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趣味はと聞かれ「映画と読書と音楽です」と言うのが躊躇してしまう。映画編その6

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

趣味は「映画と読書と音楽」です。

今まで5回にわたって自分の趣味の映画についてお話ししてきました。

1回は中学生の頃小型テレビで深夜映画

2回は高校時代に映画研究部に遊びに行ったこと。

3回は浪人時代の洋画ベスト150を持って名画座巡り

4回は大学時代の映画研究部に入部したこと。

5回は最初の自主映画をどんなものを作ったのか



さて映画研究部でいろいろな作品を作りました。

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一つ一つ挙げていくのは面倒なのと、自主映画の内容は大したことがないので割愛w

実はもう30年前のことなので結構忘れています。



映画研究部には二学年上のK先輩がいました。

自分の人生の中でいろいろ影響を与えて頂いた恩人が何人かいますが、K先輩もその一人。

いつかお話ししますが、K先輩のお陰で写真の道へ進ようになったんです。

その話は”写真”編でw

先輩とは最初からとても馬があったんです。

タルコフスキー、ベルトリッチ、エリセ、ヴェンダース、小津など。

なので、監督をやりたかったのですがK先輩に任せて映画作りへ没頭しました。

最初は映画研究部の仲間と作っていましたが、段々と二人で。

結局大学の映画研究部ではほとんどK先輩が監督で、自分は脚本、制作、助監督
と二人体制で作り始めました。



当時自分は2浪もして鬱屈が溜まっていたのか、書く脚本が死の匂いのするものが多かったと思います。

あっ大学生活はハッピーで楽しかったですよw

作品はそういうものだっただけです。


殺人を犯した主人公が家の中で自分の罪に押し潰されて発狂する作品だったり

ビデオカメラの前で自殺した人間が、ビデオが再生されるとなぜ死んだのか告白する作品だったり。

友人が死んでなぜ死んだのか理由を探す作品だったり、

恋人を殺して海へ捨てにいく作品だったり


もちろん楽しい映画も作っていました。

トイレに閉じ込められる作品

電話ボックスで今日の晩御飯の話をする話

ドライブに行く作品なども。



今思えば何なんでしょうね。この暗さは。

それでかつ説明や結論も出そうとしない脚本ばかり。

絵だけで説明するんだと。

PFFも2回出しましたがもちろん落選。


それでも、やっぱりこの大学時代の映画研究部こそ、最も自分のやりたいことができた輝ける青春時代だったと確信しています。


そうそう自主制作で作った「赤い空」という殺人を犯して狂ってしまう作品があるのですが、

話の中で主人公がおかしくなって締め切った窓の隙間から一本の光が伸びていて

それを撫でるシーンがあるんです。

カメラマンになって最初作品作りの時に自分の中で自分の作品をリメイクしました。

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女優の菊地由美さんと作品撮影した時に。

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映画から写真へ移ってしまいましたが、大学時代の自主映画の魂はまだ残っています。

今日はここまで。

さよなら、さよなら、さよなら。

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