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ケース・フィルム事例『D'Ieteren: Reduce the Ride』(人権)

こんにちは、inaho Filmです。
 
今日は、2022年のカンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルで賞を受賞したり注目されたりしたケース・フィルムを1作品紹介します。
 
少しずつ事例を集めてアーカイブにしていければと考えております!
「ケース・フィルム」については、こちらの記事にも記載していますので、ご参考ください。

『D'Ieteren: Reduce the Ride』

PR部門、Direct Creative部門、B2B部門などでSilver、Gold受賞。

配車をはじめモビリティ分野で様々なサービスを提供するベルギーのD'Ieteren社は、近年ますます市場が飽和する中、注目されてこなかったある問題に着目しました。
 
その問題とは、ベルギー国内で1000人以上の障がいを持つ子どもたちが、毎日4~6時間もバスに乗って通学しているということ。一般的な校区を走るスクールバスに比べて、特別学校に通う子どもたちを乗せるバスは広いエリアをカバーせざるを得ず、長時間の通学が児童にも家族にも非常に大きな負担となっていました。
 
そこでD'Ieteren社は、1人ひとりの児童にミニバンを配車するサービスを立ち上げ、さらに他サービスで培った交通情報を活用することで、大幅に通学時間を短縮させました。
 
記事トップの映像では、障がいを持つ子どもの家族や学校教員へのインタビューをとおして、問題がいかに解決されどのような結果をもたらしたのかが、ドキュメンタリーテイストで描かれています。
 
ちなみに、以下の映像は同じプロジェクトに関する別バージョン。こちらはインタビューに加えて、グラフィックを用いながらソリューションを簡潔に説明し、より同取り組みのPR的要素が加えられているようです。

2022年D&AD Awards Creative Transformation / Services部門ノミネート

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