「舞台が近未来のロス」と聞いては見ないわけにいかない

近未来と言っているけど未来的な表現は特になく、
「治安がすごく悪い」が正しかった
現代に透明のアイツが来るんだもん
そりゃ面白いよ

右中間突破の二塁打

対立する武装麻薬組織
彼らが最初の餌食

ダニー・グローバー演じる主人公は刑事で部下が殺されて復讐に燃えている
（殺された部下の役名がダニーでややこしい）

更に地下鉄も襲われて犠牲者が増える

この時点でグローバーは敵の正体を分かっていない
都市にはびこる謎の存在を追う感じが良い

地下鉄のくだりで「銃を持ってると狙われがち」が分かるんだけど、
一般市民も銃ぶっぱなすのね
治安が悪い

一連の怪事件を追う品のないジャーナリストも登場
「ハードコアなんとか」という番組ロゴがヴェイパーウェイブ
ビデオ映像の時代なんですな

そういえば映画タイトルのロゴの出方も爆笑だった

プレデターの謎の明かし方がちょっとずつで、
今回はサーモグラフィー以外の検知方法があるのが分かった
検知方法毎に画面を切り替えないといけないのが使い勝手悪そう

人類より強い存在なんだけど、ちょいちょい隙が見えるのがプレデターの人気の秘密かもしれない

誇り高いハンターであるプレデターは敗北を知ると自爆する
前作もそうだったし、FBIはこの習性を知っている
シュワルツェネッガーに聞いたんだろう

その爆発は300kmに及ぶらしく、
人類が勝っても大被害が予想できるのが人口密集地ならではの面白さ

前作では気にならなかったけど、今作のBGMはオーケストラ
気合いが入ってる

ビデオの雰囲気にオーケストラ
90年代だけにあった雰囲気が良かった
エンドロール曲はトライバルなビートにオーケストラが重なる意欲作だった

次作が出るまで20年
当時の評価は良くなかっただろう
でも自分は面白かったぞ