見出し画像

未来を創るために、未来を描く

シナリオプランニングって何だろう?

昨日(2020年4月23日)、「コロナ後の世界を描くシナリオプランニング DAY1」に参加しました。もちろん、オンラインで!

参加の動機は、呼びかけ人(「コロナ後の世界について、シナリオ・プランニングをしたい。どうやったら、オンラインでできるだろうか?」」と、SNS上で呟いた人)が知人だったことと、シナリオプランニングに興味があったこと。

DAY1を終えましたが、シナリオプランニングについては、私はまだよくわかっていません。昨日は、下記のような説明がありました。

▽ 「複数の未来」をよりシステマチックに考えることにより、環境の環境の変化によりよく、より主体的に関わっていく事を目指す

▽ シナリオプランニングは、「未来の記憶」をつくる
(「コロナ後の世界を描くシナリオプランニング DAY1」より)

今回を含め、5月31日までに合計4回のオンラインワークショップが計画されていますので、一連の経験の中で理解が進むのかな、と思っています。

私たちが何を選ぶかで、未来が決まる。

小グループでのディスカッションの中で、メンバーのお一人が「私たちが何を選ぶかで、未来が決まる」と仰ったことが非常に印象的でした。

その発言は、実はディスカッションの最後の最後、「もう時間切れになっちゃうよー」くらいのタイミングで出てきましたので、ご発言の真意を私が捉えることができたのか、他の方がどのようにその言葉を受けとめたのか、対話を深められなかったのが心残りです。

私自身は、その発言を受けて「未来」についての思考が拡がりました。

▽ 私にとっての、現れて欲しい望ましい未来
 【多様である】 × 【自由である】
 ⇒ 人はそれぞれ違うことが当たり前で、
  お互いを認め合うことができる世界
 ⇒ 新しい価値が産出され続ける世界
 ⇒ クリエイティブで主体的な人々

▽ 私にとっての、現れて欲しくない残念な未来
 【画一的である】 × 【排他的である】
 ⇒ (語彙が貧困ですが)自分と違う人は
  脅威であり、攻撃対象と捉える世界
 ⇒ はみ出さない事に重きを置く世界
 ⇒ 自分の頭で考えず、指示を待つ人々

そして今、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染を避けるべく、幾つもの制約の中で日々を過ごしている中で、「なんだか落ち着かないな」と感じたり、普段ならやり過ごせるちょっとしたことがやけに気になったり、そんな自分に違和感を持ったりしているのですが、どうやらここに関係がありそうだ、と言うことを認識できました。

つまり、「今、私(たち)がどのような行動を選ぶかによって、未来は望ましいものにもなるし、残念なものにもなり得る」と私は考えていて、その思考の結果として割と強いストレスを感じているようです。

「残念な未来」を予測してしまう、小さなアレコレ

昨日の対話とは少し離れてしまいますが、私自身がモヤモヤを感じていることをいくつか列挙してみます。

▽ 感染者のご自宅に張り紙がされる
▽ 医療従事者のお子さんの保育が断られる
 ⇒ そんな記事を目にすると、無性に腹が立つ…

▽ 「コロナに感染するから、散歩にもいけないわー」
 そう言っているのに、外出後に手洗いもせずに冷蔵庫に触る
▽ 近所の大きな公園には、マスクをせずに走り回ったり、滑り台などの遊具で遊んだり、大きな声を出している親子連れがたくさんいる
 ⇒ そんな状況に出くわすと、とてもイライラする…

「なんで、こんなことくらいで、私は心を大きく乱してしまうのだろう?」
と、ここ数日、本当に不思議に思っていたのですが、昨日の対話の中で一つの仮説がみえてきました。「私にとって、現れてほしくない残念な未来」を、目の前にある情景の先に見てしまっていたのかもしれません。

ここまでわかった今、とても大事なことは、「その情景の先には、本当に残念な未来が待っているのか?」と疑うことです。「他にも、考えられる未来があるのではないか?」と思考することです。

私は、自らの経験と知識を基に「残念な未来」を感じとることで、一人で勝手に腹を立てたり、イライラしたりしているわけですが、他の方の経験と知識、知恵をお借りできたら、同じ情景から全く別の未来を描くことが出来そうな気がします。

んん?これはなんだか、以前 Terra Norihiro Terazawa @オランダに習った「ストーリーテリング」に似ているかもしれない。なんとなくだけど。
しまった、話が逸れました。元に戻して…

未来を描き、未来を創る-DAY2 以降への期待

DAY2 事実を知る・過去を知る
DAY3 シナリオを描く
DAY4 一人ひとり未来を描く

この後の進め方は、上記の計画が出されています。大きな枠としては、この通りに進むのでしょう。でも、ワークショップは生き物です。何が生まれてくるのか分かりません!ワクワクしますね~

これまで、全く話したこともない皆さんと一緒に、新しい未来を描く。
私一人では考えつかなかった未来。どんな未来が描き出されるでしょう。
とても楽しみです!

余談:異なる状況下でのリーダーシップ

今回、小グループでの対話の中で、言葉にはしなかったのですが「緊急時・非常時におけるリーダーシップ/リーダーの在り方」についても考える機会になりました。

緊急時・非常時のリーダーは、強権的に物事を進められる人がふさわしい。
一方で、平時・通常時のリーダーは、周囲を活かす人がふさわしい。

企業に勤めていたとき、組織変革を進めるためのリーダー教育の中で、そんな話を教えてもらったことを思い出しました。

この辺についても、もう少し考えてみたいなぁと思っています。

今は、Stay Home!

不自由な生活が続きますが、自分自身と大切な人達のため、私たちの生活を守るために尽力してくださっている方々のためにも、Stay Home!ですね(^^)/

いまここプラス