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きらめく夜に誘おう!

コロナの自粛期間が過ぎて、夜のお店にも灯りがともって素敵な空間が復活!お店を利用しなくても、地元に住むわたしとしては嬉しいことだ。

わたしの趣味は、カメラで。仲間と写真を撮りに行くこともあったけど。

わたしの母が病に倒れて。

無事に退院できたのは良かったけれど、娘のわたしにとっては毎年毎年、入院を繰り返す母を見てはいられなかった。

ひとことで言えば『辛かった』っていう表現がわかりやすいか。。 


そんなこともあって、精神的にも余裕がなくなって自分の殻に閉じこもっていたときの話。



"あなたに写真を撮ってもらいたい"


以前、ご一緒したモデルさんから撮影の依頼が来たのだ。

わたしには突発性難聴の後遺症もあって、健常者と同じように撮影をするのは難しいことがあって。一度は申し訳ないけれど、お断りをしたのだ。


わたしはプロではないし、もっと上手くて知識も技術もあるカメラマンは多数いるわけで。カメラマンは、わたしではなくても良いのではないか?と思ったのだ。


わたしの写真が好きだと言ってくれても、正直自信がなかったのだ。


そんな矢先、母の体調不良も重なり人と会ったりするのも精神的に辛くなってきて。わたしは家族との時間を大事にするようになった。


そんな時、

モデルさんから再度、撮影の連絡がきたのだ。


少しの時間でいいから撮ってほしい


撮影場所は私が以前、練習で撮った場所。

もしそこに人がいたら素敵だろうな、と思いながら撮ったのは言うまでもない。


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たまには人と会って話をしてみるか!マンツーマンでの撮影で新たな発見があるかもしれない!


わたしの病気の後遺症を理解してくれている彼女は、わたしの体調に合わせて撮影日を検討してくれた。


ポートレートを撮るのは嫌いではないけれど。カメラ目線な写真は正直好きではないし撮る気にもならない。



カメラ仲間とも最初は楽しく撮影に行っていたけど、上達するとともに『こんな風に撮りたい』『あんな風に撮りたい』という、自分の世界ができて。


わたしが撮りたいのは、こんなんじゃない!


っていう思いもでてきて、わたしは自分の写真に価値が見出せなくて葛藤していた。



撮影当日。


モデルさんと世間ばなしをしながら撮影に挑んだ。


テーマは、女子会!笑


取り繕った写真ではなくて、自然な写真が好きだから気負わずにやろう!と話し合った。


先ほど書いた、わたしの悩みも話しつつ。


本来ならば、モデルさんにカメラマンが悩みを吐露するだなんてないと思うのだけど。

今回は、知り合いだったから写真についても談義した。


『あなたの写真はね、ふと自然な感じがいいんだよね。先日○○とも、そんな話をしていたの。あなたらしくて、いいよね』って。


わたしの写真をみて、そんな風に言ってくださる方がいるとは思わなかったから目から鱗だった。


自分らしい写真が何かも分からなくなって。路頭に迷っていた私には吉報で、少しばかり自信がついたし。

やはり何よりも嬉しかった。


自分の身体にも自信がなくて。

健常者と比べてしまう自分に嫌気がさして。

だけど、わたしは私だし。

自分を否定していたら、また自分を傷つけてしまうから。

わたしは、『ありのままの自分』でいていいんだなって。そう思った。


仕事の忙しさに、家庭の事情に。

自分の体調面にも自信が全くなかったけど。

先日、久しぶりに撮影に行って様々な話をして。


依頼主から、

『もっと、こんなふうに撮って!』


とオーダーを受けて。


"一緒に作品をつくっていく"



ポートレートは、モデルさんありき。


かつ、

依頼者の要望も希望もききながら作品をつくっていく。


カメラマンが写真を撮って、自己満の世界に浸っていたらいけないな。


と思った、いちにちでした。


満足していては、やはり成長はできぬ!


人と話してみて、意見をだしあったり考えを聞くことで気づくものが、こんなにもあるだなんて。


また、自分が少しでも成長できるように。


本業も、趣味のカメラも頑張りたいです!


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突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪