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オーストラリアで出会ったラテンの人たちとブラジル人の彼氏の話

わたしが住んでいるゴールドコーストには、南米人、いわゆるラテンの国の人たちが非常にたくさん住んでいます。

わたしが勉強していた英語のクラスでも、わたしを除いてみんなブラジル、コロンビア、メキシコ、エクアドル、などの国の人たちでした。

日本にいたときはなかなか出会う機会がなかった国の人たちですが、ここでたくさんの友達ができ、今はブラジル人の彼と付き合っています。

日本とちょうど真逆に位置している国の人たちなので、見た目から中身まで、違うことばかりで、本当に面白いのです。

一緒にいると常に刺激!というかんじ。

この記事では、彼らと関わっていて感じた日本人との違いや、それらから感じたことなどについて触れていきたいと思います。

また、需要があるかわかりませんが、ラテンの男性との恋愛事情についても正直に書いてみたいと思います(笑)※わたしは彼とデートを始めたときネットで「ラテン 男性 恋愛 特徴」とか調べまくりました(笑)

エキゾチックでついつい見とれてしまう顔立ち

さまざまな場所にルーツを持つ人々が多い国々なので、肌の色や顔立ちもさまざまですが、基本的にみんなホリが深くてくっきりした顔立ちをしています。

広くてくっきりした二重と高い鼻、長いまつげ・・・

特に毎月お金をかけてまつエクをしているわたしからすると、長いまつげは本当にうらやましすぎるっ!!

ブラジル人の彼と話していたときの面白い小話があります。

わたしが「本当にきれいな目をしてるよね。ホリも深くて、鼻も高くて、横から見た時の凹凸が本当にきれい」と彼の顔を褒めていたら

「そう?僕はシオリの平たい顔がすごく綺麗だと思うけどな」と言われました(笑)

平たい顔(笑)(笑)

彼らから見るとアジア人ってやっぱり平たい顔なんだ・・・(笑)と思いましたが、彼の言うように平たい顔ならではの美しさがあって、わたしはアジア人のこの顔に誇りをもっていこうと思いました。

ふだんからたくさん「きれいだよ」と伝えてくれるのは素直に嬉しいし、彼と出会ってから自分の顔がもっと好きになりました!

でも「平たい顔」という表現は彼も違和感を感じたようで、今でも二人の間で笑い話というか、ネタになっています(笑)

おおらかで常に笑顔、そして音楽がかかると踊り出す

南米の人たちの表情を見ていると、本当にみんな常に笑顔なんです。

日本人は真面目で、時に考えすぎてしまう人が多いと思いますが、そんな悩みを吹っ飛ばしてくれるぐらい、彼らの楽観的で常にポジティブなマインドには刺激を受けます。

ときどき、「それって何が面白いの?」ってことでも一生笑っているんだけど(笑)

「生きていくためにはもちろん働かなきゃいけないけど、仕事は人生のすべてではないからね。そんなにハードに働きたくない」という友達が多くて、(それは国民性というよりはここオーストラリアの風土がそれを助長している部分が大きいのだろうけど)仕事で悩んだときも、彼らと話していると「ま、いっか」って考えさせてくれます。

そして、陽気でアップテンポの音楽が大好きで音楽が流れると体を揺らしてリズムを刻み始めます(笑)

「これはラテンの本能なんだよ」と本人たちが言っていたので本当です。

約束と時間は守らない(人が多い)

まぁ、どんなことにもプラスとマイナスの側面がありますよね。

おおらかで細かいことを気にしない国民性の彼らは、日本人(アジア人)に比べて”約束”や”時間”へのコミット率が低いです。

もちろん人にもよるのですが、わたしのクラスメイトのメキシコ人の女の子はクラスメイトで集まるととても楽しいのですが、二人で約束を取り付けても実現したことがありません。(笑)

いつも彼女から連絡が返ってこなくなるか、約束の時間になっても来ないのでギブアップしてわたしが帰ることが多いです。

でも「明日飲みに行こうよ!」とか「今日の夜会える?」とかメッセージはよくくるので、何がしたいのかよくわからない。

もうイライラしたくないので、彼女とは個人的には約束をせず、クラスメイトたちとの集まりのときだけ会う関係でいいや、と割り切りました。

その他にも基本的に遅刻は当たりまえのルーズな国民性なので、慣れるまではイライラしたりもどかしく感じますが、慣れてしまえば「まぁそんなもんか」とあんまり気にならなくなります。

しかしブラジル人の女の子の友達は、「約束をした以上守るのが礼儀だし、遅れる場合は必ず連絡を入れる」と言っていて、「おお・・・!」と感動しました。人によりますね。

連絡は基本ボイスメッセージ

最初はびっくりしたのですが、タイピングするよりも早く、さらに歩きながらでも送れるので今は普通に使ってます。

ただ、リアルタイムで長いボイスメッセージをお互いに送り合っているのを見たら、「電話したほうが早くない・・・?」と思ってしまいましたが、そもそも”時短”とか”効率”とか常に考えてしまうところが、わたしはやっぱり日本人だなぁ、と感じました。(笑)

ブラジル人の彼氏との恋愛について

彼は語学学校のクラスメイトで、わたしが卒業してからカンガルーを見に行ったりビーチに行ったり、二人で遊びに出かけることが増えました。

初めての年下彼氏で、しかも日本語も頑張って勉強しているので、可愛くてたまりません。(笑)

そんなめちゃくちゃラブラブで仲良しな私たちですが、付き合うまでの道のりには大きなカルチャーショックを感じる瞬間がたくさんありました。

付き合う前のデーティング期間(フィカンチ Ficante)

日本では、「いいな」と思う相手がいたら、食事に誘って、3~4回目のデートで告白をするというのが基本的な流れですよね。

むしろ、そのタイミングで告白がなかったら「あれ?もう脈なしかも」と思ってフェードアウトしてしまいます。

しかし、ラテンの国々はまったく違います。

彼らは友達から恋人になる前に、「友達以上恋人未満(ポルトガル語では”フィカンチ Ficante"といいます)」のフェーズがあって、それは人にもよりますが最短1ヶ月から最長1年にまでおよびます。

1ヶ月ぐらい経ったところで「わたしもあなたのことが好きだけど、これってもう付き合ってるんだよね?」と聞いたら「まだ彼氏と彼女ではないけど、時間をかけてお互いを知っていきたいんだ。心配しないで」と言われ、「・・・??」となりました(笑)※日本人だったら関係をはっきりさせない遊び人と思われる発言

その後ネットで調べたり、他のラテンの友達にも確認したところ、どうやらこれは恋人になるための正規の手順だという確信がもてたので、「お互いの文化を尊重することが大切だよね。でも日本の文化はこうだから、わたしは1年も待てないよ。間をとって最長でも2~3ヶ月」と言いました。(笑)

そしてそのタイミングで彼はブラジルに1ヶ月半一時帰国をしてしまいましたが、その間毎日連絡をとり、彼の家族や友達とも一緒にビデオ通話をし、「これは完全に彼女だよな・・・?オーストラリアに帰ってきたら正式に告白されるんだろうか?」と悶々と過ごす日々が続きました。

そして彼がオーストラリアに帰ってきて、わたしは帰ってきたその日に告白をされるものだと思っていたのですが(せっかちすぎw)残念ながらそれはなく・・・(涙)

ですが数日後、ちゃんと告白してくれて、無事に正式に付き合い始めることができました!(わたしがプレッシャーかけ続けた説ありw)

軽いイメージがあるラテン人ですが、正式に付き合うとなるとしっかり時間をかけて相手を見極める、案外真面目な性格なんだなぁ、と思いました。

めちゃくちゃフレンドリー、グループデートや大勢での集まりが大好き

日本では付き合ってから友達や両親に会わせるまでの時間が割と長い気がします。(3ヶ月以上とか?もっと?)

結構仲いい友達だけど、結婚式で友達の旦那さんを初めて見た、というケースも少なくないですよね。

わたしの見解ですが、日本人は他人との距離感を大切にするので、たとえ付き合っても「わたしの友達はわたしの友達、あなたの友達はあなたの友達」と相手の人間関係にあまり干渉しないのかなぁ、と思います。

しかし、ラテンの国々は前述したフィカンチの段階から二人でパーティーに出かけたりダブルデートをしたりと、とにかく大勢でわいわいすることが大好き!

まわりの人を知ると、お互いのことをもっと深く理解できるような気がするので、この文化はすてきだなぁと思います。

ストレートなコミュニケーションと愛情表現

これはラテン以外でも、日本人以外の人とコミュニケーションをとる時には必要なことだと思いますが、、、

まず、そもそもわたしは「察して」とか「言わなくてもわかるでしょ」という超能力者なのか?というようなコミュニケーションが苦手で、言葉を選びつつもはっきり言いたいし、相手にもはっきり言ってほしいタイプです。

日本とブラジルなんて、位置も顔も文化も食べ物も何もかも違うのだから、お互いわかりあうためには、しっかりと「伝える」、そして相手のことを「理解する」ことが大切。

疑問に思ったことは聞いて、聞かれた方はちゃんと説明する。

当たり前のことですが、「相手と向き合ってしっかりと対話する」こと(決して逃げたり、相手に責任を押し付けたりしない)が、いい関係を作り上げていくために必要なことだと思います。

また、愛の言葉を惜しみなく注いでくれるのでわたしも素直になれます。

「赤ちゃん」「天使」「猫ちゃん」「かわいこちゃん」「わたしの愛」など日本人同士だったらまず使わない愛称で呼び合い(日本語訳するとやばい笑)、

変な駆け引きとかせずに素直に愛を伝えまくってます。

オーストラリアで出会ったラテンの人たちは、わたしの人生や考え方にポジティブな影響を与えてくれた大切な存在です!

今後もご縁を大切に、環境と周りの人に感謝しながら暮らしていきたい🌈

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