ニュースを見る時に
注意しなければいけないのは
軸を決めて定点観測する事と
背景を考えることです

そういう事が習慣づくと
「あれっ？」という
変化に違和感を持つことが
できるようになります

昨年暮れからの
自民党安倍派を中心に
「政治と金」の問題を
メディアは大きく採り上げ
それに立憲民主党なども
国会の場で追及していますが

「裏金」の用途についての
話が出てきたころから
トーンが低くなり
それとほぼ同時期になぜか
盛山文科相の統一教会との
関係を騒ぎ出しました

少し前に書いたように
派閥解散を唐突に言い出し
麻生氏や茂木氏との
関係が悪化することで
岸田首相の再選がほぼ不可能に
なったと思われた矢先に
上川外相に注目させるために
麻生発言が出たというのも
その背景を見ていれば
何となくわかるものです

今回の「裏金の用途」が
話題に上った矢先に
"立憲民主党が"統一教会の件を
蒸し返し始めたのは
意味があるはずです

いつもは共産党から始まる
スキャンダル追及が多いのに
今回は立憲民主党から、
というのに違和感を持ちました

二階元幹事長の
何十億という「裏金」の
その用途のかなりの割合が
「国会対策費」であるという
その背景を考えれば
なぜ「裏金の用途」について
報道のトーンが下がり
立民が統一教会問題を
今更蒸し返し始めた理由が
見えてくる気がします

「国会対策費」というのは
与党から野党へ渡る「現ナマ」
即ち、この裏金の正体は
自民党から立憲民主党に
渡された金のことなのでは？
という疑惑が出るのは当然です

批判している「裏金」が
自分たちの懐に入ったとなれば
またまた立民の伝統芸である
ブーメランがぶっ刺さるので
統一教会問題を蒸し返して
国民の目をそちらに向けさせ
「裏金の用途」という爆弾に
そっと蓋をしたいのでしょう

さて、これが陰謀論かどうかは
現時点ではわかりませんが
自分には確信に近いものがあります