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巡礼28日目 to サンティアゴ・デ・コンポステーラ(20.8km)"japón"、それは私です

👣a rúa - o pedrouzo - o amenal - san paio - lavacolla - villamaior - san marcos - monte de gozo - santiago de compostela

road sign " to santiago 11km " サンチャゴまで11km

振り返れば温かい

あと20km歩けばサンチャゴか~実感がわかないなあ。なんだかあっという間だったよー、さみしいよ!

いつも通り、うがいして顔を洗ってコンタクトレンズを入れて、日焼け止めを塗って。モタモタと荷造りしてから朝ごはんを食べた。コーヒーを飲んでから歯を磨いて。あー、もっとここにいたいなあ・・・名残惜しい気持ちで、のろのろと出発。

そこから先は、ひとつの街に着くたびになんとなく立ち止まる感じ。トイレ休憩と言う名のもとにカフェに立ち寄り、カフェがなければベンチや石段に座る。入念に足のマッサージをしてみたり。

あ~ついちゃうわ・・・あんなに目指してたのにね~不思議なもんだよね~と自分にツッコミをいれながら、それでも、何度も「ちょっとまって!ちょっとまって!」と思う。

そしてどんどん田舎道のようなところがなくなって、国道?がでてきて、徐々に家、やがて店が並び始めて、ああ、大きな街に入ったんだなとわかる。

ふいに呼び止められて振り向くと、カフェのテラスに座っているおじさんたちが「オマエ、よくやったなあ~!この道をまっすぐ行けばサンチャゴだぞ、あとちょっとだ!」と、拳をあげて応援してくれた。

この感じ、ずーっとあったな。誰かが見てくれていて、気にかけてくれて、フイに励まされて。「vamos!」「you made it!」「keep going!」サムズアップしたり、肩を叩いたり、ハグしたり。クラクションも、応援だった。膨大な温かさをもらって、日を追うごとに、カスカスだった自分の中に湧き上がるものを感じていた。

ほどなくして、街の中心部に到着。大聖堂ちかくのアルベルゲにチェックインして、サッとシャワーを浴びてから、身軽になって巡礼事務所へ向かう。

窓口でクレデンシャルを渡すと、窓口の女の人が笑顔で「congratulation !」最後のスタンプと証明書をもらう。うおー!とか、やったー!とかそういうテンションはなくて、ただ静かにうれしい。あした一日休んだら、フィニステーレとムシアまでまた歩ける・・・楽しみだな!

夜、大聖堂のミサに参加する。どっしりと立派な大聖堂に、巡礼者もそうでない人も、たくさんの人が参加していた。なんとなくみんな興奮しているように見えたのは、私自身がそうだったからかも。ミサのはじめ、祭司がいろんな国の名前を読み上げていて(その日に巡礼を終えた人たちの国籍?)、「ハポン」と聞こえたとき「あ、はい、それ私です!」心の中でじんわりと高揚する。

ミサのあとは、お祝いディナーに合流した。ケイシーや、ここ数日中に知り合ったマルガリータやベロニカ、ロバートもいて、知っている人も知らない人もみんな一緒に、お互いを讃えあう。完歩した人も、バスに乗った人も、途中参加の人も、自転車の人も、とにかくここ(サンチャゴ)についたのだ、ということに心からホッとしてうれしい様子。ちょこちょこ人が出たり入ったり、暗くなるまでにぎやかな時間を過ごした。

カミーノの中盤で知りあってから、いつも気にかけてくれていたケイシーはあした帰国。午後一の便だからその前にコーヒーを飲もうと約束する。

said 'thanks' to albergue
お世話になりました!
probably near albergue
たぶん、アルベルゲの近く
everyone walks towards santiago de compostela 
たくさんの巡礼者、みんな大聖堂を目指してる
i like this mood, i don't know why
この感じ、なんか好きなんだよな
around monte de gozo
青空ポッカリ、モンテドゴゾのあたり
el pulpo bonito
かわいいのでパチリ
buddha
道端にブッダ
saw the cathedral in the distance
静かに興奮
the cathedral of santiago de compostela
目指したのはここ
certificate & credential
新旧?クレデンシャルのバトンタッチ
pipe organ, so big !
こんなオルガン初めて見た!両側から突き出してる
rit a candle with thankfulness
ありがとう、の気持ちで

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