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1111 敗戦後の「中国人による日本人虐殺」を なぜメディアや教育は沈黙するのか?

「戦争は悲惨だ。戦争以上の
 悲劇はない」と
小さい頃から習いますが
間違ってはいませんが
大事なことが抜けています

それは、本当の悲劇は
戦争が終った後の
敗戦国に訪れるからです
歴史を見ても
敗戦国に対する仕打ちは
国家のプライドを打ち砕き
人間の尊厳を踏みにじる
悲惨なものなのです

戦後の歴史教育では
日本では戦勝国による
大量虐殺などはなかった、
と教えていますが
それは正しくありません

何万人という「日本人」を
中国人が虐殺したことを
学校では教えません

恥ずかしながら
自分も日本史の教師なのに
このことを30歳手前まで
知りませんでした

「え? そんな虐殺は
 なかったはずだ」と
多くの日本人は思うでしょう
そう思うのも仕方ありません
教科書もメディアも
何も触れてないからです

1947年の「二二八事件」
台北市で中華民国政府に対して
抗議した市民に向けて
発砲したことから暴動化し
台湾全土に広がった
反蔣介石の動きを封じるため
政府は台湾中で虐殺を
行ったという事件です

「でも、それって日本人が
 虐殺されたのではない」と
言う人に対して
「日本人」ってどんな人ですか?
と問いかけたいです

法的には「日本国籍を有する者」が
日本人ということでしょうが

日本に生まれ
日本語を使い
日本の教育を受けて
日本の文化に育まれた
1947年当時の台湾人は
まさしく「日本人」です

蒋介石は多くの台湾人が
「日本人」として育ち
日本の心を持っていたから
その影響を排除するために
殺したのです
二二八事件において
日本の大学を卒業したような
エリートたちがたくさん
殺されていることを見れば
その理由がわかると思います

台湾では、今日2月28日は
「和平紀念日」になっています
もちろん、二二八事件の
死者を悼むための祝日です

50年間、同じ歴史を共有し
同胞であった台湾での悲劇は
日本人の悲劇でもあることを
我々が知らないのは
「無知という罪」だと思います

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