査なのに水着で出演できないという悲劇

今年は、近代麻雀水着撮影祭の一連の騒動(一部フェミ議員が当該の水着撮影会を「性の商品化」と騒ぎ立てて会場使用が中止になるという事態になった)の煽りを受けて、水着イベントに対する世間の目が厳しかった。TIFでの今回のこの措置も、少なからずそういう影響があったのではないか。
今回のミスFLASH2024は一次審査の段階から、りんちゃんのみが18歳以下の未成年であった。第1回の記事でも触れたが、りんちゃんは未成年であるが故に、唯一22時以降の配信を禁止されていた。配信でのポイントが大きなウエイトを占める今イベントにおいて、これは相当なハンデだった。それに加えて今回の水着着用不可の措置である。

しかし、ホワイトフィルターはこのピンチをすぐポジティブに捉えた。
「りんちゃん、TIFにno Filterの衣装で出れるんならむしろこれチャンスじゃん!」
「1人だけ衣装ならむしろ目立つよね。絶対注目されるよ!」
配信でみんな口々にそうりんちゃんを励ました。
りんちゃんもその励ましを受け止めて、次第に表情が晴れやかになった。ピンチはチャンスだ。

no Filter関係で今年再びここに来ることになるとは

8月5日。快晴。
奇しくも1月のじゃんけん大会で訪れたこの地に、僕は再びやってきた。今度は、りんちゃんの勇姿を観るためだ。
TIFに来ていた別界隈のオタクにも何人かコンタクトを取り、是非りんちゃんを応援してくれと頼んだ。タイムテーブルの合間をみてステージを観にきてくれたり、気にかけてくれたり、チェキを撮りに来てくれたり。フォロワーさんたちにはいつも感謝しかない。
そしてコラボステージの時間になり、ついにりんちゃんがTIFのステージに降り立った。見慣れたno Filterの衣装で登場した時、ついにこの日が来たんだなと僕は嬉しくなった。

1人だけno Filter衣装なのが逆に目立ってよい
身長150cmの大きな挑戦

TIFは言わずと知れたアイドルフェスだ。アイドルのための祭典だ。だからこの場所にはアイドル衣装がとても映える。他のどの水着の出演者より、僕にはりんちゃんが一番輝いて見えた。

見よ、この背面ケチャを
毎日やってる腹筋がここで日の目を見る
これ以上無いパワフルなアピールだった
やる前とやった後。緊張がとても伝わってくる
「TIF、ARTIST」の文字は泣いちゃうね

りんちゃんは全力を出し切ってアピールした。それは本当に素晴らしい姿だった。僕には、その場にいない他の5人のメンバーの顔が心の目で見えていた。

イベントが終わり、すぐさま特典会会場に向かった。
りん推しさんとも合流して、りんちゃんの登場を待った。
現れたりんちゃんは、やっと緊張から解放された安堵の表情を浮かべていた。
褒めた。褒めて、褒めて、褒め倒した。

本当にお疲れ様!!!!!!

暑いテントの下で、『TIFの特典会会場でno Filterのメンバーと特典会やってるんだなー』という感動を噛み締めながら、りんちゃんの頑張りを褒め称えた。そして、

「来年は絶対no Filterでも出ようね!またココに戻ってこようね!」

僕は最後にそう付け加えた。

緊張から解放されてこの表情
水分補給は重要だね!笑
来年は必ずno Filterでこの地に…

僕の初めてのTIFはこうして終わった。
TIFで見るno Filterの衣装は最高だった。
来年だ。
来年は必ず6色の衣装をこの場所で見たい。
絶対見に来よう。no Filterなら絶対連れて来てくれる。
絶対に。

そんなことを考えながら、夜のお台場の帰り道はいつになく足取りも軽く感じるのだった。

出演者の記念撮影。りんちゃんの愛されぶりがよくわかる


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