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新しい時代の新しい伝え方 -初めてオンラインセミナーを開いた話-

 こんにちは。

 インクルード公式note編集部です。

 前回は、インクルードが新しい社名に込めた想いや、今後の目標などについてお伝えしました。第5回目となる今回は、「新しい時代の新しい伝え方」をテーマに、インクルードとして初となるオンラインセミナーへの取り組みについてご紹介します!

1.誰も予想していなかった、新しい社会

 2020年4月7日の緊急事態宣言を受けて、私たちの生活は大きく変わりました。それまでは多くの人が満員電車で通勤し、同じ部屋でみんなで机を並べて仕事をし、夜は居酒屋で仲間たちと騒ぐという、何十年も続いてきたそんな生活は、突如、大きく変わることになりました。

 「ソーシャルディスタンス」という言葉がテレビや新聞、インターネット上で何度も目にするようになり、私たちは物理的な「社会的距離」をとることを余儀なくされました。“同じ場所に集まり同じことをする”というこれまで当たり前だった光景は、もはや「昔の風景」になりつつあるのです。

 しかしそれでも、私たちは社会活動を止めることはできません。学校、仕事、またはその他の人間関係など、私たちが生きていくために大きな意味や価値を持つ社会活動がたくさんあります。
 この時勢における「新しい生活様式」では、緊急事態宣言が解除されてもなお、いわゆる“不要不急の外出”や“三密”を避けることが推奨されています。こうした予防策をとりつつ、社会活動を止めない過ごし方・働き方こそが、まさにこれからの社会に求められているものであると私たちは考えています。

 そんな時代だからこそ、私たちインクルードは「社会課題を解決する」という観点から、誰かの役に立ちたい、少しでも有益な情報を提供したいという想いの実現方法を模索しています。そんな中、ひとつの結論としてたどり着いたのが、「オンラインセミナー」の実施でした。

2.オンラインセミナーのはじまりと裏側

 編集部(以下、「編」):今回は、インクルード初のオンラインセミナーの立役者ともいえるおふたりにお話を伺います。障害福祉グループの山川さんと、イノベーションチームの赤星さんです。よろしくお願いします。

山川(以下、「山」):よろしくお願いします。

赤星(以下、「赤」):よろしくお願いします。

編:インクルードではこれまでに、「第一回:COVID-19にマインドフルネスで立ち向かう」「第二回:テレワークのストレス対策〜コロナうつを予防するブレインフィットネス~」「第三回:パワーハラスメント対策」という3つのオンラインセミナーを実施してきました。オンラインセミナーはインクルードとして初めての試みということですが、セミナーをオンラインで開催しようと思ったきっかけや経緯・想いなどをお聞かせいただけますか。

山:はい。きっかけとなったのは、新型コロナウイルス感染症の影響ですね。新型コロナによって、企業従事者の方々の働き方が大きく変化していくことが予想されました。そうした働き方の中で精神的な不調が生じうることを考えると、何か予防策を提供することはできないかと考えるようになりました

編:なるほど。そのための方法が、オンラインセミナーということですね。

山:その通りです。インクルードではもともと企業におけるメンタル不調者の就労・復職支援に携わっていたことから、コロナ環境下における皆様の働き方を改善するための情報発信方法として、オンラインによるセミナーを考えるようになったのです。

編:初めてのオンラインセミナーということで、まったくのゼロからのスタートだったと思うのですが、実施する上での大きな苦労などはありましたか?

山:そうですね。オンラインツールの使用などに慣れていないこともあり、セミナーの講師との台本作成や構成の確認だけでなく、機材準備の担当者との打ち合わせなど、限られた時間の中で進めることや集客活動などで大変なこともありました。また、第一回のセミナーでは本番中のトラブルもあり、慣れていないということもあって苦労したことを覚えています。

編:たしかにオンラインでとなると、機器の設定などでも課題や問題などがあったと思います。この点に関しては、インクルードのイノベーションチームがITやネットワーク関連に強いということで、担当者の赤星さんにフォローに入っていただいたと伺いました。赤星さんから見て、セミナー前やセミナー時に大変なことはあったのでしょうか。

赤:視聴者の方々が操作方法で悩まれたときやトラブルがあった際にすぐに対応できるよう、セミナー時にはリアルタイムでの問い合わせを受け付けていました。いざセミナーが始まると、オンラインツールであるZoomの使い方についての問い合わせを想定していた以上にいただきました。

編:私たちにとって初めてというだけでなく、参加される方の中にもオンラインセミナーが初めてだという方もいらしたと思います。そういう意味では、たしかに疑問や質問も少なくなかったのかもしれませんね。

赤:Zoomを使ったことがないという方もいましたので、電話での説明が難しいところもありました。

編:なるほど。それでも無事に解決されたとのことで、ひとまず成功だったといえるのではないでしょうか。ちなみにですが、これまでに三回のオンラインセミナーを終えて特に印象に残っていることはありますか?

山:各セミナーに欠かさずご参加いただいている方がいらっしゃったり、アンケートなどを通して色々なご意見をいただけていることですね。直接お会いするのが難しいご時世でも、こうしてオンラインを使用して色々な方と情報を共有できたり、お知り合いになるきかっけができたことがとても嬉しかったです

編:ぜひとも、今後もオンラインセミナーを続けていくことができればと思います。今後の展開などについては何かお考えがあるのでしょうか。

山:実はオンラインセミナーも第1回~第3回までで様々な変化がありまして、第1回のセミナーはライブ感を出すためにホワイトボードを使用した講義形式でお送りし、第2回は講話を主にした座学形式でお送りしました。また、第3回は司会者と講師との対話形式パターンにしたりと、様々な形でお送りさせていただいています。

編:形式ばった一辺倒なスタイルではなく、より伝わりやすくするための工夫があるということですね。

山:そうですね。また、アンケートでは事例内容を基にしたセミナー希望が多いということもあり、これまでのサービス事例に基づくお話や、ご協力関係にある企業様と合同でセミナーを実施できないかなどの企画を練っている最中です

編:今後もますます、さまざまな形で情報を発信を行っていくということですね!

3.これからの社会と、これからのインクルード

 今回初めての試みとなった「オンラインセミナー」。インタビューの中でもあったように、今後は参加者の方々からいただいたアンケートを基に、より良い形・より良いお話をお送りしていくことができればと考えています。

 実は、インクルードではセミナー以外にも、「新しい生活様式」を体現するためのオンラインの取り組みをいくつか行っています。たとえば、就労移行支援や復職(リワーク)サービスの一部をオンラインで行う「在宅訓練」や、従業員・スタッフがより効率的に働ける「在宅勤務(テレワーク)」の導入など、これからの社会に求められる企業でありつづけるために、オンラインのメリットを最大限に活用した取り組みを目指しています。具体的な取り組み内容に関しては、次回のnoteでお伝えできればと思います!

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