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通勤Netflix「リプリー」


リプリー

60年代のイタリアが舞台の白黒ドラマ…と思って見たら
アランドロンの「太陽がいっぱい」のリメイクなんだね

詐欺師リプリーの全8話なんだけど、時間の流れがゆっくりで展開が遅い
それでも良い気分で見れた

ライト前ヒット ファンブルの間に二塁へ


コントラスト高めでモノの質感が伝わってくる絵
前に見た「ROMA」の様に旅行してる気分になった
太い柱と階段
高級な邸宅やホテルにある調度品
どれもステキ

突然割り込む回想シーンや、手紙を読む場面で送り主がそれぞれの居場所で語りかけてきたり、見せ方の工夫が面白かった


音も凝ってる印象
不意にクロスフェードしてみたり、特に前半は不思議な感じだった

街が石造りなのでSEが響いて聞こえる
知らない街の夜って感じ
上品なグラスが硬いテーブルに当たる音と、
酒場で歌う歌手の声が特に良かった


ネットもテレビも無いので、情報伝達が新聞と手紙
今から見ると不確かな情報がのんびり届く
もちろん監視カメラも無いので、目撃者がいないと逃げきれがち

これだけ緩いけど、主人公の心情を中心に見せていて、
現代とは味の違う緊張感が続いた


無人のボートに殺されそうになったり、やたらと階段を上らされたり
緻密な絵だからヒヤヒヤしたり笑えたりする場面が多かった

そういえば意外と笑うところ多かったなー

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