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インプラントのオールオン4の寿命はどのくらい?

インプラントのオールオン4の寿命はどのくらい?

インプラントのオールオン4は、最小4〜6本のインプラントで最大12本の人工歯を支える治療法です。従来のインプラント治療よりも手術時間や治療費が抑えられ、状態によっては最短1日で人工歯を装着できるというメリットがあります。

しかし、オールオン4の寿命はどのくらいなのでしょうか?また、オールオン4を長持ちさせる方法はあるのでしょうか?

この記事では、オールオン4の寿命や長持ちさせる方法について解説します。

オールオン4の寿命はどのくらい?

オールオン4の寿命は、基本的には他のインプラント治療と変わりません。一般的には、インプラントを入れてから 10年経過してもまだ使用できる確率は、90%以上 だといわれています。

場合によっては、一般的なインプラントと同じく、20年・30年と使い続けられる可能性があるでしょう。

ただし、他のインプラント治療と同じくオールオン4の寿命も、口の中の衛生状態・メンテナンスができているか・生活習慣などで大きく左右されます。

オールオン4の場合、最小4本のインプラントで人工歯を支えるので、 1本でも使えなくなると、他のインプラントに大きな負担がかかります。そのため、1本でもインプラントが寿命を迎えると、除去して再治療しなければいけません。

また、かぶせものは、インプラントより寿命が短い場合が多いといわれています4。かぶせものが先に寿命を迎えた場合、つくり直す必要があります。

オールオン4のかぶせものは、奥歯からすり減っていく場合が多く、噛み合わせのバランスが崩れやすいので、定期的チェック・メンテナンスは必須です。

インプラントオールオン4の寿命を長くする方法    

オールオン4の寿命は、他のインプラント治療と同様、メンテナンスや患者の健康状態などによって異なります。長持ちさせる方法は以下の通りです。

日ごろのメンテナンスを徹底する

インプラントを入れると、天然の歯とは違い歯周病にならないと思われがちですが、 インプラント周辺の組織が歯周病のような状態になる「インプラント周囲炎」になる可能性 があります。

インプラント周囲炎は、インプラント周辺の組織が細菌に感染することにより起き、歯周病と同じく、歯茎の腫れ・出血・膿などの症状が出て、次第にインプラントを支えるあごの骨を溶かします。 最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまう恐ろしい病気 です。

インプラントは人工物なので免疫機能が機能せず、細菌への抵抗力が低いため、 インプラント周囲炎の進行速度は歯周病の約10倍 といわれています。

また、初期は出血などの自覚症状が少なく、あごの骨が薄くなっても天然の歯と比べてぐらつきが少ないため、異変に気がつきにくいのが特徴です。気がつくころには重症化しているケースも少なくありません。

インプラント周囲炎を防ぐには、歯周病と同じく、日ごろのケアで歯垢を溜めないようにすることが大切です。 毎日 丁寧にブラッシングする のはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスで、歯と歯の間など汚れが付着しやすい部分を重点的にきれいにしましょう。

歯科クリニックのメンテナンスを受ける

定期的に歯科クリニックの検診を受け、インプラントや歯茎などの歯周組織、かぶせものの状態をチェックすることで、インプラント周囲炎やかぶせものの破損などの異変に早期に気づき、対策が可能 です。

また、歯垢が固くなった歯石は通常のブラッシングでは取り除けないので、歯科クリニックで専用の器具を使用した「スケーリング」を受ける必要があります。

歯石にも歯垢と同じく、細菌が多く生息しているため、付着したままだとインプラント周囲炎のリスクが高まります。

メンテナンスの頻度は、口の中の状態やインプラント治療からどのくらい経過しているかによりますが、 数ヶ月~1年に1回が目安 です。

噛み合わせを整える

噛み合わせが悪いと、特定の歯に噛む力が集中して人工歯がすり減って破損しやすくなる、特定の場所に歯垢が蓄積してインプラント周囲炎のリスクが高まるといったデメリット があります。また、かぶせものの素材によっては、周囲にある天然の歯にダメージを与えかねません。

治療直後は、 噛み合わせの調整が必要 です。インプラントやかぶせものが天然の歯と適切に噛み合わないと、不快感や痛みを感じることがあります。また、噛み合わせのバランスが崩れると、インプラントやかぶせものに過度な負荷がかかり、寿命を縮める原因になります。

噛み合わせの調整は、歯科医師がインプラントやかぶせものの高さや形を微調整することで行われます。治療後すぐに行われる場合もありますが、 治療後数日~数週間は、口の中の組織が腫れたり、慣れない人工歯に違和感を感じたりすることがある ので、その期間を過ぎてから行う場合もあります。

噛み合わせの調整は、治療後の経過観察の一環として、歯科医師と相談しながら必要な回数行うことが望ましいです。

噛み合わせが整うと、インプラントやかぶせものの寿命を延ばすだけでなく、 噛む力が増えて食事が楽しくなったり、発音が改善されたり、笑顔が自然になったりする といったメリットがあります。

以上のようにオールオン4はかなり寿命が長い治療といえますが、万能と言うわけではありません。

きちんとしたメンテナンスや管理が必要となってきます。その結果、オールオン4の寿命を長くすることは可能となります。


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