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わたし、人を愛せたみたい。

タイトルが完全に悲しきモンスターのセリフ。

ただの一般人の結婚についての記録「続・誰が興味あんねん私生活編」いくぞーーっ!!

推しケーポッピグループEXOのメンバーである混沌(カオス)な世界中で ひと騒ぎ起こそうとしていた世界を変える準備万端なジョンデ氏が電撃結婚した際「己は人を愛せるのか」と自問自答していた頃からもうすぐ3年が経とうとしている。

上記のめっちゃポエミーなツイートから、当時のわたしがアイドルの結婚と己の現状を比較して結構へこんでいたっぽいことが読み取れますね。

だってさー、定期的にアルバムを出したりツアーをしたりね。それ以外の仕事も沢山あるだろうし、こちらがたまに心配になるくらい毎日毎日どこかしらで撮られた写真が上がってくるわけでシンプルに君たち「そんな時間どこにあるの?」と問いたくなるじゃないですか。

いや、あんのかよ・・・・なんでやねん!!!!!

今をトキめく(ださい言い方すな)現役アイドルグループのメンバーが結婚したことは勿論衝撃ではあったけど、悲しいとか寂しいとか怒りだとかそんな類の感情は一切無く、ただただ「同じ現実を生き、同じ時間が流れている」という当たり前の事実を再確認したことで「わたしは今までいったい何をしていたんだね?」という自分自身への焦りがふつふつと芽生えてきまして。

ひとまずどうすればいいんだ。
でも「人を愛せるのか」レベルのところでウロウロしているしなあ。

そもそも対人関係がちょっと苦手というか極力人と関わりたくないみたいなとこすらあるよ。
まず、世間の多くの人々が当たり前のように誰かと出会い、お互いに好感を抱き、お付き合いするまでに至る奇跡の意味もわかんねえ。
スラムダンクの仙道も「まだ慌てるような時間じゃない」って言ってたしこれはもう寝よう。寝て一旦忘れよう、全てを。

でもそうやって「大丈夫そ?」とたまに思い悩む日こそあるけれど、基本的にひとりでも楽しく生きていくメンタルと有難いことに強靭なフィジカルを備えていたので、いくら考えても分からない未来のことなんか心配していないで「とりあえず生きていればいいや」のテンションで過ごしていたあの頃のわたしへ。

おい、なんかあんた、結婚したけど。


正直、未だに実感がない。

なんせこっちは2年前まで5億年彼氏もいなかった身。
しかもお付き合いをはじめてからの約1年間は恋愛というものがまるで分からない為、Googleでくだらない検索を沢山したよね。

「彼氏 デート 月平均回数」 
「大人 手 繋ぐ 意味」


結局は人間同士のコミュニケーションという問題になるので正解なんてないのだろうけど「あー、これは失敗したな」と思うことが山ほどあった。今も余裕である。
でも次にその失敗を活かし成長すれば過去のことは若干許されるみたいなとこあるから。(と、勝手に自分に言い聞かせているというか相手にも「成長しますので」と宣言し強制的に終わらせている)

お付き合いしてから何か月経っても、友だちからは「今時の小学生の方がお前より進んでいる」と言われるくらい亀スピードで距離を縮めている状況だったので「結婚なんて微塵も考えるわけないじゃない。難易度がレベチなんだから」と思っていたけど、出会った頃から変わらず未だにずっと一貫して誰にでも優しいし、自分の意見や好意を押し付けてきたり、まじでマイペースGoogle検索極めてるわたしに色々と思うところもあっただろうに「もっとこうしてほしい」なんて要求もしてきたことがない。
とにかく「なんやこいつ?」という感情を一切与えてこない驚きと感動。

「なんだかYOUとても良い人間。もしやグッドヒューマンでは?」

「する」より「しない」という種類の優しさがあることに気づかせてくれた。

出会ってから2年が経った今でも藤井風の「優しさ」のような感情を抱かせてくるんだから、凄いを通り越してもはや怖い。
ぐちゃぐちゃにしたドライヤーのコードを毎日綺麗にくるくるしてくれてコマウォ、ミアネ、サランヘ。

流石に半年ほど一緒に住み結婚した今は「なんじゃゴルァ!」と思うことが日々ありますので、安心してください!

なにより顔が、顔が、めっちゃ自分の好きな顔である。(結局お前は…)

「いやね。もうわたしもいい年なんで、アイドルオタクなんてやってますけど、実際は顔で選んだりとかそんなこと流石にしませんよ」と思っていましたが、そんなことはなかったーーーーー!!!!

イケメンとか、美形とか美醜の問題じゃないんだ「好きな顔」というのが重要なんだ。
正直すぎるけどフェイスイズベリーインポータント(クソ英文)

相手のことを「可愛い」と思いはじめてからが本番的な話があるじゃないですか。
もう可愛いすぎてこねくり回したい域まできてる。

あれ?この感情どこかで……はっ!!!これは……!

ケーポッピ界大アイドルグループの末っ子バブミーライト、オ・セフンちゃまへの行き場のない母性が爆発しそうになっている時のそれだ!と、最近になって気がつきました。

今年の夏の終わり、誕生日にプロポーズされてからすぐに婚約指輪と結婚指輪を購入し、お互いの両親に挨拶を済ませたにもかかわらず、本当に「自分が結婚するのだろうか。中身なんて高く見積もっても中2」と、まだどこか半信半疑で全ての物事を進めていたけど両家顔合わせが無事に終わったあたりで「これは間違いなく結婚する流れじゃん。独身生活お疲れっした」となりました。

お互い心配性すぎて最終的に婚姻届を5枚も書いてた件は、ただの婚姻届製造工場でわらった。

実際、結婚してみた感想としては「こんなものか」と案外あっさりしている。
すでに半年ほど一緒に暮らしていて生活のペースを掴んでいたのが大きいと思う。
名字が変わったことは未だに慣れないし少し寂しい。
愛情いっぱい育ててくれた両親と離れるのはもっと寂しい。
多分こういうのの連続が人生になっていくんやね(悟)

幼少の頃から「ずっと家でゴロゴロしていたい」と思っていたほど面倒くさがりだったので色々な名義変更とか手続きも多くてシンプルに疲れるゥ。

「どうしてこんなにクレジットカード作っちゃったんだろう」って曲リリースしたくなった。
これに引っ越しとか重なってたら死んでたわ。
もっと全てが簡単にいかないのか?と何度も強く思いました。マイナンバーカードでなんとかせえよ!!!

結婚初心者なのでこれから何が起こるのかもまるでわからない不安はあるし、相手のご家族との付き合い方とかマニュアル本欲しいくらい。
Wi-Fiが繋がる山奥でふたりで暮らしたい。

本心では「お正月とか家でずっと寝てたらダメなん?実家へ挨拶ゥ?そんなもんはいらん!!!!!雑煮食って寝る!!!以上!!!!」と言ってしまいたいけど、いざ聞かれると「それは行かなきゃね~」といい子ぶってしまうの本当やだよね。

などと、結婚に伴う様々な物事への愚痴ばかりがついつい頭に浮かんできちゃうけど、自分にとってはそういうのを乗り越えてでも一緒に居たい人だったということ。

これから先ずっと、長く一緒に暮らしていてもきっとお互い知らないことだらけで、あの日、あの時、あなたがどういう思いで生きていたのかなんて分かることはないけれどその一部を語ってくれる時、ちゃんと耳を傾けれる人でありたいと思う。

一緒に住み始めて2か月くらいたった頃。
朝起きた時、隣で健やかに眠る顔をみて「一生死んでほしくないな」と思ったんです。
無条件に生きていてほしいと願うこと、これがもしかして愛なのか。
他人に対してはじめて抱く気持ちだったので随分と変化した自分自身の心境に驚きました。

最初から「この人」でないと、というわけではなかったから。
失礼な話「もしひとりになってもそれはそれで全然楽しく生きていけるでしょう」と本気で思っていた。

一緒に居るのは楽しいけど「やっぱり自分は誰かを恋愛感情で好きになったりしないのかもしれない」と悩んだ時期も長くあった。
でも嫌いというわけではないので「ゆっくりでいいか」と開き直ってからは心が楽になったし、もう自分は自分でしかないのだから無理すんなと。
無理したところでどうにもならないこともある。
別に生きていく上で絶対に恋愛が必要とは個人的に思わない。
誰かと関係を築く、継続するために努力するのは素晴らしいけれど自分らしさを失ってまでそんなことしなくて良くない?

焦らずふたりの時間を重ねていったことで、相手の尊敬できるところや、見習いたいところ、なにより行動や言動の全てにおいて信頼できると思えたことで、どんどんわたしの気持ちにも変化が現れ、ちゃんと「好感…わたしがあなたを好きになってもいいのかな(何年擦るねん)」の心境になれた今だからこんなことを言えるのかも知れないけど。
ずっとわたしのペースを守ってくれた相手には本当に感謝している。

今のところたまに小さなことで傷ついて「ムッ」とした時、すぐに言葉を見つけれずに黙り込んでしまいガチでえげつない空気になる以外では(経験ある?あの空気えぐいよな)喧嘩にまで発展したことは一度もないし、話し合いも家事の分担も上手く出来ている気がする。

一緒に映画を観たり、海外ドラマを見て無駄に考察したり、寝る前にラジオを聴いたり(真空ジェシカの「ラジオ父ちゃん」くだらなくて面白いのでおすすめ)、トータルで見れば楽しい日の方が多い。
慣れ親しんだ土地を離れた寂しさだってふたりで居れば少ない。

でもやっぱり人間なので意味もなくひとりになりたかったり、なんかしっくりこない時もある。
どうしてこんなこと(主に家事)しなきゃなんないのと無性に腹がたったり、毎日ご飯のことを考えるために生きているわけじゃないなんて大袈裟に疲れたりもする。
怒ってるわけじゃないけどただただ誰とも喋りたくない日だって。
そういう時はつい自分の我慢やしんどさに目を向けてしまいがちになるけど、相手も少なからず似たようなものを感じているだろうと考えるようにして、長い人生そういう日もあるともう割り切ることにした。

自分の機嫌を自分でとれたらそれは最高なことだけどいつもは無理よ。
本当は優しくしたいのに逆の態度をとってしまうことも、わざと傷つきそうな言い方をしたりして、自分の小ささに落ち込むこともあるけれどわたしは完璧ではないからたまには機嫌とってもらいてぇのが本音です。

「後悔しないように人を愛する」

何で読んだか聞いたか忘れたけど、この言葉を頭の片隅に置いていてたまに思い出すことがある。
幸せな時、嬉しい時、腹がたった時、悲しかった時、色んな瞬間に思い出す。

悲しいけどいつか大切な人たちとお別れした後、ひとつの後悔もないということはきっと無理だけれど「ちゃんと自分なりに愛することが出来た」と思えれば残された時、少しは自分の救いになってくれるような気がする。

大切にしたい人でも、ものでも、趣味でも、それがなんだっていい。
全てに対して後悔しないように愛せたらいいよね。

最後に、なんかこんな見ず知らずの一般ピーポゥオタクの白菜の漬物くらいあっさりした「結婚」ツイートに、優しく温かいメッセージを沢山頂いて胸が熱くなりました。
長い年月、ツイッターを見てくれてる方も沢山いらっしゃって感無量。

本当にアルティメットありがとう。とっても嬉しかったです。

まだまだ元気にオタクやってくぞー ー!!の気持ち。
あ、ドリームさんの京セラに行けることになりまして、めちゃくちゃ楽しみにしている。
アイドルのライブなんて何年ぶり……離れすぎてついていけるかしら。

それと、皆さん「健康で幸せに過ごしてね」と沢山言ってくれたけど、それそっちサイドもなのでね。

ウチら健康で幸せに生きてこ!!!!
結局それが一番大事なことだったりするから!!!

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