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Impact Lab, Impact Finance Lab開始

Impact Lab

11月末からImpact Labが始まりました。


Impact LabとはOxford MBAの課外活動(Co-Curricular Activity)の1つで、オックスフォード経営大学院スコール社会起業センターが主催するインパクトキャリアにコミットしシステムチェンジを主導するMBA生のためのラボです。

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Impact Labは100時間以上のコミットが要求され、週に2~3コマのペースでセッションがあり、予習や宿題、75%以上の出席とラボへの高い貢献が要求されます。感覚的には授業2つ分くらいのボリュームです。

プログラムは年間を通じて、以下のような内容になっています。

KNOWLEDGE
1.SDGs & Big Business
2.Systems Change
3.Movement Building
4.Impact Investing & Equality
5.Impact Accountability
6.Emerging Technology for Social Impact
SKILLS
Storytelling Cafe 1
Storytelling Cafe 2
Storytelling Cafe 3
Storytelling Cafe 4

TED Londonのディレクターの方がストーリーテリングについて、レクチャー&個別フィードバックをしてくれます。僕は5月に発表する予定です。

BEHAVIOURS
Retreat 1(合宿)
Retreat 2(合宿)
Peer Coaching Groups

初回がRetreat だったのですが、U理論など内省的な内容が多かったのが印象的でした。

上記以外に卒業生との交流会、キャリアセッション、オープンシリーズ(ラボ生以外も参加可のセッション)もあります。


ラボに所属できるのは50名のみで、書類選考面接を通過する必要があります。倍率は例年3倍以上です。

選考はOxford MBAの出願よりヘビーでした…。

原則として、インパクトキャリアにコミットしており、他のラボ生に貢献できる知識・経験を有することが前提になっています。

書類審査では、CV(職務経歴書)を提出し、「夜、眠りに就くときに眠れなくなるような、あなたにとって重要な問いとは何ですか?」など16の問いに回答しました。

面接では、卒業生2名と面談を30分行いました。
質問内容は書類審査の回答の深堀でした。僕は、「インパクト投資やインパクト評価の知識・経験を共有できること」「Impact Labに所属したくてOxford MBAを受験したこと」「インパクトキャリアへのコミットメントはライフタイムコミットメントであること」を強くアピールしました。アピールの甲斐あり、通常は合否発表は1週間後なのですが、その場で「あなたはImpact Labに相応しい」と言っていただきました。

合格した後も、「宣誓書(commitment letter)」の提出を求められました。そのおかげもあり、Impact Labは貢献しあうコミットメントの高いコミュニティを形成することができています。

Impact Labでは社会起業家、インパクト投資家、Teach For America出身者などと仲良くなりました。

Impact Finance Lab

Impact Labと名前が似ていますが、全く別のラボです。
僕はImpact Finance Labにも参加しています。

Impact Finance LabについてはOxford MBAのウェブページにはどこにも書いてないため、入学して初めてその存在を知りました。

Impact Finance Labは選抜はなく、登録すればオックスフォードMBA生であれば、誰でも参加できます

内容は以下のとおりです。

1.Impact Investing
2.Impact Investing Ecosystem
3.Impact Measurement
4.Impact Due Diligence
5.Impact Finance Deals
6.Impact Finance Funds
7.Impact Finance Portfolio

週1コマ(2時間)で事前課題もあります。
選択科目 "Impact Investing"を受講する人は、Impact Finance Labに参加することが推奨されます。

講師はAunnie Patton Powerさんで、Oxford MBA卒業生(2012)でした。

ADVENTURE FINANCEという書籍を執筆中で、2021年に発売予定だそうです。

他にもFinance LabCreative Destruction Labなどがあり、Labへの所属は任意ですが、今後のキャリアプランに応じて、いずれか1つに所属するのが一般的だと思います。

Labは年間を通じてのプログラムであるため、印象的なセッションがありましたら追記していこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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