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自重トレから地球トレへ

自重トレとは自分の体重を使ったトレーニングで自分の体重以上の負荷をかけることはできない。
ゆえに鍛えられない部位がある。
ゆえに自重トレは劣っていると言われてしまうことがある。

あまり余計なものを持ちたくない性格であるので、自重トレでいいじゃないかと言いたいものの、確かに事実としてそうである。
なので、目的別で使い分けるでよいと思う。ただし、見方を変えることによって、自重トレは地球トレと言い換えられ、何者にも変えがたいトレーニングである。

ダンベルの代わりに地球
トレッドミルの代わりに地球

結局は道具を地球に変えているだけである。

発想の転換で思わぬトレーニングになり、またマインドフルネスなトレーニングにもなる。

段階1

ものの代わりとして地球を使う

ベンチプレス代わり

ベンチプレスの代わりに地球を持ちあげる
地球に持ち手はないが、地球を持ちあげるつもりで力をいれる
→ただの腕立て伏せだけど、自分を持ち上げるのではなく地球を持ち上げるというだけで、全く違うトレーニングになる

レッグプレスの代わり

レッグプレスの代わりに足で地球を支える
地球を持ち上げるなんて不可能である
→ただのスクワットである。でも地球を自分の足で支えているとおもうと、全く違うトレーニングになる

段階2

引力として地球を使う

パンチングボールのように

パンチングボールはパンチするとゴムの力で戻ってくる。引力もにていて、地球の重さが自分の重さを引っ張っているが、同じ力で自分が地球を引っ張っていると言える。
自分の中心に向かって地球を引っ張っているのである。
→結局はジャンプである。地球を蹴ってパンチボールのように戻ってくる力で鍛える

段階3

マインドフルネスとして使う

地球を自分の道具として使う

マインドフルネスの基本として感覚に集中するというのがある。呼吸に集中する、数を数えることに集中するなど。
周りの色々なことを無視して、いまここを感じる。つまりは自分だけである。周りに色々あるが自分だけである。
地球さえも一旦無視してしまうことである。
そして今度は呼吸に集中するように地球に集中するとどうなるか、私が地球を引っ張っている、そして私が地球を支えていることになる。
私は何からも束縛されていなくて、単純に地球を引っ張っていることに気付く。地球を引っ張っているが、私は何かに支えられることはなく、宇宙のど真ん中で、一人で地球を支えている、もしくは引っ張りあいをしている。

そんな気持ちで自重トレを地球トレとして扱うのはかなりたのしい。

次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。