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0932 EXPO70 OSAKAと EXPO2025 OSAKA ~「夢よもう一度」は叶うのか~

今、大阪でよく聞く声が
「万博、大丈夫なん?」
というものです
「何が」とか「どこが」と
いうようなものではなくて
「全く話題にならない」
ということが
「ホンマに大丈夫なん?」
と多くの人が思う理由です

実際、大阪在住の自分も
万博に向けての盛上がりは
全くというほど感じません

特に、1960年代以前に
生まれた人達には
太陽の塔がシンボルの
1970年の「EXPO70」が
あまりにも強烈すぎたので
余計にその差を感じるのです

教科書などには
「高度成長期のピーク」
として採り上げられる
1970年の大阪万博は
当時小学生だった自分には
「夢の国」と言われる
ディズニーランドの
何倍、何十倍のインパクトで

「小学校の時に行った場所で
 一番印象に残ってるのは?」
という質問があれば
ノータイムで「大阪万博」と
答えるほど強烈で
「本当に大阪に住んでて
 よかった~」と
子供ながら思ったものです

大阪も万博に合わせるように
地下鉄が路線を拡張させ
随分便利になりました

今の大阪城ホール付近に
砲兵工廠が残っていたり
梅田や難波なども駅から
少し離れたらバラック街が
あったように戦争の傷跡が
まだまだ残っていた中で

まさにSFマンガのような
「未来の都市空間」が
現実に目の前に現われ
今のように他国の人と
普通に接することもなく
情報も少なかった時代に
色々な国のパビリオンがあり
そこにその国の人がいて
交流が生まれるなど

当時の社会ではまさに
「非日常」であり、それを求め
日本中から多くの人が来場し
連日満員だったと思います

2025年の万博は果たして
「非日常」の「未知の世界」
なのでしょうか?
これだけ科学が進歩し
世界が狭くなった今日、
1970年の「夢よもう一度」は
本当に叶うのでしょうか・・・


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