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【史記】 番外編#9

みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

これまでの私の投稿において、本で事前学習してから実際に臨むとき、「番外編」と称して書かせていただいてきました。
あと、普段は本メインで書いていますが、パンフレット的なものでも番外編として書いたことがあります。

今回は、本は本でも初の「マンガ」です!
ということで、番外編としてお届けしたいと思います!

キングダムが大好きなことを知っている方に、一式全部お借りしました!

※ヘッダーは、TKさんの作品を使わせていただきました!ありがとうございます!


基本情報

横山 光輝(著)
小学館 出版
1994年2月20日 第1刷発行(第1巻)
1998年8月1日 第1刷発行(最終第15巻)

私が本書に出会うきっかけ

1ヶ月半に一度ほど、髪を切りに行ってる。
そのお店は、かれこれ20年ほど通っているのだが、切ること以外に楽しみがある。
それが、そのお店の待ち時間でマンガを読むことだ。
しかも私は、1つのタイトルしか見ない。
それが「キングダム」である。

染めている最中や、パーマをしている最中などに読む。

キングダムについて書くことも良いのだが、これはお店にあるものであるため書かないことにする。
がしかし、この史記はについては店長が前回行った時に、全巻貸してくれた。
カットしている最中に、大きな袋を持ってきて「これ読みな!」と置いてくれましたw
正直最初は、
「他にも読むものたくさんあるしなぁ・・・」
「普段漫画読まないしなぁ・・・」
と思いながらも、せっかくのご厚意なのでありがたくお借りすることにした。

せっかくと思い、パラパラページをめくっていったところ、そのまま1巻が終了していたw w

この本の本質

史記とは、紀元前の中国は「漢」の時代に、中国の歴史を書き続けた人物、司馬遷が残したものである。

実際には全部で130巻、約52万字という超大作らしい・・・汗

それをわかりやすく端的に、しかも絵付きでまとめてくれたものが本作だと理解している。

私が感じたこと

「徳をもって成すのが王道」

儒教には、このような考え方があると認識している。
これの対になる考え方として、
「武をもって制するが覇道」
というものがあると思う。

誤解を恐れず簡単に言えば、
正しい心をもって、正しい道を民に示すことで導いていくことが王道
正しい心を無視し、力ずくで制して進むことが覇道

としていると理解している。

これらの言葉は、昨年NHKでやっていた大河ドラマ「どうする家康」にも何度か出てきたと記憶しているが、家康が今川義元から教えられていたり、それを家康が他の者に示している描写があった気がする。
当然に儒学を学んでいたと思われる戦国武将にも、時を超えて大切にされているということがうかがわれる。

1〜2巻を読んでいて、なぜ古くから中国でこの考え方が出てきたのかを垣間見た気がしている。
というのも、とにかく王権争い、跡目争い、そして国と国との間の争い、同じ国内での派閥争いなどなど、とにかく争いが絶えないという印象を受けた。

徳をもって、人の心に寄り添って治めようとする人がなかなか育たない。
仮にそういった人物が国を治めたとしても、代が変わればあっという間にそれを見失う。
そんな時代を憂いての言葉なのかもしれないと感じた。

現代社会を見渡せば、ガザやウクライナ周辺での動きは、まさに覇道と言えるのではないだろうか。
とすれば、これまでの人類史は覇道の歴史だ
王道はない。

真の王道は、武器のない世界だと私は考える。
人と人が心を寄せ合って、幸せに生きる。
そんな未来を願うのは、無理があるだろうか?

実現できないとしても、願うことだけは続けたい。
本書を読んで、心からそれを感じる。

歴史とは、過去の経験から長い目で未来を見つめることにその本当の意味があると感じている。

史記から私は、平和な未来を想像した。

このようなことを考えさせるのが人文知ではないかと、素人ながら感じている。

むすびに

本当は、マンガでななく文章で史記を読みたいなぁとは思っていたのだが、いきなり本から入るよりは、今回マンガから入らせてもらったことで、人物や時代の流れなどを簡潔に理解できるというメリットを感じた。

言い換えれば、いきなり文書からだと挫折したかもしれない。
まず、それぞれの人物名や国の名前が難しく、非常に覚えにくいので、本当に絵から入れたのは良かったと感じている。

店長には、心から感謝である。


以上です。

正直最初は、記事を書くつもりが全くありませんでした。
でも、急に思いついて書きたくなってしまいました。

ぶっちゃけ、まだ2巻までしか読んでいませんが、この先もまた何か感じることがあれば書くかもしれませんw
その時はまた、お付き合いください。

本日も、誠にありがとうございました!

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