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7月3日【日曜】

7時に起きる。朝シャワーを浴びるために早く目覚ましを設定していたけど、諦めてもう一度眠る。何度寝かを繰り返して起床。9時半。溜まりにたまった洗濯物第一陣を開始する。
先週一週間は自分を宥めるために暴食を繰り返した。が、この土日からは自分のよりよい暮らしを目指すために使うと決めていた。昨日は部屋の掃除と押し入れの片付け。元カレ関連の品を片っ端からごみ袋に詰めた。ぬいぐるみは捨てられず。ぬいぐるみに非はないし、私はこいつらを愛してる。今日は洗濯物との格闘に費やす。 
費やすと言っても洗濯機を回している間は暇だ。暇だと無駄なことを考えてしまう。元カレがしてくれていたことを思い出しては寂しくなる。掻き消す様にYouTubeを観まくる。
洗濯物第一陣を干し、ご飯。好きなラーメン屋をウーバーする。ウーバーともしばらくおさらばしたいため、これが最後と自分に言い聞かせる。
しばらくのんびりした後、第二陣を回す。また暇になる。YouTubeを観まくる。コインランドリーに赴き洗濯物を突っ込む。乾燥待ちのおばさんがガーシーを観ていた。一度家に戻り、たばこを吸い、またコインランドリーへ。おばさんは夏木マリのTiktokを観ていた。
その後銭湯に向かった。いつぶりの銭湯だろう。銭湯は大好きで大好きでたまらないんだけど、コロナが流行り始めてからはなんとなく控えていた。本当なら家から少し離れたところにある立派なスーパー銭湯に行こうかと思っていたのだけど、寂しさをいなすことに気力使いすぎて元気がなかったため、近場の銭湯に決定した。知らない道をぷらぷら歩く。小川の側を歩く。やっぱり寂しい。おしゃれも何もせずただ二人で散歩をした時のことを思い出してしまう。寂しさに強かった頃の私は、何も知らなかったから強かったのだなと痛感する。
銭湯。備え付けシャワーがとんでもない熱さでビビる。更に周りは普通にシャワーからお湯を浴びててビビる。自分の軟弱さを恥じながら、桶にちまちまお湯をため被るのを繰り返す。良い銭湯だった。前住んでいたところにも良く似た銭湯があって、懐かしく思った。そこは随分前に取り壊されて、それがちょうど私がほかのスーパー銭湯に浮気し始めた頃だったのですごく後悔したのを覚えている。それが甦ったみたいで何だか少し嬉しかった。サウナに入る。激熱。サウナも久々だったので12分入っていられるか不安だったけど、何とか乗りきる。サウナのあのじっと耐えるしか無い感じがすごく好きだ。ただじっと耐えて、その後に水風呂に浸かる瞬間がものすごく好き。というか水風呂が好き。3セット繰り返して上がる。ドライヤーを忘れたため、脱衣所にあった椅子型のドライヤーを始めて使った。まんじりとも乾かず。次は絶対に自分ちのドライヤーを持ってこようと決心して銭湯を出た。
帰り道。またやっぱり心細くなる。シャッターが降りた商店街を歩きながら、どうしようもない寂しさで頭を支配された。寂しい寂しいばかり言ってるけど、正直今はこれでいいんだと思う。もう自分が感じたことを建前の為にうやむやにしたくないのだ。他人や演じたい自分の為に、自分の感情を押し殺すのはもうしたくない。前はそれで平和なら全然良いと思っていたけど、私の中身が平穏になった試しはなかった。感情を無視したことについてどう自分に言い訳するかばかり考えていた。器用な人間ではないから、一度その状態になるとその事しか考えられなくなる。もうやめだそんなのは。私は、今すごく寂しい。寂しいけど、誰にも頼らずにこの寂しさを克服してみたい。思った通りに生きていけるのだと自分に証明してあげたい。そのためにしばらくは、生活を頑張ろうと思う。今すごく呼吸がしやすい。

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