【詩】隻腕の犬
リードに繋がれた犬は、
左前脚が無かった。
生まれつきのハンディキャップ、
だけど彼にとっては常識だ。
水溜まり、浜辺、
アスファルト舗装の上。
三本の脚でアンバランスに、
だが器用にタッタと歩く。
四本脚への憧れは無い。
確かに歩きやすいし立ちやすいが、
四本でも三本でも、
彼にとっては変わらない。
誰よりも苦労し、
誰よりも楽観的。
そんな彼はボーダーコリー、
名は「ガッツ」である。
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リードに繋がれた犬は、
左前脚が無かった。
生まれつきのハンディキャップ、
だけど彼にとっては常識だ。
水溜まり、浜辺、
アスファルト舗装の上。
三本の脚でアンバランスに、
だが器用にタッタと歩く。
四本脚への憧れは無い。
確かに歩きやすいし立ちやすいが、
四本でも三本でも、
彼にとっては変わらない。
誰よりも苦労し、
誰よりも楽観的。
そんな彼はボーダーコリー、
名は「ガッツ」である。
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