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【楓蔦黄】もみじつたきばむ『師匠と呼ばせて下さい』霜降/末候🍀


前回の「憧れのドームハウス」とは、ちょっと違うドームのお話。
私が住んでいる町には、試合やコンサートに使えるドームがある。
先週の日曜に、そのドームで久々に福祉フェスタと言うイベントがあって参加してきた。


相変わらずピンボケ

いつもの屋台を2台並べての物販、そして今回はドリップ式珈琲販売も予定。
9時集合は間に合ったが、私が現地に着いた頃には、もうスタンバイ🆗状態だった。
たくさんの荷物を管理してくれているメンバーのKさん、そして2台の屋台を軽トラで運んで頂いている優しいご主人にも感謝だ。
そしてそして、いつも一緒に参加してくれているカワイイ娘さんたち。
私たちが、今の活動をスタートした6年前は、まだ4歳だったお姉ちゃんのKちゃんと、まだ生まれていなかった妹のIちゃん。
現在は、小学生4年生と年長さん。
今回、子供たちの成長した姿に改めて月日の流れを感じた。



ずっと使っていた珈琲メーカーが壊れて前回の図書館カフェからHARIOの浸漬式ドリッパーに替えたとか。


前回の図書館カフェを、夫ヨッシーさんとのドライブを優先してパスした私。
ドタキャンだったのに、快く「行っといで🍀」と送り出してくれた仲間たち。
「今日は、私珈琲担当として頑張ります!」
でも、このドリップ式はようわからん?
何だコリャ?って顔をしていたら助っ人登場!
小学4年生になったお姉ちゃんのKちゃん。
図書館カフェでは珈琲担当で大活躍だったらしい。


K「まずね、レバーは上げて、フィルターをセットして、あっソコ折った方がいいよ」
私「ほぅ、なるほど」
K「珈琲は18グラム」
私「18ね、コレくらい?」
K「きっちり計って」
私「ハイ」
K「お湯を入れて2分待つ」
そこで素早くタイマーセットしつつ、開いていた珈琲缶の蓋を閉めてひとこと。
K「香り、逃げるから閉めといてね」
私「はぁ、すみません」


2分の待ち時間に、サッと動き出すKちゃん。
放ったらかしてどこ行くんだよ!と思いきや、お客様に砂糖やミルクが必要か聞きに行った模様。
只々、膨らんできた珈琲豆をボーッと突っ立って見つめていた私。
いやいや、頭が下がります。


戻ってきてタイマーを切り、スプーンでゆっくり一回ししてレバーを下げて珈琲が落ちるのを待つ。
その間にトレーに紙カップと砂糖ミルク、スプーンなどを手早く用意する小学生。
紙カップに注ぎ蓋をし
「お待たせしました(^^)」
と笑顔で任務完了!
いやぁ~もう、すっかりお姉さんだわ。




その一連の動作に見とれていた私の所に戻ってきたKちゃん
「覚えた?」
「ハイ、もうひとりでも大丈夫!」
何かKちゃんが、バイト初日に教えて頂いている先輩に見えてきた。
「じゃあ、あとヨロシク〜行ってきま〜す」
妹と一緒にスキップしながら、遊びに行ったKちゃんの後ろ姿は、いつの間にか小学4年生のカワイイ女の子に戻っていた。


その後、市長さんも登場!
市長さんにも珈琲の注文を頂いて珈琲ラッシュにアタフタしていた時、また救世主のように帰ってきてくれたKちゃん。サッと作業に加わって段取りよく珈琲を準備していく。
最後の市長さんの珈琲で、ひとまず終了。
「市長さん、後で取りに来るって」
呑気な私と違って珈琲マイスターのようなKちゃん。
「ダメ、冷めると美味しくない」
あぁ、もう先輩どころではない。
師匠!


その後、師匠は珈琲を両手で大切に捧げ持ち、広いドームの中を市長を探しに、ひとり行ってしまった。
そのうしろ姿は、小学生ではなく、仕事がバリバリできる市長秘書のようにしか見えなかった。


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