見出し画像

春だ!桜だ!ポッドキャストだ!

春ですね。
街には新社会人らしき人の姿が現れ、閉塞的なビジネス街にフレッシュさが吹き込みます。そして、Twitterではどこからともなく現れ新社会人にアドバイスをしては消えていく輩が散見される、そんな季節ですね。

私などがアドバイスなどおこがましい限りですが、
ビジネスという戦場に向かう満員電車に揺られる時間を少しでも有意義にして欲しいという事で、新社会人になられた方々にポッドキャストでも紹介しようと思います。

1.サンドウィッチマンの東北魂

東北出身のサンドウィッチマンのお二人が、東日本大震災をきっかけに始められたポッドキャスト。内容としては東日本大震災にまつわるトークをリスナーからのお便りを中心に行っていくという物。

アンチがほとんどいないということで有名なサンドウィッチマンのその所以がよく分かる、平和極まりないコンテンツ。なんか分からないけどこの二人はただ笑ってるだけで面白い。

その圧倒的知名度により各国に「特派員」という名のリスナーがおり、なぜか異国情緒が非常に豊かであるという点も印象的。
そしてネタじゃない普通のトークでも非常にテンポが良いのは、やはりプロは違うなと思わざるを得ない。
また、たまにくるゲストも豪華で他の芸能人のポッドキャストとは一味も二味も違うなと感じる。個人的に面白かったのは元国税局員・現お笑い芸人のさんきゅう倉田さんのAVの下りがめちゃくちゃ面白かった。

残念ながらこちら2021年に終了してしまいました。悲しい。

2.Creepy Nutsのオールナイトニッポン

ラジオを語る上で欠かせないオールナイトニッポン。
まずは今やすっかりメジャーシーンに馴染んでいる HIPHOPユニットCreepy Nuts。そのうちの一人であるR指定を「フリースタイルダンジョン」で見かけたのが彼らを知ったきっかけ。

アーティストの枠にとどまらないそのトーク力がいかんなく発揮されていて、というか発揮され過ぎていて始終かなりテンションが高め。かと思いきや、彼らの楽曲に潜む哲学や成し遂げた偉業の裏側の話なども聞けるので、HIPHOP最近ハマりましたって人は聞いたら楽しいんじゃないかなと思う。
この2人は実力のある色物というだけでなく実はHIPHOPカルチャーに対して真摯に向き合う紳士であるという一面も垣間見える。「マツコ会議」での一幕はHIPHOP好きとしてかなりグッと来てしまった。

とはいえポッドキャストではノリがほとんど男友達間のくだらない会話なので、一男性としても非常に聞いていて心地が良い。


3.霜降り明星のオールナイトニッポン

これはね、最高ですよ。
私はこのポッドキャストから入って霜降り明星を好きになりました。
単独ライブも観たし、せいやのYouTubeチャンネルや粗品のゲーム配信を観るほどにはハマりましたね。

霜降り明星のポッドキャスト聞いてて思うのは、喋りだけでもここまで笑わせられるものを作りだせるって芸人さんってまじで上手いんだなって事ですね。
それとたわいもない会話でゲラゲラ笑ってる二人の様子を見ていると、テレビで観る時とは違って仲の良さが滲み出る感じがあって好きなんです。

更にオールナイトニッポンともなるとリスナーからのお便りの数も尋常では無いらしく、訓練されたハガキ職人達の洗練されたお便りがすごいのも見所ですね。
個人的にはせいやのナダルのモノマネと武田鉄矢のモノマネが好きです。

あとこれは好きなネタ。粗品のサイコ感が良い。


4.金属バットのMusic Sound

知る人ぞ知るコンビ、金属バットのお二人によるポッドキャスト。
ネタを見たことある人なら分かると思うが、この二人のラジオはかなりやばい。
まず名前からしておかしくて、Music Soundって…。あと普通にピー音入るし、お便りの送り先のアドレスがsex@gera.fanって、今時中学生でもやらないようなアイディアで成り立っているのが最強すぎるんですよね。本当によくこれでOK出たな、っていうコンテンツです。ちなみにこれはお笑い芸人のポッドキャストに特化した「GERA」というアプリで視聴可能なコンテンツです。

金属バット知らないよって人は下記をぜひ


5.COTEN RADIO

これはもはや説明不要かと。
歴史データベース「coten」の研究開発を行う株式会社COTENが運営するCOTEN RADIO。個人的には昨今のポッドキャストブームの火付け役なのではないかと思っております。

「歴史を面白く学ぶ」というコンセプトを掲げる歴史系ポッドキャストで、テーマごと各3〜7回くらいのエピソードでかなり深く掘り下げて多面的に解説してくれます。

私の様な歴史弱者からすると歴史という言葉の漠然すぎるスケールに圧倒されがちで手の付け所が分からないというのが関の山ですが、COTEN RADIOは身近な物との繋がりからアプローチしていたり、圧倒的インプットによる小ネタや実話を織り交ぜて説明されるのでかなりとっつきやすいですね。MCを務める深井さん、ヤンヤンさん、樋口さんの連携が絶妙なのも人気の一つかと。

それと深井さんつながりでこちらも是非に。
個人的には橋爪大三郎先生の聖書の回が非常に面白かった。


6.ゆる言語学ラジオ

ここ数ヶ月で飛ぶ鳥を落とす勢いで勢力を拡大しているポッドキャスト。
出版社にて編集者として勤務する水野氏と「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」を執筆する堀元氏がホストを務める。

「え、言語学…?」という方々が大多数だと思うのですが、これは声を大にして言いたいです。1回騙されたと思って聞いてほしい。市民権を得ている理由がよく分かる。

言語学と言うけど言語なんて私たちの身近に当たり前の様にあるものだから、もうほとんど生活みたいなもんです。なのでほとんどゆる生活学ラジオです。Connecting the dotsみがあります。

先で述べたCOTEN RADIOさんもそうなのですが、凄まじい知識や熱量を持った方々の会話をただただ聞くだけってめちゃくちゃ面白いんですよね。賢くなった気になれる(実際には全くなってない)。

個人的に面白いなと思ったのは、辞書編纂者シリーズと

赤様の言語習得シリーズと

その他雑談回に関しては全部ですかね。言語学と言う堅苦しさ抜きに非常に興味深い内容になってると思います。

最近サポーターコミュニティを始められた様で、コミュニティ内では日々ガチの識者をはじめ一般の人も交えてにハイレベルなコミュニケーションが勃発している様です。その内容はもはや言語学に留まらず様々なジャンルにまで及んでいるの」だとか。幅広い層にウケているという点が素晴らしいですよね。私もお布施しようかな…。
とにかく今最もアツいポッドキャストの一つと言えると思います。


7.上京ボーイズ

その名の通り、上京したアラサーの小太り氏と広告代理店に勤めるサラリーマンの尾道ミント氏による雑談配信系ポッドキャスト。

こちらも非常に面白いです。小難しい話は抜きにアラサー男性の2人がフリートークをするというものですが、時には下らなくて、時には共感できて、一般人に近い感覚で話されるので友達の話を聞いている感覚ですかね。あと個人的に私は上京した人の話を聞くのが好きなんです。

ポッドキャストの利点の一つとしてながら聞き出来るというのがあるのですが、この上京ボーイズはまさにながら聞きするのにちょうど良いと感じます。

一時期更新をお休みされていたのですが最近また復活したので嬉しい限り。


8.ハイパーハードボイルドグルメリポート

これだけSpotifyです。
先般の第3回Japan Podcast Awardsにて大賞を獲得されたこちら。
名前のインパクトが凄まじい。ポッドキャストでグルメリポート…?あまり表に出る事のない方々の生活を彼らの飯を通して覗き込むというもの。番組説明のこの一文もかなりエッジが効いてて良い。

※取材に応じてくれた全ての人々の言葉を尊重し、
"真実"の所在は不確かであることを弁え、
「あくまで個人の意見です」といった無意味な注釈を付することはしません。

Netflixにある小籔さんの映像版もめちゃくちゃ好きなんだけど、あえて音声のみのこちらの方がなぜか緊張感もリアル感もひしひしと感じる。やはり感知できない部分が多いとその分鑑賞者の想像力をかき立てるんだな。

先ほどポッドキャストの利点はながら聞きだと書いたが、これに至ってはながら聞きどころではなくて普通に聞き入る。何ならノイズキャンセリングばっちりでしっかり聞きたい。

あとエンディングが大好きでエンディングだけ繰り返して聞いちゃいますね。


以上です。

正直まだまだあります。
ゆとたわとかドングリFMとかコペテンナイトとかRebuildとかとか!
ポッドキャストは今ほんとアツいコンテンツなので、探せばもっと趣味性や専門性の高いものが見つかると思います。

新社会人の方々に限らずですが、電車に揺られるだけの通勤時間は本当に無駄だと思うので、出来ればスマホのゲームでは無くてポッドキャストを習慣にしてみてはどうでしょうか!


ちなみに英語学習に特化した版はこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?