デッキ選択編

何に乗るか

今回ももちろんホガークヴァイン！
…と言いつつ、一応記事にした猫ストームも調整してたんですが、使い慣れたデッキをチューンして出たいなと思ったのでホガークヴァインにしました。
今回が添削杯初参加の知人が猫ストームに乗ってくれたというのもあるので、そっちの調整にも付き合いつつ、自分はホガークヴァインに専念しようとなりました。猫はフィーチャーテーブルにも呼ばれたので、添削杯の配信アーカイブ上がったら動画見てみてほしいです。デッキ賞も取るかもしれません。

閑話休題。
前回添削杯でかなり好成績を残した経験もあり、沖縄でABSOLUTE ZEROさんが月一Vintage大会を開いてくれるようになり、かなり自分のヴィンテ経験値が貯まってきていたのもホガークヴァインモチベの向上につながったところがあるように思います。

昨今の私のホガークヴァインは《飢餓の潮流、グリスト》で環境に多い墓荒らしに強く、《活性の力》に加え《耐え抜くもの、母聖樹》を擁するデッキとなりアーティファクトにさらに強く出られるようになったこともあり、デッキ選択自体にはあまり迷いはありませんでした。
しかし今回ギリギリまで悩んだのは、巷で流行っているタッチ赤の《猛火のルートワラ》搭載型にするのかという点でした。

デッキ調整

とりあえず何回も自分のデッキを回し対戦した結果、二つのことが見えてきました。
①サイド後は《日を浴びるルートワラ》《虚ろな者》でクロック稼ぐしかなく、墓地対策されるとあんまり好きに動けない。
②PWを出されるとフタされて終わり。

①は《猛火のルートワラ》を採用することで解決すると思われました。しかしあいつ、タフ1があまりにも弱かった。感触的にこれじゃ勝てないなとなりました。
《復讐蔦》との相性だけは抜群だけれど、代わりに《甦る死滅都市、ホガーク》の招集マナや《活性の力》のコストに当てられない。損の方が大きいという感覚です。
そのため黒緑ベースで《活性の力》をしっかり打っていける構成でいこうと採用を見送りました。

②PW対策には《飢餓の潮流、グリスト》がいました。しかし3枚以上採用しづらい（重ね引きして弱い・そもそも重い）ため代わりのいいカードはないか…と悩んでいました。
悩みつつ、ふと自分のレガシー版ホガークヴァインを眺めてみたらそこに答えがありました。その答えとは、《骨の破片》です。

これ、メインのゲームでは《縫い師への供給者》をサクッて使ってもいいし、もちろん《復讐蔦》や《日を浴びるルートワラ》を捨ててよしのカードで、思った以上に器用に動けるうえ1マナでキャストできるという…なんともヴィンテージ的にありがたい素敵カードじゃないですか。
もちろんサイド後も活躍。腐ってる対策カードを捨てたり、《Bazaar of Baghdad》が破壊された後のディスカード手段として有用です。
何よりこいつで《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》も《鋼の風のスフィンクス》も倒せるじゃないか！やったるで！！

カード購入

デッキリストがかなり固まったところで、今回添削杯に臨むにあたりそろえたカードを紹介します。
添削杯では可能な限り、デッキをFoilにしていたいと思っていました。
結構クレイジーな出費をしてるんですが、今回から参入したカードは以下の通りです。

1.《Mox Jet》

正直手に入ると思わんかったし手を伸ばすと思いませんでした。でもコレクターの方から譲っていただいて、買い得だったんだ…。

回してるとパワーなしとありはまるで違いますね。《縫い師への供給者》が100倍強く使えるようになったんですよ。先出しして上陸して、ができるから1ターン目に供給者⇒フェッチ上陸で《恐血鬼》⇒フェッチから《ドライアドの東屋》で招集して手札からホガークキャスト、とかね。そんなんできちゃうんすわ。
買えてよかったです。

2.《Lotus Petal》Foil+《露天鉱床》Foil

いつもお世話になっているプレイヤーさんが引っ張り出してきて委託販売していたFrom the Valtがあって、買おうかなと思ったら手元にお金があったんですよね（※余裕あるとは言ってない）。
ついでに強いカードもたくさん入っててお買い得！

3.《飢餓の潮流、グリスト》フルアートFoil

これも実は持ってなかったので買ったもの。冷静になる気はないけど、出費やばすぎるな…（真顔）
フルアートの絵はオシャレなのもあるけど、この怪物の目の中に入ってる虫くんが可愛くて好きです。

4.《虚空の杯》Foil

これは完全にたなぼたなんですけど、酔狂で2万円くじ引いてみたら《虚空の杯》当たったので普通にFoilになりました。
金がないのに酔狂でくじを買うなという意見、あると思います。
自分でも狂ってると思う。

5.《不毛の大地》Foil

これが今回で一番心理的ハードルが一番高かったお買い物でした。

いや、Moxに比べたらそんなことないやろと言いたいのは分かるんですけど、《不毛の大地》って普通にこの絵で揃ってたんですよ。
それをわざわざクソ高いFoilに買い替えるの、正直かなり先の話だろうと思ってたんです。
これにお金かける前にMox行こうと思ってたし。結果的には両方買うことになりましたが…

頂きものもいくつか

買い物もなんですが、今年の誕生日プレゼントにいただいたものもいろいろとあります。ありがたい限りです。

《死儀礼のシャーマン》（2枚いただいた）とか、

《日を浴びるルートワラ》とかね。おかげでいろいろと揃いました。

資産的にもデッキ調整的にも、色んな方の助力があって出来上がった今回のデッキリストはこちら↓

「添削杯Vol.6」デッキリスト

[土地]
4:《Bazaar of Baghdad》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2:《Bayou》
1:《Badlands》
4:《不毛の大地/Wasteland》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
1:《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》

[クリーチャー]
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
4:《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》
4:《恐血鬼/Bloodghast》
2:《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
4:《復讐蔦/Vengevine》
4:《虚ろな者/Hollow One》
4:《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》

[スペル]
1:《虚空の杯/Chalice of the Void》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《Mox Jet》
1:《骨の破片/Bone Shards》
3:《むかしむかし/Once Upon a Time》
4:《活性の力/Force of Vigor》


[サイドボード]
2:《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
3:《忍耐/Endurance》
2:《飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide》
1:《高山の月/Alpine Moon》
1:《骨の破片/Bone Shards》
2:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》
2:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》

写真編

今回は前回添削杯写真編（本編）のような気合いの入れ方はできませんでした。
というのも、かなりギリギリまで上記リストの調整に時間を割いていたのがあってデッキリスト提出日の8/5（金）に撮影するという慌てぶり。
写真賞に対する意気込みやメタゲーム解析は、すっかり気持ちが引っ込んでしまいました。

でもやるべきことは3つありました。
・パワーを入れたぞというアピール
・視認性の良さ
・流星Foilアピール
です。そこに気を配った結果、こんな写真になりました。

見やすさは正義！写真賞はあればいいな～という程度です。
色みやライトは特に何もせず無加工なので、本当に手がかかっていません。
「急にまじめな普通の写真でどうした！？」と思われるかもしれませんが、私は元気です。
次回添削杯は写真も頑張ろ。

試合編

そんなわけで当日を迎えました。各ラウンドの試合運びと結果レポートです。

R1　MUD 0-2　龍之介さん

G1　《継ぎ接ぎ自動機械》からMoxen並べられて《抵抗の宝球》×2から8/8になって死ぬかと思ったが、２マナから《活性の力》で宝球2枚破壊、《Bazaar》から展開してワンチャンまくれるか！？と思ったが《karakas》でブロッカーのホガーク戻されて死。

G2　《むかしむかし》《Lotus petal》《高山の月》と動いて不毛指定しようかと思ったらまさかの《精神壊しの罠》飛んできた。
《虚空の杯》《不毛の大地》と置いて返すも相手の《不毛の大地》が暴れて負け。《高山の月》が通ればワンチャンあっただけに残念…

R2　墓荒らし 2-0　丹羽てむるさん

G1　《復讐蔦》が2体走って勝ち

G2　《虚空の力線》置かれるも《活性の力》で破壊、《死儀礼のシャーマン》に《Force of Will》されても二号機《死儀礼》出して《飢餓の潮流、グリスト》出してめちゃくちゃして勝ち。グリストが相手の《王冠泥棒、オーコ》と《忍耐》をぶち殺していった。つえー

R3　墓荒らし 2-0　Burgerさん

G1　先手《虚空の杯》X=0で相手をもじもじさせつつ殴って勝ち。
《虚空の杯》めちゃつよ

G2　《虚空の力線》置かれるも《Bazaar of Baghdad》+《虚ろな者》キープで確実に4点削る。《不毛の大地》《露天鉱床》で相手のマナを割りまくり《Lotus petal》と《Badlands》で《Pyroblast》構えながら《死儀礼のシャーマン》も通して相手ライフを4点まで追いやる。
相手は相手で延々ブロッカーを立て続け《タルモゴイフ》のサイズが4/5になり膠着するも、死儀礼の影響でスペルを唱えられずにこちらの土地破壊に専念する。
どうにか落ちたスペルを使い死儀礼を起動し、相手のライフは2点。
デッキのすべてのデュアランを割られるも《母聖樹》のデュアラン破壊で出てきた《ドライアドの東屋》と《死儀礼のシャーマン》、《日を浴びるルートワラ》の3体、1/2になった《タルモゴイフ》の相手に全員で殴って勝ち。

R4　緑単t黒エルドラージ 2-0　コンブさん

G1　1ターン目に《復讐蔦》2枚、2ターン目盤面24点クロックで勝ち。

G2　《飢餓の潮流、グリスト》出されるも返し《骨の破片》で除去。《難題の予見者》出てくるも手札で腐ってた《高山の月》を飛ばされただけ。《虚ろな者》と相打ちした後、こちら盤面に《死儀礼のシャーマン》とルートワラ×2を並べて殴る。相手が《古えの墳墓》と《Mana Crypt》から勝手にダメージ食らってるうちに追加の《死儀礼のシャーマン》が駆けつけて黒マナを用意してくれたので勝ち。
《骨の破片》つんよｗ

R5　4Cティンカー 0-2　ゆーほさん

G1　《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》出されて《虚ろな者》が腐り、《策謀の故買人》で《死儀礼のシャーマン》止められ負け。
なんでメインラヴィニアなん？？？

G2　《真髄の針》で《Bazaar of Baghdad》止められた。《骨の破片》と《Pyroblast》抱えてたら普通にボルトキーされて死んだ
草　

R6　MUD 0-2　Arvelさん

G1　1T《抵抗の宝球》⇒2T《三なる宝球》はい無理ー

G2　クソデカサーガトークン君にバチボコに殴られてまけ。
《ウルザの物語》禁止はよ！！

3-3ドロップ！！！！！

SEまで生き残るとかなり疲れるのでこのくらいのタイミングで終われるのは正直ちょっと助かりました。
MUDにボコボコのボコだったのでそこが次回の課題ですね。

今回も添削さんほか運営さん、当たったプレイヤーの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。今回も満足度と疲労度の大きい大会でした。
お疲れさまでした！

次はリアルイベントだと、自分が主催してる8/28（日）の統率者交流会に向け準備を進めていきます。
あとオンラインMtG界隈の皆さんはレガシーサーバもよろしく！（雑な宣伝）

以上。

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