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無理な夢なんてない!映画「世界最速のインディアン」でバートが教えてくれたこと

伊木ヒロシさんのセルフコーチングセミナーを受講して3か月目になります。今取り組んでいるテーマは「なりたい自分を見つけ出す」ということ。そして今回与えられた課題映画は「世界最速のインディアン」です。
こんな風になりたい!って夢はあるけれど、色んな思考が邪魔をして、やっぱり叶えるのは無理だよな~・・と思っている方に、是非観て頂きたい作品です♪

出来ない理由は無い!

やってみたいことがある。思い描いている夢がある。「でもな~時間無いし、お金無いし、人脈無いし、資格無いし、ましてや才能無いし・・・」ついつい「無い」ものに目を向けてしまい、自分には無理だ、と思っちゃう方、いらっしゃるかもしれませんが・・・

夢を叶えるためには、住んでいるところも、所持金も、年齢も、知識も、病気も関係ない!「これがしたい!」「ここに行きたい!」「こうなりたい!」という熱~い思いと情熱を持ち、コツコツと努力を重ね、そこにまっしぐらに(怖いもの知らずで‐笑)向かって行けば、おのずと道は開ける。助けてくれる人や協力してくれる人が現れたり、常識やルールを変えることだって出来る、ということを、この映画を通して、実在した主人公のバートは教えてくれています(^_-)-☆

主人公のバートとは?

1920年代のバイク、「アーミー・インディアン・スカウト」を自作のパーツで改造して、乗り続けているおじいちゃん。ニュージーランドの最南端にある田舎町に住み、いつの日か、地球の裏側にあるアメリカのボンヌヴィルで行われるスピードレースに出場し、世界最速記録を出すことを夢見て25年、朝早くからマシンの調整に勤しむ日々を送っています。

年金暮らしで、整備に必要な部品も買えずガラクタで間に合わせ、ろくに工具も揃えられず隣のおうちから拝借し、ドラム缶に溜めた鉄の味のする水で入れたコーヒーを飲み、レースに出るための旅費を僅かながらコツコツと貯金し、近所の住民からはうるさいとボロクソに文句を言われ、それでも大好きなバイクをいじってワクワク、ハッピーに暮らしています。隣の家の男の子に慕われ、誕生日には地元の仲間に盛大なパーティーを開いてもらえる、愛されキャラのおじいちゃんでもあります(^^♪

夢の実現に乗り出したきっかけは?

バートはある日狭心症の心臓発作で倒れてしまいます。いつも携帯するようにと看護婦さん薬を渡され、バイクに乗ることも論外な状況に・・・これはえらいこっちゃ!「生きているうち」に一刻も早くボンヌヴィルに行って、インディアンとレースに参加しないと!夢が夢で終わってしまう・・・と、感じたに違いありません。人は「死」を現実に感じた時に、残りの人生に悔いが残らないよう、行動に移そう!と思う気持ちが強くなるのでしょう。
なかなか現実的に死が迫ってくる状況に陥ることは多くはないと思いますが、必ず、誰にでも、いつかはやってくる「死」を常に意識をして、今、こうして命があり、ここに存在出来ていることに感謝して、確実に減っていく残された時間を、自分らしく、後悔の無いようやりたいことに挑戦し、生き切る、そんな人生を送れたら最高だな、と改めて思いました。

夢を叶えることが出来たのは何故?

行き当たりばったりで破天荒なバートに、次々に絶体絶命の苦難が降りかかります。荒野の真ん中でバイクを牽引していたトレーラーが壊れたり、レース参加に必要な事前登録をしていなかったり、装備不良、年齢オーバーなど参加条件を満たしていなかったり・・・何の知識も情報も持たずに、行ったこともないアメリカに乗り込んだバート。持っていたのは、ただ、ヴォンヌビルのどこまでも続く塩平原で、大好きな相棒インディアンに乗って世界最速記録を打ち出したいという大きな夢と熱い想いだけ

そんな彼が苦難に陥る度に、救ってくれる人が現れ、奇跡的にレース出場に漕ぎ付けることができたのです!これは、単に「運が良かった」からではなさそうです。いかにも田舎育ちで、純真無垢で天衣無縫なその人柄、くったくの無い笑顔とまっすぐな想いが、人々の心を惹きつけ、そして何より、地球の裏側からはるばる夢を追ってボロボロの古いバイクで世界最速記録を真剣に目指してやってきたバートの、その熱く強く純真な想いに共感し、何とか思いを叶えてあげたい!と周りの人々の心を突き動かしたのだと思います。

そしてバートは、パラシュートもなければ、防火服も持っていない、点検にも合格しない古いマシンで、途中ガタガタ揺れるという問題を抱えながらも戦いに挑みます。どんどん加速して、超高速スピードで一直線にボンヌヴィルの塩平原を命を懸けて駆け抜けるバートの姿は圧巻でした。気が付けば、スクリーンの前でドキドキ、ハラハラ、ヤキモキしながら、拳を握りしめ、必死に応援をしていました。
初めは87キロしか出なかったとバートが笑って言っていたインディアンは、如何にして抵抗を無くし速度を出すか、彼が長年に渡り改良に改良を重ねコツコツと改造した結果、レース第8地点で、何と324.847kmという大会新記録をたたき出し、正真正銘世界最速記録を樹立したのです!
夢が夢で終わらず、現実のものとなった、実話です。バートは、まさに、今、学んでいるセミナーで目指すところの理想とするモデル像です。勇気と感動を頂きました。本当にもう、このおじいちゃん、凄すぎる!カッコ良すぎる!バート、そして、この映画を課題に下さった伊木さんに感謝です!

「過去」の自分をバートに重ねてみて思い出したこと

私が40歳で就職活動を始めた時、「どうしてもやってみたい!」と思う仕事に出会えたのですが、35歳までの求人で年齢オーバーでした。某大学の英語村での募集で、大学内で留学をしよう!といったコンセプトで、カフェが併設されたその英語村を訪れる学生や教授などに英語で話しかけるという仕事でした(その建物では英語オンリーで話さないといけないという決まりがありました)。アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人、イギリス人などのネイティブスタッフと一緒に仕事が出来ること、長年の留学生相手の経験を活かせる仕事であること、毎日のように色々な楽しいイベントが開催されること、なんちゃってイングリッシュでも仕事で英語を使えることなど、考えただけでもワクワクして、何が何でもこの仕事をゲットしたい!と強く思いました。もちろん、年齢オーバーなので、門前払いをされたのですが、諦めずに「私にうってつけの仕事です!どうしてもこのお仕事をさせて頂きたいです!面接だけでもして頂けませんか?」と食らいつき、一旦は断られたものの、何とか面接にこぎつけて、運よく採用されました。今考えると、無謀だったようにも思いますし(笑)、大学側も良く採用してくれたなと思いますが、どうしてもやってみたいという強い気持ちが伝わり、例外を設けてくれたのだと思います。「これがやりたい!」という強い想いは人の気持ちを動かしたり、ルールを変えることもできるんだ、と身をもって体験をした出来事でした。

「現在」の自分にバートを重ねてみて思ったこと

今の私にはバートのように全身全霊で夢中になれるものが無いということ。
絶対にこれがやりたい!これをしないでこの世を去ったら、悔いが残る!生きている間になんとしてでも挑戦したい!というものが何なのか?まだはっきりと分かりません・・・
だからこそ、このセルフコーチングセミナーを受講しているのですが・・・
昔やってみたかったことなどを思い出して妄想してみたり、自分が好きなことや出来ることを書き出してみたり・・・たくさんある課題の質問に答えていくうちに、何となくワクワクしてビジュアライズできることが出てきているけれど、本当にそれが人生かけてやりたいことなのか?バートのような熱い想いを持ってどうしてもこれがしたい!とまでいうものなのか?やりたいことって考えるんじゃなくて、おのずと湧き出てくるものでは?現時点では、これがどうしてもしたい!って決定的なことはまだ見つけられていません。
でもいいんです!伊木さんは、何度書き変えてもいい、深く考えなくていい、頭に浮かんだことをどんどんアウトプットしていけばいい、とおっしゃっています。まずは、「ちっちゃななりたい自分像」から始めて、このセミナーを通して少しずつ前進していき、その後も自分で自分をコーチングできるようになれることを今は目指します!そして、いつかバートのように大きな夢を持ち、叶えます!(←言い切った!)やりたいことがまだ分からない方、焦らず、共に見つけていきましょう!






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