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インバウンド集客によるオーバーツーリズムの嘘と本当

インバウンド6,000万人時代でも集客できない

インバウンドの増加とオーバーツーリズム

今回はインバウンドのオーバーツーリズムの可能性について論じます。政府目標としてはインバウンド6,000万人を目指していて、そこで問題になるのが海外の人が来た時に対応ができるのかというオーバーツーリズムです。オーバーツーリズムとは特定の観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民の生活や自然環境、景観等に対して受忍限度を超える負の影響をもたらしたり、観光客の満足度を著しく低下させるような状況のことを指します。

主要都市におけるオーバーツーリズムの可能性

2023年6月のデータでは東京は宿泊者数が367万1020人と2019年同月対比で151.7%。福岡は42万3,400人で107%。つまり東京や福岡はインバウンド6,000万人時代となれば、単純計算3,000万人時代から2倍インバウンドが増加するため、東京は1ヶ月700万人、福岡は80万人も増える可能性があります。まさにオーバーツーリズムです。

しかし日本全体的に考えるとインバウンド6,000万人時代に到達しても潤わない県、潤わない市はもちろんあるはずです。つまりオーバーツーリズムという言葉に惑わされてはいけません。東京の銀座エリアではインバウンドの増加は顕著ですが、それでもインバウンドが集客できていないというお店は存在します。

インバウンドを取り込もうと思わなければインバウンドは増えないのです。ただ待ってて6,000万人になったからインバウンド売上が増えることは、立地環境が良い以外ではあり得ません。オーバーツーリズムの観点を決して軽はずみに論じてはダメだなと思っております。

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