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一期一会にありがとう。

カメラをはじめてからというもの、有り難いことに定期的に写真展に参加させていただく機会をもらった。

今年もコロナの影響で延期になってしまったが先週、無事に開催することができた。

感謝の気持ちを込めて、ここに記録として残しておく。


趣味だから本気の写真展。


この写真展は、アマチュアカメラマンの有志で年に2回開催されている。


わたしは、今年は不参加のつもりだったが勉強も兼ねて写真展に参加することにした。


今回、出展したのは4作品。
うち3作品は、わたしには珍しくポートレートだ。

昨年はじめて野点に行った時のこと。
練習も兼ねて撮らせてもらった一枚。
お茶を点ててくれたのは、
善法寺のご住職。



知り合いの和菓子職人から、声をかけてもらって初めて経験した野点。これが、キッカケで写真を撮らせてもらうご縁をいただきました。


NPO法人の活動として、
善法寺では寺カフェを不定期で
行っています。
この写真は、
キッズスペースで夢中になって
遊んでいる子どもたち。




美味しそうに
振る舞われたカレーを、
大きな口をあけて
食べている女の子。



そもそも、お寺などの仏閣は檀家だけのものではなく誰のものでもなく、さまざまな人たちのためにあるそうだ。

むかし、寺子屋というものがあったらしいがそれを思い浮かべると何となく想像できるのではないだろうか。

その役割を、現代の流れにそって『寺カフェ』『えんがわ食堂』としてNPO法人を立ち上げたのが、善法寺の若きご住職だ。


コロナ禍で、なかなか開催出来なかったとのことだが私はお誘いを受けてこちらにも初めて参加。


ボランティアとして撮影担当で参加したが、みんな一丸となってあたたかい空間で、おもてなしの心がつまった、そんなイベントだった。


わたしも、以前に真言宗の僧侶から仏閣の役割について話を聞いたことがあったが、まさに『このことか!』と点と点がつながった瞬間だった。



秋の四国カルストと
天の川。



わたしは、もともとは風景撮りだ。
風景写真が撮りたくてカメラを始めたと言っても過言ではない。

なんとなく撮った一枚で、テーマが赤だったから面白作品として出展。

テールランプに照らされた、カルストの景色と天の川は美しかったけれど実際には私が思っていたものより地味な作品だった。


写真は印刷してみないと分からない。


と言われるが、本当にその通りで印刷した写真は私がイメージしたものとは大分かけ離れていた。


せっかく印刷したけど、これは失敗した。


この作品を見たとき、わたしはガッカリしてこの作品の展示を取りやめようかと思ったくらい。


だけど、これも勉強だ!

と気持ちを新たにして写真展にのぞんだ。



見る人が変わると、わたしが思っていた反応とは真逆な感想をいただいた。

ポートレートにしてもそうだ。


自分だけの世界にこもっていたら、
分からなかっただろうな。


と、思いつつわざわざ写真展に来ていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいになった。


わたしは、映える写真は撮らないので万人受けはしないと思ってはいるが評価してくださる方がいると
やはり嬉しいもの。


自分らしい作品が撮れるように、応援してくださる方々に恥じぬようこれからも精進してまいります。






突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪