見出し画像

「劇場型詐欺」の対策

昨日は「詐欺に騙されないコツ」という題名で書き綴りましたが
今日は詐欺続き詐欺の種類を私の知っている範囲で分類し、其々
の説明と対策を考えていきたいと思います。

特殊詐欺

主な特殊詐欺には次の八種類があります

・オレオレ詐欺
・預貯金詐欺
・架空請求詐欺
・還付金詐欺
・融資保証金詐欺
・金融商品詐欺
・交際斡旋詐欺
・ギャンブル詐欺

聞きなれない名前もありますが、だいたいこの名称でどのような種類かは
想像がつきそうなものですね。
最近では「佐川急便詐欺」や「Amazon詐欺」などもあるそうです。

オレオレ詐欺

この中で最もメジャーな詐欺の方法は「オレオレ詐欺」でしょう。
基本的に騙されやすい高齢者を狙ったもので、

たくさん種を蒔けば、その中には必ず実のなる種がある・・・

というようなやり方です。

よくワイドショーやニュースでも事件の現場裏側を再現したりしているので
ご存知の方も多いと思いますが、それでもなかなか被害は減りません。

基本的には一人暮らしの老人を狙った犯行になりますので、同居家族がいたり、犯人の想定する家族構成にない方々などは対象外になる方法です。

劇場型詐欺

警察が警笛を鳴らすこれら「特殊詐欺」の中でも、
オレオレ詐欺預貯金詐欺はかなり強引で、複数の登場人物が、シナリオどおりに演技するようにして騙す方法で、これを別名「劇場型詐欺」というそうです。この方法は、実際に犯行現場に犯人が登場する方法ですので、犯人側にしてもリスクの高い方法であると思われます。
それでも被害の数はこれらの犯行によるものが一番多いようです。

一方でインターネットなどで行うフィッシング詐欺や暗証番号を聞き出したりする方法などは別名「なりすまし詐欺」というそうです。

こうした劇場型詐欺の場合「耳が遠くて相手の話が聞こえにくい老人」や「すぐに用立てできるお金がない人」などは対象外になってきます。

犯人はとにかく安全かつスムーズに騙せる相手を探しています。
たいていこうした犯行で捕まってしまうような犯行グループは、よほどお金に困っているか、もともと稚拙な人が多いですが、プロの(ほめているわけではありません)犯人は第一段階での相手の見極めや判断が的確ですので、こうした犯人に目を付けられると大変厄介です。
プロの犯人は「大金よりも確実なお金」を狙います。

私の例

私の実家は三重県四日市市です。
通っていた高校は50kmほど離れた松阪市の高校でした。

今の時代には考えられませんが、私たちの時代の卒業アルバムには実家の住所や電話番号が明記されていました。

この松阪から「息子さんが交通事故を起こしました
という電話が何度も実家にかかってきます。
警察官弁護士を名乗る男たちが代わる代わる電話口に出てくる「劇場型」です。
最初の頃は母親からすぐに私に電話が入り
「今どこ?」と確認の電話が入ったものです。
結果的に一度も被害には、あっていませんが、電話は一度や二度ではありません。
最近両親が引っ越して電話番号も変わりましたが、引っ越す数年前までには比較的頻繁にこのような電話がかかって来ていました。

私が卒業した四日市市内の中学校の卒業アルバムにも個人情報は載っていましたが、今のところ四日市市内からのオレオレ電話は一件もなく、50km離れた松阪からの電話が数十回もかかるということは何か犯行の癖があるのではないか?と考えたこともありました。

数年前の同窓会で、元来松阪在住の友人たち数人にオレオレ電話について聞いてみましたが、みんな口を揃えて、そんな電話はないと言います。
当時、四日市からこの高校に通う生徒は私一人でした。

推測するに
・まずは卒業アルバムが流出している
・何度もかかってくるということで、複数のグループの存在
・確実に狙われている
・犯人は私が親と一緒に暮らしている可能性が低いとみている
・架空の犯行現場と実家の距離がある程度離れている

などが考えられます。
少なくとも私のようなケースは犯人にとって何か狙いやすいポイントがあるものと考えられます。
類似のケースの人は用心してください。

とにかくこうした「劇場型詐欺」はお年寄りを狙っています
同居していない場合には何らかの形でこうした詐欺があるということをお年寄りに伝えて、念頭に入れておく
いざというときの対策を書いて貼っておく
これがまず第一の予防法だと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?