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光使い

小学生の頃大好きだった『火星物語』というゲーム。主人公の少年は“風使い”と呼ばれ、七色の風と心を通わすことができる特別な素質を持っている。彼は風と友達になることで、その特別な力を貸してもらうのだ。

この“風使い”という設定は子供心にとてもワクワクした。自分も風の精霊と友達になって、“風使い”になりたいと思った。

物語の世界に惹かれる、子供らしいただの憧れ。

だけど最近ふと思った。大人になった僕が今憧れる写真家、カメラマン、フォトグラファーの方々はきっと、光で世界を描く”光使い”なんじゃないだろうか。七色の光を操る特別な力を持った人たち。

もしかしたら、なれるのかもしれない。子供の頃に憧れた、あの”風使い”のように。

”光使い”を目指して、今日も僕は写真を撮る。

気に入っていただけましたら。活動の糧にさせていただきます。