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踏切_0

下書きばかりが増えてゆく。挫けることなく書き続けることは出来る。きっと「晒す」ことに抵抗がある。ならば晒さなければいいのだろうが、「それじゃダメなんだよ」ってことなんだ。なぜダメなのかは長くなるのでまたにする。私は恐れている、君の話が長くなるのを怖れている。

昔の話ばかりで恐縮だ、でもなんか思い出したんだからしょうがない。老人は思い出す生き物だ。困ったものだ。ファッションの話、いやモードの話だ。どう違うんだよ!と、断じてモードの話だ。「モードの体系」だよ!バルトだよ、ロラン・バルト。読んだこと無いんだけど。手に取ったことはあるよ本屋さんで何度も。なんなら少しだけ読んだかもしれない。図書館から借りて読んだ。のは多分私の記憶違い。娘がアパレル関係の学校に行きたいと言った時、買ってプレゼントしようと思ったくらいだ。自分は読んだこと無いくせに。んなこと今はどうでもいい。

それは「私はある時期、トレーナーを裏返しに着ていたことがある」というものだ。どうだ、訳がわからないじゃないか。「あ、それ知ってる知ってる。」じゃあない、黙ってろ。ポロシャツの襟を立ててカーディガンを背負って歩いているヤツだって普通にいたんだよ、奇妙じゃないか。今もいるの?いないでしょ、まいいか。

歴代?の老人たちがみんな口を揃えて「昔は良かった」って言うものだから。そんなら明治時代は相当良かったってことになる。江戸時代はなおさらで、古生代ならパラダイスだよ。

つづく

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