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忘れがちなひきだし

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忘れがちなテキストをしまっておく場所です。
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#新型コロナウイルス

「何を言うかではなく、誰が言ったかが重要」を愛媛の無農薬レモンで実感する。

美味しくて居心地のいい長野市門前のイタリアンレストランさんがFacebookで「愛媛の無農薬レモンいかがですか?」と呼びかけ。 お店で取引している愛媛県今治市大三島のレモン農家さんが、収穫期なのにコロナの影響で困っているそう。 (今は受付は一旦終了になっています) 「1キロお願いします」「3キロお願いします」と多くの人からの投稿で賑わうFacebookのコメント欄。 もちろんぼくも五キロお願いしました。 だって、あの美味しいお店が使っているレモン。美味しくないわけがない

「お客さん来てくれるか…と本当に心配で…。今日は来てくださって本当にありがとうございます!」という心からのお礼。

長野県の緊急事態宣言が解除された昨日、仕事帰りに夕飯と思ったけれど、まだ飲食店はそんなに開いていない。 長野市西和田の蕎麦『わだや』さんが営業していました。 自家製の漬物や冷奴、天婦羅を食べながら、「お店で食べるの久しぶりだ。美味しいなあ」と思わず呟いたら、「そうですよねー!」と 女性店員さん。 「家のご飯ばっかりですもんねー!」と思わず共感しあう。 ここしばらくはコロナでずっと閉めていて、今日から再開したそうで。 美味しく食べて、会計時に若い店主さんと少しお喋りした

「コロナ禍において、稲田さんは今後、どんな変化があると思いますか?」とお客さんから尋ねていただいたこと。

今日もビデオMTG。最近はほぼ毎日している。 今日はクライアント側が5名で一時間半。 活発な意見交換になってよかった。 訪問しないから気軽なようで、終わると意外なくらい疲れている。 何でだろう…と考えてみるに、たぶん通常の面談MTGとは別の筋肉を使っている感じ。 新しい筋肉痛なんだろうな。 *  *  * 今日のビデオMTGでコロナ対策用のWeb提案をいくつかした後に、お客さんから「稲田さんは今後、どんな変化があると思いますか?」と尋ねていただいた。 今回のコロナ禍を

マスクとコロナと世界。とネコ。

JBNはリモートワークですが、顧客との打ち合わせがあったので今日は出社。 上司の宮澤さんが「義理のお姉さんが送ってくれたので」と手作りマスクを分けてくれました。 男性用はサイズも大ぶりで気持ちいい掛け心地。 お姉さん、ありがとうございます。 久しぶりに長野市内を車で走っていたら、いろんな「働く人」がマスクをしていました。 道路を工事してる人や交通整理してくれる人、お巡りさん、郵便配達の人、旅館の人、スーツの人。 コロナになって「ぼくたちの世界はいろんな人の仕事で成り立

必要なときに必要な機能を「使う」こと。

会社はリモートワークだけど所用で今日は出社。 お昼を食べに行きつけの喫茶店に行くとずいぶんお客さんが少ない。 以下、おばちゃん談。 「志村けんさんが亡くなってちょっと減って、長野市で最初の発症者が出てちょっと減って、国の緊急事態宣言でまたちょっと減って、権堂の発症者でグーッと減っちゃった」と。 うーん。リアル。 お店のドアを開けて換気をして、お客さん同士も席を空けるように促してくれて、やることはちゃんとやってくれている。 それでも限界はある。 国のお金を使わないどうしよ

コロナ禍と鴨長明『方丈記』

戦争を描いた作品に触れる度に「その時代に生まれたことの悲劇」をぼくはぼんやり考えていた。 その点では太平洋戦争も百姓一揆も鴨長明『方丈記』もあまり変わりはない。 ぼくのような多くの名も無き人々が有無を言わさずに巻き込まれる「時代」だったのだ。 そう考えていた。 そんなぼくが今、新型コロナウイルスを前に、初めて「こういうことだったのか」と実感している。 鴨長明『方丈記』といえば、無常の悟りを得たような出だしの文章があまりにも有名だけれども 行く川のながれは絶えずして