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世界の投資家が注目している中国の動向

お疲れ様です。
しかし暑すぎますね。
先日の関東は最高気温が34℃で、体感気温が43℃となっていました。
43℃は人が活動しても大丈夫な気温なのでしょうか💦
ベルちゃん🐶もヨダレ垂らしながらゼェゼェ言ってます。

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さて、今回は世界中の投資家が注目している『中国経済の動向』について見ていこうと思います。
アメリカに次いで第2位のGDPを誇る中国ですので、世界経済に大きな影響を与えます。
というのも、現在の世界経済の波乱要因になっているのが『中国経済の動向』です。

【まとめ】
♦︎中国で新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染者が発生したことに伴う物価上昇リスク
♦︎アリババやテンセントなどあらゆる企業に規制が強化される可能性
♦︎中国政府は2022年秋予定の共産党大会を見据えている
♦︎不動産開発大手の恒大集団のデフォルトリスク



1・中国経済が注目されている理由

これは何故かと言うと、中国は今、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大によって、経済活動が再び停止する可能性がありますし、インターネット産業をはじめ、様々な産業に対して規制強化に動いているからです。

例えば、中国の大規模コンテナ・ターミナルが今、新型コロナウイルス感染者が1人発生したことで操業を停止しているんですが、再開には数週間かかるとして未だに閉鎖状態にあって、配送の遅れや輸送コストの上昇によって物価上昇が加速する恐れが出ています。

また中国政府は『少子高齢化』と『格差問題』を解決するために規制強化に動いていて、営利目的の『学習塾』を禁止する方針を発表したり、オンライン薬局美容整形業界、さらに酒造業会社に対しても今後規制を強化する可能性が高いです。



2・何故、規制強化に動いているのか?

これまで一貫して経済成長を優先してきた中国が企業の成長を妨げるようなことばかりしているのか?というと、

それは
2022年秋に予定されている”共産党大会”を見据えているからです。

♦︎格差拡大に不満を募らす国民の支持を固める狙いと、
♦︎社会的平等を重視する
ことで、共産党本来の目標に回帰する狙いがあるからだと考えられます。

そもそも中国は1980年代に鄧小平が、富を社会全体に平等に分配する必要があるとしながらも、市場改革を進める中で一部の市民が先に裕福になることを容認してきました。



3・ジニ係数の悪化

一部の市民が先に裕福になることを容認した結果、
所得格差のレベルを示す『ジニ係数』2020年時点で70.4と、2000年の59.9から大きく悪化して、主要国でも最も格差が著しい国の1つになってしまったんです。

こうした中で昨年、
李克強首相が”人口の約4割に相当する6億人が月収1万5,000円未満”だと明らかにして多くの人民を驚かせました。

そのため中国は今、
共に豊かにあるという『共同富裕』と言うスローガンを掲げているんですが、これは高所得の市民や企業が、貧しい人々に対して富の再分配するよう迫るもので、共産党本来の目標に回帰しようという訳です。

実際、
政府が今年発表した新たな『5ヵ年計画』では、従来のGDPの数値目標の設定を見送っていて、成長を目指すための成長はしない考えを示しました。

なので今後、
益々アリババやテンセントなどあらゆる企業に対して規制が強化される可能性が高いとです。



4・オフィスの空室率の上昇

例えば、深圳の2021年4月ー6月の高級オフィスの空室率は26.4%と、2019年4月ー6月の18.9%から7.5%ポイントも悪化していますし、北京や上海の空室率も、深圳ほどではありませんが、それでも2年前から3〜9%ポイント悪化していて、この傾向は今後も止まらないと見られています。

【中国でオフィスの空室率が上昇している要因】
新型コロナウイルスの感染拡大によって、企業が経費削減を目的に、オフィスを中心部から旧市街の割安なオフィスに移転を始めているからです。

また、オフィスを移転する際も、今後は住宅勤務が増えることを想定してオフィスの規模そのものを縮小する動きも見られています。

さらに追い討ちをかけるように、
ここ数年間、不動産ブームを背景にオフィス建設が好調で、その頃建設に着手した物件が足元で大量に完成し始めていることも空室率を悪化させている要因として挙げられます。

なので景況感が改善しても構造上、空室率は改善しにくくなっていて、こうした中で不動産業界では連鎖倒産のリスクが高まっています。

例えば、
不動産開発大手の中国恒大集団は株価が2017年に一時32HKドルまで上昇する場面があったんですが、現在は4HKドル付近と80%以上も大暴落しています。
これは過剰な不動産投資によって膨らんだ巨額の仕入れ債務を返済するだけの能力がなくなりつつあるからです。

実際、資産に対する負債の比率は8割を超えており、中国人民銀行は『危険水準』とする7割以上を上回っていますし、広東省の地方銀行は既に恒大集団の預金を差し押さえているそうです。

なので、恒大集団は債務を返済するために手持ちのマンションを『現金一括支払い』を条件に、半値で投げ売りするなど必死に現金を工面しているんですが、仮にデフォルトとなれば連鎖倒産が始まってしまうかもしれません。



5・世界同時株安に発展する可能性

恒大集団が保有する莫大な不動産を投げ売りすれば、競合他社もその値引き競争に巻き込まれてしまいますから、収益性が低下して破綻する開発業者が出てくるかもしれません。
また、不動産開発業者が相次いで倒産すれば、取引業者だけでなく資金を貸し付けていた銀行も倒産しかねません。

なので、
”コロナ危機が収束しない中で恒大集団が手持ちの不動産を現金化することができるのか?”
ということを今後、注視する必要があります。

仮に中国で不動産バブルが崩壊すれば、中国国内の消費が落ち込むだけでなく、世界にも波及する可能性がありますから、世界同時株安に発展する可能性があります。

もし、世界同時株安に発展した場合はショートすれば大丈夫です。
何故かわからないなら、もう少し勉強しましょう。

あと2日で8月も終わりますし、甲子園も終わりましたので一気に夏が終わった感が出てきました。
智弁和歌山が優勝。
ちらっと見たのですが、ほぼほぼ同じユニフォームなので、すっごい豪華な紅白戦のようでちょっと面白かったです。
はい、黙ります。
4日後にはモデルナワクチン2回目打ってきます。ばりビビってます。💉

それでは、
明日からも適当に頑張りましょう。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

🐶今回のイッヌ🐶
降りたいけどちょっと怖いベルちゃん🐶💕

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