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鉛筆の話をしよう ~ep.1 計画~

真庭市余野(よの)地域に住んでいます。
ここには、カバー写真のような大きな鉛筆の看板があります。
3月21日、地元を盛り上げたい中高生のグループ、「余野盛り上げ隊」を中心に、この看板の塗り直しを実行しました。

断片的にfacebookやtwitterで投稿していたため、どんな取組だったか伝わっていないと思いますが、
この一連の取組には、ど〜しても伝えたいバックグランドがあるので、
久々に書き綴ってみました。

なんだかんだとまとめていったら、
長くなったので、いくつかに分けました。
少しずつ読んでいただけると嬉しいです。

走りながら形作っていく

一人悩んでいても何も進まないので、とにかくまずは盛り上げ隊と打合せをすることにした。
打合せの前段として、これを機に景観について少しでも考えるきっかけになってくれればと思い、
昔の資料を引っ張り出したり、東祖谷の駐車場問題を事例に出したりしながら話をした。

スクリーンショット 2021-03-23 9.53.46

(余談ですが、上の画像クリックすると大学時代の恩師が書いたレポートが開くようになってますのでよかったらご覧ください。
10年以上前のものですが、当時これを読んだときの衝撃は今でも覚えています)

ここでは、こういう事例や考えがある、という紹介にとどめた。
多少、景観について学び、感性を持っているとは言え、専門家ではないので、子供たちをミスリードするわけにはいかない、
という思いと、
景観についてはこの地に住む若い子達が、この景観にどれだけ価値を感じて大切にするか、が長い目で見た時の核になると思っているので、
余所者の大人の価値観を押し付けないように気をつかった。
(思いのほか、というか案の定というか、熱が入りすぎてしまった感がある)

前段の話をひと通り終えたあと、
調査してもらった話をきくことにした。
そもそもあの鉛筆を作ったのはLちゃんのおじいちゃんAさんだったそうで、
おじいちゃんから当時の話を聞き出してもらった。

その時の議事録。
書き殴りも良いところだなwww

なんとなく、鉛筆設置の歴史が見えてきて、当時の地元の人たちの関わりがわかってきた。
本当になんとなく、、、
そして塗り方も、「高所作業車(高車)」という、考えの及ばなかったアイデアが出てきた。

動き出すことで、
モヤっとかかっていた霞が少しずつ晴れていくのを感じていた。

つづく

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