日和

20代前半社会人 私の周りクセ強い人多いな→発信したいな→noteでもやるか!☜で、…

日和

20代前半社会人 私の周りクセ強い人多いな→発信したいな→noteでもやるか!☜で、今にいたります。

最近の記事

ルフィってさ

世界で1番売れている漫画 私が世界で最も売れているそれに初めて触れたのは22歳の秋。 対象年齢から離れたある程度の大人だからこそ、見えた物があったのこの記事を書き始めました。 大人になってから見る少年漫画は、 伏線とかに細々気づけるし、登場人物たちの心情を自分の実体験に当てはめて感情移入もできる。 あの頃とは違う楽しみ方ができて、それはそれで、おもしろいですね。 でも、読んでいて少しだけ違和感があったんです。 『ルフィって結局どういう人なんだろ』 最初にそれを思ったのは

    • 『再生のはじまり』とは

      再生 直訳すると、再び生きること。 たしか、2021年 Netflixのコピーに『再生のはじまり』という言葉が使われました。 Netflix、動画を見る媒体。 何をまた当たり前なことを、動画は再生しなきゃ始まらないだろ。 それとも、何だ、私が浅はかすぎて大切な何かを見落としてるのか? この広告を見て、当時そんなふうに思ったことを今でも覚えています。 では、結局 Netflixは広告で周知の事実、当たり前のことをただ発しただけなのか。 それとも、私が浅はかで大切な何かを

      • 来月、102歳を迎える人

        『信長の「人間50年」って、実は幸せなのでは?』 人生100年時代に、その半分でいいと思ってる人なんて多分、少数派ですよね。 自覚はあります。 とはいえ、私は重い病気を持っているわけでも、病んでるわけでもないです。 ただ、田舎で医療事務という仕事をしていると、 どうしてもいろんなものが目に入ってくるんです。 "事務員と患者さん"という赤の他人として関わっているからこそ、患者さんとご家族の関係性であったり、絆みたいなものは一切わからない。 わかるのは、今目の前で行われ

        • "計算ができない"という魅力

          私には2人の親友がいます。 1人は中学時代に出会った子で、もう1人は大学時代に出会った子。 この2人は性格も容姿もコミュニティも全く違う、本当に正反対。 私は、お互いにお互いの話しをよくするけどだいたい "私にはよくわからんわー"ってお互い言う。 そんな2人には1つだけ共通点があって、それは "どちらも無敵な人気者である"ってこと。 でも、その"無敵"の理由は対局にある。 1人は"計算が上手すぎて無敵" もう1人は"計算をしないから無敵" なんです。 この2人を比

        ルフィってさ

          期待すること、裏切られること 『なぎさ』を読んで

          先日、山本文緒さんの『なぎさ』を読みました。 プラナリアを初めて読んだ時も思ったけれど、 やっぱりこの人は人間の"言葉には決して出せない部分"を表現するのが上手い。 もっと極端な言い方をすると、人の"自分勝手な失望"を躊躇なく活字に起こす人だと感じました。 例えばこれ、 自分に今与えられている情報だけで相手に好印象を抱くけど、 また新しい情報が入ってきた時に"あぁ、やっぱりな"って勝手に裏切られた気持ちになる。 こういう、自分の意図した気持ちじゃなくて、"不意に出て

          期待すること、裏切られること 『なぎさ』を読んで

          あなたは''ケーキが買える人か、買えない人か"

          辻村深月先生の小説『スロウハイツの神様』の中で 主人公の妹が、自分と姉の個性を話す時に使った表現 姉の環はギリギリでそれを手に入れることができるけど、妹の桃子はそれを手に入れられない、惜しくもない。 これは、 いつでも、全力で自分の全てを出し切って勝負をし、それで掴んだ取っ掛かりを決して手放さない環の個性を "それを手に入れられない側"の桃子がすごくわかりやすく表現している。 一見、環の個性を表現する時にしか使えないようなケーキ屋さんの例え話。 登場人物一人一人の"個性

          あなたは''ケーキが買える人か、買えない人か"

          夢追い人のタイムリミット

          大学の4年間は自分の将来を顧みずに、ガムシャラに夢を追える最後の時間だと思う。 今回はそんな"タイムリミットを持った夢追い人"の話をさせてください。 今年、新社会人になった私が引っ越してきた場所は、某大学のスポーツ場から徒歩3分の場所。 大学の奥に位置するスーパーが最寄りであることをいいことに、スーパーに行く途中グラウンドでサッカー部試合をしていたらふらっとそれらを観戦するのがここ半年の楽しみになっています。 この大学(私の家から徒歩3分のところにある)は日本代表のト

          夢追い人のタイムリミット

          よそはよそ、うちはうち。人は人、自分は自分。

          大学時代、母に小言を言われると私はよく 『バイトで忙しいんだからしょうがないじゃん。私はみんなと違って仕送りもらってないんだから』 と当たっていた。 その度母に『よそはよそ、うちはうち。比べたってうちにはお金がないんだから仕方ないでしょ。大学行かせてもらえてるだけ感謝しろ』って 当然のように怒られた。 "みんなと比べて、なんでうちは。なんで私だけこんなに働かなきゃいけないんだ、お金に追われなきゃいけないんだ。なんで、私だけ。" その頃はそれが本心だった。 卒業から半年が

          よそはよそ、うちはうち。人は人、自分は自分。

          生まれ月を纏う

          今月の頭から北欧に留学中の親友から、 『見て!すごくない?!』 というメッセージと共にオーロラの写真が送られてきたので、 「さっき、今年初の金木犀の匂いがした!えもくない?!」で対抗してみました。 完敗です。北欧羨ましすぎる。 9月は私の生まれた月で、私が1番好きな月。 月の最初と最後とで気温とか湿度とかがまるで違うから、空の色も日差しの入り方も日に日に変わっていく。 そして、今まではまるで考えもしていなかった"今年の終わり"が世間に急に浮かび始める。 そんな、音

          生まれ月を纏う

          特別可愛いわけじゃないけど"No. 1"の彼女

          私の偏見ですが、noteユーザーさんの中にはキャバ嬢とかホストとかそう言った、いわゆる"夜職"に関わった人は少ないんじゃないかと思っています。 特にお客さんとしてではなく、迎える側"キャスト"なんかはほとんどいないんじゃないかなと。 だからこそ、この記事は偏見的に軽蔑されそうだし需要があるかもわかりません。 でも書きたい!!夜職から学んだことが私にはたくさんあるんです。 夜職に関わった時代、中でも特に印象に残ってることは 『そこまで可愛くない子が、圧倒的No. 1だっ

          特別可愛いわけじゃないけど"No. 1"の彼女

          "あなたが必要です"と言われること。『盲目的な恋と友情』を読んで

          先日、辻村深月先生の『盲目的な恋と友情』を読みました。 本当に重く、盲目な主人公達にヒヤヒヤするし時には呆れる。 でも、そんな2人の心理描写は、よくよく考えると自分の周りの人や自分自身にも心当たりがある感情。 この物語のキーワードとなる"支配欲"と"執着"は誰しも少なからず持ったことがある感情だと思う。 だからこそ、怖い。 "あの感情"を拗らせていたら、こんな未来が待っていたかもしれないと思うから。 私は正直言って、恋に溺れたことも愛に陥ったこともないので、主人公とその

          "あなたが必要です"と言われること。『盲目的な恋と友情』を読んで

          "残酷"がエンターテイメントになる日

          こんにちは、日和です。 いや、今回は”一人のしがないジャニオタ”です。 この言葉は、ジャニーズ事務所から昨年デビューしたグループ、TravisJapan(トラジャ)のリーダー、宮近海斗(ちゃか)が密着取材か何かでこぼした言葉。 2019年8月8日。 一茶の間ファンの私が思うに、彼ら(トラジャ)の芸能人生の中でもトップレベルに残酷であったであろう日。 その日はジャニーズジュニア達の合同ライブで、 東京ドームの大歓声の中、10年以上切磋琢磨してきたライバル達のCDデビューが

          "残酷"がエンターテイメントになる日

          "私が何をしてあげたいか"より"相手が何を望んでいるか"で動ける人でありたい

          『80歳の誕生日はどうやら特別らしいよ』 兄のこの言葉がきっかけで、我が家では今年80歳を迎える祖母の誕生日祝いを行うことに決めた。 私の祖母は私達家族が住む家からは車で2時間程の距離のところに1人で住んでおり、毎年その誕生日は土日に実の娘である母や、祖母宅に5年ほど居候していた孫である兄がプレゼントを持って会いに行っていた。 私はというと、電話をいれる程度のことしかしていなかった。 でも、そんなわけで今年の誕生日は、家族そろってお祝いすることになった。 そのことが

          "私が何をしてあげたいか"より"相手が何を望んでいるか"で動ける人でありたい

          "女は愛嬌"と教え込まれたからこそ、わかること

          女は愛嬌 男性が女性を都合よく従わせるために作られた言葉か、 権力を持つことを認められない女性達が、それでも自分達の行動に価値を見出すために作られた言葉か、 この言葉が死語になりつつある令和の時代では、この言葉が生まれた真意はわからない。 男女平等、個人の多様性が叫ばれる今、こんな言葉を使う若者はまずいない。 もし仮にそんな教えをする大人たちは老害として扱われる。 でも、少なくとも私は平成ど真ん中に生まれながらも、この教えの元で育てられた。 そして、時代に逆行した教

          "女は愛嬌"と教え込まれたからこそ、わかること

          『スロウハイツの神様』私的感想文

          辻村深月先生作 スロウハイツの神様 上下二巻の構成からなる長編小説 この本を読んだ人にとって、浮かんでくるキーワードは "愛・執着・夢・作品"であり、 読み終わった後に押し寄せるのは、"優しさからくる暖かさ"だと思う。 愛と執着 この本の中でも特に有名なセリフの一つに とある。これはスロウハイツの同居人長野正義が恋人と別れたばかりの主人公、赤羽環に対して言ったセリフ。 このセリフの通り、登場人物達は自分の愛すべきものにしっかりと執着していると思う。 それが人であれ、

          『スロウハイツの神様』私的感想文

          くだらない理由で読書を始めた

          昔から読書に苦手意識はなかったし、国語の授業も割と好き。 模試なんかで時間があまったら、じっくり小説と評論文を読むことを褒美としていたくらい。 でも、とてつもなくケチな私は、本を買うことが嫌い。とてつもなくめんどくさがりな私は、図書館に行くことも嫌い。 そもそも自分に与えられた自由な時間を読書に当てたいとは思えなかった。 以前の私は、読書に対して『何かを学ぶもの、物語を知るもの』としか思っていなくて、『学ぶのは今時YouTubeとかで十分だし、物語は映像ありきの方が面白い

          くだらない理由で読書を始めた