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ジャイアント食堂ができるまで

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2022年6月25日(土)青森県・八戸市美術館にて、「ジャイアント食堂」という企画をおこないます。 モノを収蔵する美術館でありつつ、コトを実践することを目指すという美術館のコンセ… もっと読む
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#ジャイアント食堂

「ジャイアント食堂ができるまで」をはじめます。

初めましての方もそうでない方もこんにちは。居間 theaterです。 このたび、来る2022年6月25日(土)に、青森県八戸市にある八戸市美術館にて「ジャイアント食堂」を実施することになりました。 このジャイアント食堂は、美術館の特徴である「ジャイアントルーム」というスペースを使って、1日限りの〝食堂〟を朝から晩までオープンするという企画です。 この企画は美術館をはじめ、さまざまな方と協力しながらつくりあげていきたいと考えています。音楽監督に音楽家・批評家の大谷能生さんを迎

居心地のよいジャイアントルームとは?

(記録:居間 theater 東) ジャイアントルームを飲食のできる食堂空間に仕立てる。 それと同時に、過ごしやすい雰囲気を考える。 居心地のよいジャイアントルームとはいったいどんな形だろう? 3月の準備段階 3月のリサーチにて。 美術館の閉館後に、空間を使ってどのように設えるか試しに検討。 美術館にある什器を使って、できるだけ「食堂っぽい」配置を考える。 テーブルは同じ方向に向かって均等に並んでいる方が、大学食堂などの雰囲気に近いのでないか。 八戸市美術館は白とグレ

まめしとぎというもの

(居間 theater 東) リサーチで八戸の台所、八食センターに訪れた。 八食センターは八戸市河原木にある食品市場だ。全長170mに、約60店舗が軒を連ねる。館内には「厨スタジアム」と「味横丁」2つの飲食街があり、市場で買った魚介類や食材を七厘で焼いて食べるスペース「七厘村」もある。 海鮮、野菜、惣菜、乾物、お菓子、お土産など、ずらりと食品が並ぶなか、とある店先にそれを見つけた。 まめしとぎ というものである。 平たい、緑色の草履のようなかたち。 薄いビニールに入