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スマート介護士×人員規制緩和問題

こんにちは!かずき🦊です!
今回は、介護領域の新たな資格、「スマート介護士」について整理したいと思います!
また、新たなニュース「1人で4人介護可能」へ規制緩和が検討されています。
「介護の効率化」について賛否両論あるとは思いますが
人材不足が深刻な昨今、この流れは止まらないのでは・・・
その中で、活躍するのがロボット、IoTだと考えています。

以前、介護ロボットについて軽く触れさせていただきました。
デメリットは
・導入コストが高い
・管理スペースが必要
・操作が難しい
補助金で、金銭面は改善しつつありますが、活用できず、置物になっていては意味がありません。

そこで、今必要とされているのは、ニーズを理解しており、活用方法を熟知している人材です。
その様な背景があり、2019年より「スマート介護士」の資格が始まりました。


スマート介護士って?

介護ロボットやセンサー機器などのテクノロジーを活用し、介護現場の質の向上や業務の効率化を図っていく介護士のことです。社会福祉法人サンタフェ総合研究所が新設した民間資格。
介護ロボットやセンサー機器などのオペレーションに精通し効率的にサービスに組み込んでいける介護士として注目を集め、実施された全3回の試験で2,000名以上が受験し、徐々に受験者数は増加してます。

介護ロボットを導入するメリットは以下の5つ

◇介護者の身体的負担を軽減できる
◇介護者の心理的負担が軽減できる
◇介護現場の作業が効率的におこなえる
◇要介護者の身体的・精神的状態が良くなる
◇要介護者が安心して睡眠が取れるようになる

現状の導入状況

「事業所における介護労働実態調査 結果報告書」ロボット導入率

コストパフォーマンスを考えると、施設の経営者の視点に立ってみると
人員をいかに減らすことができて、かつ利用者へメリットを傍受できるデバイスのニーズが高いことが予想できます。
そのため、施設での見守りセンサーが導入率が高い傾向がある様です。
一方、まだまだ導入が進んでいないのが現状ですね。

業務効率化と人員規制緩和

実際に、規制緩和において、ITの活用が想定されており
補助金や、緩和、賃金増加を進めている背景には、業務効率化を上げ
1人でより多くの高齢者の方を介護できる様にする体制の構築を進めたいとの考えがあります。

今後は、国の政策としても、IT化を進めていきたいでしょうし
それを活用できる現場の介護士さんのニーズが益々高まることが予想されます。
個人的には、「スマート介護士」の資格取得が、自己研鑽や、将来を見据えた行動として良い選択ではないかと思います。

展望と実際

実際に、効率化によって介護士さんの給料が増えている施設もあります。
サンタフェ総合研究所では、介護士さんの業務効率が上がり、人員を少なくすることで平均よりも1割程度給料が上がっています。

ホスピタリティを重視している施設では、心理的な側面まで汲み取ったサービスを提供することこそが、利用者の満足や安心など心の充足に繋がると考えているため、介護ロボットの導入を行わないとの選択をされるところもあります。

しかし、センサーなどの利用は、ホスピタリティと効率性の両立が行えると考えており、効率化することにより、利用者との関わる時間を増やすこともできるとも考えられます。

ご視聴ありがとうございました。医療介護に関わる方々に少しでも参考になる情報発信を目指して今後も続けていきたいと思いますので、応援をお願いします!😭Twitterでも発信しておりますので、是非フォローお願いします!


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