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落とし物の話

「美大教授から言われていちばん食らった言葉」というタイトルで書き始めたのですが、最初から最後まで落とし物の話になったのでこれで。

結局、美大教授から言われていちばん食らった言葉は思いつきませんでした。(仕事に向き合う姿勢とか生きていくうえで絵を書き続けることについての考え方とか、具体的な言葉以外のことはいっぱい残ってます!)(田舎なら家が建つほどの学費を親に払ってもらったので長めに補足)

教授の言葉ではないのですが、美大で聞いて食らった言葉の話から。

大学に入ってすぐ、新入生で満員の円形の広場の縁にあるベンチに座ってお弁当食べてたら、真ん中を突っ切って歩くグループの1人が上着かスカーフか落として、グループの誰も気付かず歩いていって、(友達の誰か気付くよね……じゃなくても私より近い人いるし……)と何もせず見てたらグループの1人が気付いて戻ってきて、拾いながら「こんなに人がいるのに」とぼそっと言ったのにめちゃくちゃ食らいました。誰かじゃなくて私が動くしかないんだな!!と気付かされました。人生の指針のひとつになっている。名も知らぬ美大生、ありがとう。

そのだいぶ後で、かなり混んでる展示で上着落とした人がいて、上記の教訓から即拾って人混みをかきわけて追いかけて渡したのですが、後ろからその人の友人も来てて、落とした人←私(他人)←友人で邪魔になってただけだったので恥🙄でした。

今年の夏頃イギリスの地下鉄で、家族連れの男性が小脇に抱えていた子供が座る用のクッション?を降りる際に落としたので、ヘイヘイ!って呼び止めて渡したのですが、①咄嗟にとはいえヘイヘイはダサい。excuse me, sirくらい言いたかった……。②忘れたんじゃなくてポイ捨てだったかもしれん。の2点において恥🙄でした。

というのも、これはバンクーバーでのことですが、スーパーから出たところで前を歩いてる男性がポケットから紙片を落として、(これは単体のおじさんだったので声かけなかった。危ないからね)私の後ろにいた男性が拾って声かけて手渡したら、受け取ってすぐその場で捨てててなんか怖と思ったことがあったからです。ポイ捨ては良くないよ。

さらに遡って東京で、っていうか武蔵境のすき家の前の交差点で、牛丼🥳と思って手袋外しながらウキウキで横断歩道渡ってリュックにしまおうとしたら片手袋がなくて、え?消えた?と思ってキョロキョロして振り向いたら横断歩道の向こうでおじいさんが拾ってくれてて、しかも青になるまで待っててくれて、走っていって受け取ってありがとうございます〜!😭と言ったら「いいってことよォ👋」と返されて、江戸っ子のかっこよさに痺れた。ということもあった。

それぞれ、何度も何度も思い出してる出来事なので前にも書いてるかもしれない。重複してたらすみません。

みなさんも「何回も思い出してるせいで既にどこかで書いたり話したりした気がしてあんまり人前に出せてないエピソード」があればぜひコメント欄に置いていってください。

それでは

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