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1人でいながら繋がりたい矛盾と共に生きること

なんと、HuffPostに取材していただきました。 
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/29/silent-fes_n_17329624.html 

しかも、ターゲットとなったのは自分ちでMAX10人で開催する暗闇サイレントフェス。。こんなディープで危険なニオイのするイベントにまさかこんな世界的なメディアが来るとは夢にも思わず、生活感丸出しのまま掃除もせずに当日を迎えた我が家が、見事に晒されております。。笑

  
今回「 #だからひとりが好き 」というHuffpostの新企画に当てはまり取材をいただいた形でした。確かに #サイレントフェス ははたから見るとお一人様フェス。。過去には同じ文脈で読売新聞さんの「ぼっち族特集」に取り上げていただいたこともあります笑 


 
サイレントフェスは確かに1人。でも「1人だけど独りじゃない」みたいな感覚で、個人の自由と集団の安心感が共存している感じがあります。例えていうなら車内で爆音で好きな音楽を聴いてノリノリなあなたがいるとします。車は赤信号で止まりました。「あついなー」と思って窓を開けると隣の車の人も同じ音楽を聴いてノリノリになっていました。その後から音楽は「1人だけど独りじゃない」感じになります。サイレントフェスは、そんな感じ。  
 
 


オンラインを通していつだって誰かと繋がっているこの時代、そんな繋がりの数が価値として評価されることもしばしばあります。 
 
それゆえに人脈を広げることがお金を稼ぐことと同じレールで語れることもありますが「人と繋がる」というのはたぶんもっと繊細なことだと思うのです。 
 
なんというか、定型文の交換ではない手触りのあるオリジナルな言語で疎通している感覚と、そのフィーリングの手応えにこそ「人と繋がる」の納得感があるように思います。 
 
自分は大人数の交流会みたいなものがとても苦手ですぐ家に帰りたくなってしまうし、一人旅とか大好きで、一人で山に篭って陶芸家として一生を終えようかと考えたこともあるくらいですが、それでもやっぱり集団でいる安心感はいつも求めていた気がします。
 
矛盾しているように聞こえますが「個人の自由と集団の安心感が共存している感じ」って必要で、孤独と一体感でスパイスを効かせながら集団と個の微妙な塩梅にこれからも揺れ動いていくんだろうなと思います。そんな機微には常に敏感でありたいし、その振れ幅を持って人生の味わい深さを受け取っていきたいものです。 
 

「こんな未来あったらどう?」という問いをフェスティバルを使ってつくってます。サポートいただけるとまた1つ未知の体験を、未踏の体感を、つくれる時間が生まれます。あとシンプルに嬉しいです。