閉じたシステムと開かれたシステムについて考えてみる

組織をひとつの“システム“と捉えたとき、閉じたシステムと開かれたシステムがそこにはある。組織のライフサイクルにおける定着期、安定期には、コンテクストは共有されているため閉じたシステムでうまくいく。むしろ早く物事が進む。(サイロによるサイレージ効果)。そこで繰り返し行われる行動学習により“暗黙知“が形成されていく。

しかし、変化が激しく不安定な時には、システムを開き、異なるシステムとの融合や再編成を行うことで組織をその変化に適応させていく必要がある。「異なるシステム」と混じり合う際に必要となるのが「対話的アプローチ」。

異なるシステム同士が混じり合い始めた時、互いのコンテクスト(文脈)は共有されておらず、暗黙知もまだ形成されていない。また、文化や社会背景が異なる場合には、同じ言葉でもその解釈が異なっている場合が多い。そのため、双方が相手との違いを認識した上で閉じていた時よりも多くの情報を交換し、コンテクストを共有する必要がある。

コンテクストの共有には、それが生み出されるまでの背景や状況の説明をした上で相手の共感を得る必要がある。その手法として「ストーリーテリング」が用いられる。(子どもの頃、絵本や童話の読み聞かせにより、コンテクストと暗黙知の形成が行われるのではないか。その時の体験があり、閉じたシステムでの経験が長いほど“ストーリーテリングによるコンテクストの共有“に抵抗を感じる要因なのではないか。“そんな子どもに話すように丁寧に言われなくても自分はもう知っている“。あるいは、“感情、感覚“を意思疎通に使うことを、未成熟なものとして扱う。言語化、論理化されたものが成熟しており優れていると考えてしまう)

あ、だんだん思考がちらかってきたので、またまとめます💧