2022年11月1日 14:00

タイトルはこの4年間待ちかねたメンバー発表の時刻を書かせて頂きました。何かと言いますと2022 FIFAワールドカップに出場する日本代表スカッドの発表。

来月11月20日に4年に1度のFIFAワールドカップが中東のカタールでいよいよ開幕。しかし、20年以上サッカーを見ている身として開幕前なのにビックリするくらい盛り上がってないなと思いつつ、いちサッカーファンとしてこのメンバー発表を楽しみにしております。

ネット、マスメディア問わず有識者が多くの予想をしておりますが、自分個人としては下記のメンバーを予想しております。


2022FIFAワールドカップ日本代表26名の予想

※2022年10月29日時点

GK
権田修一(清水エスパルス)
シュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV/ベルギー)
谷晃生(湘南ベルマーレ)

DF
吉田麻也(シャルケ04/ドイツ)
冨安健洋(アーセナルFC/イングランド)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
伊藤洋輝(VfBシュトゥットガルト/ドイツ)
板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ)
酒井宏樹(浦和レッズ)
山根視来(川崎フロンターレ)
中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)
長友佑都(FC東京)

MF/FW
遠藤航(VfBシュトゥットガルト/ドイツ)
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
旗手怜央(セルティックFC/スコットランド)
田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
南野拓実(ASモナコFC/フランス)
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
堂安律(SCフライブルク/ドイツ)
前田大然(セルティックFC/スコットランド)
古橋亨梧(セルティックFC/スコットランド)
上田綺世(サークル・ブルッヘ/ベルギー)
大迫勇也(ヴィッセル神戸)

ワイルドカード
川島永嗣(RCストラスブール/フランス)
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
瀬古歩夢(グラスホッパーCZ/スイス)
菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)
柴崎岳(CDレガネス/スペイン)
原口元気(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ)
相馬勇紀(名古屋グランパス)
浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)



各ポジション選出の裏付け
正直申し上げて、かつての中田英寿・中村俊輔・小野伸二・本田圭佑・香川真司・・etcなどニュースの一面を飾るような突出した個性には及ばず、チームそのものへの人気はないかもしれません。しかし、殆どの選手が強豪・中堅問わずヨーロッパの過酷なリーグでほぼレギュラーで毎週戦っており、屈強な各国の選手への恐怖は薄く、紛れもなく誰を選んでも史上最強の日本代表になることは明白です。各ポジションの選出所感を以下にまとめます。

予想フォーメーション(4-2-3-1)

画像1


<GK>
・ここは信頼と安定と結果で選びました。権田選手、シュミット選手は直近の負傷ニュースもありましたが、安定感はともに抜群。どっちがピッチに立っても実力は担保してくれるのは心強いばかり。日本で彼ら2名以上の実力を持つGKは正直いないと思っております。

・3人目に迷ったのは、記憶に新しい東京オリンピックで活躍した湘南の若き守護神の谷選手か、現時点でワールドカップ3大会連続出場(2010、14、18)の川島選手。川島選手にはチームキャプテンとしての働きも十二分に期待できますが、思ったよりベテランはいるのでここは未来への思いを込めて谷選手を選出しました。

<DF>
・4バックを敷くにあたり、センターバックに2枚・両サイドバックとして1名ずつ置いたような感じです。

・レギュラーはセンターバックの吉田選手・冨安選手、左サイドバックが中山選手、右サイドバックは酒井選手となると予想。

・リザーブとして、センターバックは谷口選手・伊藤選手・板倉選手、左サイドバックは長友選手、右サイドバックは山根選手。

・この守備陣は複数ポジションができるのも魅力的でして、森保監督が得意とする3バックにも試合経過を見て変更できるのが大きい。冨安選手はアーセナルにて両サイドバック、伊藤選手は左サイドバック、長友選手は両サイドバックと複数ポジションができるのも魅力ですね。

・不安要素としては、所属クラブでリハビリ中の板倉選手の怪我の回復具合。強豪ドイツとの決戦には非常に役に立つ存在なため間に合うことを願うばかりです。

MF/FW
①ボランチ(守備的MF)
・ボランチ(守備的MF)を2名とした場合、遠藤選手と守田選手の2枚看板はほぼ固定。遠藤選手は所属クラブで日本人ながらキャプテンを務め、屈強な選手がゴロゴロいるドイツで、2年連続のデュエル王(1対1の強さを表す指標)となり日本の心臓とも言うべき存在となりました。守田選手は今シーズンポルトガルの名門クラブのスポルディングCPへステップアップ移籍し、直近のUEFAチャンピオンズリーグ(ヨーロッパ最高峰のクラブを決める大会)でも奮闘しぐんぐん成長しております。

・ボランチのリザーブとしては、田中選手と旗手選手をチョイスしました。このポジションはDFにも適正のある選手がいるため、非常に分厚いのですが専門として動ける田中選手、マルチロールとして動けてコンディションも良い旗手選手が務めることで面白くなりそうです。

②トップ下(攻撃的MF)
・トップ下には鎌田選手。この選手に関してはもう説明不要なくらい絶好調で、昨シーズンは所属クラブの中心となってUEFAヨーロッパリーグ(UEFAチャンピオンズリーグに次ぐ名誉ある大会)で優勝し、新シーズンに入ってもリーグ戦・UEFAチャンピオンズリーグともに大暴れしております。9月のヨーロッパ遠征でも、アメリカ戦で先制点を叩き込み攻撃は完全に鎌田選手を軸とする方針が固まったように見えます。

・トップ下のリザーブには南野選手。森保監督体制以降攻撃を牽引し、エースナンバー10番を背負う彼は今シーズンから新クラブへ移籍したもののフランスで苦しんでおり、先のエクアドル戦でもスタメンの組み合わせこそありましたがなかなか適応に苦しんでいる感が否めません。ただ、テクニック含め攻撃は計算できる選手ではあるためセンターフォワードや左ウィングとしての起用も可能性として考えられます。

③右ウィング(攻撃的MF・FW)
・次は右ウィングですが、ここは伊東選手で間違いないでしょう。今や代表に欠かせない存在となり、その俊足はアジアでは敵チームが片付けられないレベル。ベルギーの強豪クラブでの活躍が評価され、今季からフランスを戦場としていますが何事もなく対応。確かな存在感で暴れており、ワールドカップでもその俊足を生かしたプレイに注目です。

・右ウィングのリザーブは、こちらも伊東選手に負けていない東京五輪世代のエースでもある堂安選手。今シーズンはオランダの強豪から、ステップアップしドイツへ移籍。このポジションが面白いのは伊東選手も堂安選手もこれまでの日本人選手にないレベルでテクニックに優れているということ。コンディションと実績で伊東選手をファーストチョイスとしていますが、後半から堂安選手をジョーカーとして使えるのは大きな強みです。

④左ウィング(攻撃的MF・FW)
・左ウィングは、9月のヨーロッパ遠征で意外な選手が浮上。名乗りを上げたのは、日本の神童・久保選手。今季はスペイン屈指の強豪に移籍し、彼のプレースタイルがより進化し存在感もぐんぐんと高まっています。以前の所属チームほど守備を求められなくこともあってか、試合を重ねることに動きもよくなり、コンディションは過去最高なのではないかと感じています。

・左ウィングは他のポジションと異なり、リザーブというよりもジョーカー(切り札)として三苫選手をチョイスしました。彼を先発として使うか、後半10分台からのジョーカーとして切るかを考えた時、相手チームの疲労が蓄積してくる時間帯で起用する後者ではないかと思いました。彼のドリブルは本当に異質というか、南米選手のような独特のリズムで守備を切り裂く、これまでの日本人選手にない武器があります。なおかつ得点力がみなぎっており、前半で久保選手が作った良い雰囲気を受け取って起用するリレーを形成できたら日本の大きなストロングポイントになるのではないかと思います。

⑤センターフォワード(FW)
・このポジションが良くも悪くも当確を出せなかったかと思います。現状のファーストチョイスは正直いないのですが、現在所属チームで勢いのある古橋選手をスタメンに考えました。ただ候補として考えた古橋選手、前田選手、上田選手に大きな差は無いかと思います。誰がスタメンに出てもおかしくはない。大迫選手は日々私がヴィッセル神戸の試合を見ているというのもあるのですが、ほぼ代表レギュラー時のコンディションが戻ったと感じて入れました。

・古橋選手は的確なパスからの飛び出し、ポジショニングに長けておりチームの連動の中で活きるタイプですが、練習時間の短い代表ではなかなか本来の60%も出ていないのではないかと印象。

・前田選手は俊足と高い位置で相手にプレッシャーをかけられる選手で、9月のアメリカ戦では非常に効果的なセンターフォワードとして機能しました。

・上田選手はシュート、キープ力、フィジカルと総合的に優れている選手。今シーズンは海外移籍して間もないせいか、所属チームでの得点は少ないですが移籍前のJリーグではトップスコアラーとして君臨。コンディションは決して悪くありません。

・最後に大迫選手が滑り込むのではないかと思います。森保監督体制以降、最も実績があり戦力として計算ができる選手です。怪我で今年の初頭から代表を外れて、所属するヴィッセル神戸でも離脱が続きましたが復帰後はとんでもない速さでコンディションを回復。チーム随一のストライカーとして活躍しています。

<ワイルドカード
・ワイルドカードとして並べた選手は自分の予想リストには入れておりませんが、先日未公開で提出されたラージリスト(代表候補55名)に入っているであろうかつ、その中でも選出の可能性の高い選手を選びました。

狂ったグループEを突破するには?

・今大会のグループリーグはサッカー日本代表が、過去の年代別も含めた全カテゴリーの全ての大会で経験したことのない、過酷な組み合わせになったかと思います。

・ワールドカップでミスをすることが殆どない、安定感の代名詞であるドイツ代表、以前ほどの怖さは無いものの世界随一の高い技術で攻めてくるスペイン代表、絶対的守護神が君臨し日本がこのグループで負けが許されない中米の雄コスタリカ代表。

・とにかく初戦のドイツを引き分け以上で終えることが絶対条件です。そこから一つ一つ考えてクリアしていくこと。目の前の試合を本当に大事に。

・4年前のロシア大会は最悪の下馬評で開幕しながらも日本代表はコロンビアを倒し、紙一重でグループリーグを突破し、世界ランク1位のベルギーをあと1歩まで追い詰めました。我々にできることはひたすらに応援すること。悲願のベスト8以上を目指して応援しましょう!

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