いむさん

僕のすきを綴るところ,

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花束を君に

母方の祖父が他界して1年の月日が経つこの日に考えることを書き留める。 私は、死別は誰しもが経験することであり、人によっては故人に対して持つ感情の大小があると思う。 そうしたときに幼少期を祖父母の家で過ごした私にとって、日々に「彩りと優しさをくれた大きな存在」であった。 シンプル且つシャープな抽象的な歌詞、メロディ、この曲の全てが素直に心に響いた。 自由な解釈を可能にしてくれる表現がどれだけの人をわたしを、救ってきたのだろう。 故人との関係性は考えることをやめない限り

    • 宇多田ヒカル 「夕凪」 生と死の解釈

      この歌詞は宇多田ヒカル7thアルバム初恋に収録されている夕凪の歌詞である。 当時宇多田ヒカルさんは6thアルバム「Fantôme」において,母の死を経験しその感情を持ち前の感性で音楽に昇華した。 そんな後に発表されたこの曲 この曲は宇多田ヒカルの’’母''個人に向けてではなく''世の全ての人達'' に向けているものだと感じた 生と死に向き合う 私が生と死について向き合うきっかけは祖父の死だった 私はそれまで生と死について漠然と考え,身近に捉えることはなかった。

      • 宇多田ヒカル「Fantôme」の魅力

        1番好きな歌手である宇多田ヒカルさん 6thアルバムである名盤Fantôme 自分なりの解釈と魅力を書き綴る… 以下, 尊敬の念を込めて''さん''を省略。 亡き母に捧げるこのアルバム タイトル「Fantôme」 美しい日本語を このFantômeの歌詞は,ほぼ日本語で構成されている。 その意図には宇多田ヒカル自身の日本語の美しさを表現しかった意図があったという。 これまでの宇多田ヒカルは英語と日本語のバイリンガルということもあり,その感性を用いた特徴的なリリック,

      花束を君に