CL決勝を雑に予想する話し

①雑談
 とうとうCLも残すところfinalのみということで、今シーズンはバイエルンの試合もパリの試合も準決勝しか観てないけど、予想したいと思います。

②両チーム準決勝の印象
 両チームというか、全体的な印象としてコンディションがいいな。というのが準決勝の印象でした。ブンデスは早めに終わったし、リーグアンは中止になったし、いつものリーグの疲れを残していない感があって、それで結構派手な結果になったのかな、と思いました。
 そういう面では、決勝も今までにないハイテンポで面白みの強い試合展開になるんじゃないかと思っています。

③バイエルン・ミュンヘンの印象
 高いDFラインを引いていたリヨンに対して、序盤は5人くらいがそのDFラインに張り付いて裏を狙っていた。
攻撃に関しては、それで裏を狙うか、サイドから崩すか。
前線と中盤が全員裏を抜けることができて、かつ中盤の選手は組み立てと崩しに参加できて、かつアラバはCBの位置からドリブルで運べて、と各自が複数の役割をこなすことができるのが最大の魅力。レバンドフスキにくさびを入れればどうにしかしてくれるのも良かった。

 守備面では、ファーストディフェンスの速さやスプリントや空中戦でフィジカル的に対人で負ける場面が少なく、そこで支配していた印象。
 対して、カウンターに弱く。特に仕掛けられるようなドリブルをされた時に遅らせることができず、ズルズル下がってフィニッシュまでいかれていた印象。全体的な戻りは早いので、もっと早い段階でチャレンジするようにしても良さそう。
特にデイビスがボールロストした後に危険が多かった。

④パリ・サンジェルマンの印象
 いかにセーフティに前線の3人にボールを運ぶか、が攻撃の最大のミッションになっていた。
よって、組み立てはDF4人と中盤3人で担う。
マルキーニョス、もしくは両SBから前線にボールが入った時がスイッチ。インサイドハーフの2人とSBがカバーに入り、最終的には前線の3人が個人技で崩す。
だから、前線の3人以外は比較的少ないタッチ数でボールを離す。ケーラーがたまにドリブルで突っ込むくらいが特異なプレー。

  DF面では、奪われた時に(主に前線の選手が)前線の選手がファーストディフェンス、これはパスコースを塞ぐとかじゃなくて普通に奪いにいく。そこが外されたらインサイドハーフがセカンドディフェンス、こちらも奪いにいく。そしてマルキーニョスがパスコースを狙う。
これらが仮に抜けられても、大抵の攻撃は人数少ないカウンターになり、そこをDF陣がしっかり抑える。
その時にキンベンベがリトリートするかアタックするのかの判断をミスってピンチを招いていたのが不安材料。

全体としては、自由な前線や運動量とテクニックを併せ持つインサイドハーフなど、個々の特徴をうまく組み合わせて活かしていて、個人的にパリの試合は面白かった。

⑤決勝戦の予想
 両チームとも高いDFライン、ハイテンポで進めるとすると、中盤は潰し合いそうなので、お互いにカウンターや裏へのボールが肝になってきそう。
 そうなれば2、3人を単独で抜けてシュートまでもっていけるネイマールとムバッペがいるパリの方に有利に動きそう。対してバイエルンはパリにはいない長身と強いフィジカルのレバンドフスキがおり、バイタルエリア内でレバンドフスキがボールをキープできる、もしくはレバンドフスキクロスを入れられるような状況が作れれば、バイエルンの方に軍配が上がりそう。

 パリとしては、レバンドフスキに組み立て以降のプレーに参加させないこと(むしろ組み立てには参加させて、攻撃参加を遅らせること)が大事になり、バイエルンはマルキーニョスや両SBへのプレスを強めて、雑なボールを前線に出させることが重要か。

なんにせよ、今シーズンの決勝はスペクタクルな面白い試合になりそうで楽しみです。


では_φ(・_・



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?